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12月の雑学30選~師走の夜長に話したいネタ~

12月雑学

今年も残すところあとわずか、カレンダーの最後を飾る12月がやってきましたね。街はクリスマスや年末の準備で慌ただしいですが、そんな時期だからこそ、ちょっとした会話のネタが役に立つものです。「なぜ師走と呼ぶの?」「サンタの服はなぜ赤いの?」など、知れば誰かに話したくなる12月にまつわる面白い雑学を集めました。忙しい合間の息抜きに、ぜひ楽しんでいってください。

 

1.師走の由来は僧侶

12月の別名として有名な「師走(しわす)」。この「師」が誰を指すかご存知でしょうか。有力な説は、お経をあげるために東西を走り回る「僧侶(師)」が走る月というものです。年末は法要などで昔からお坊さんが大忙しだったんですね。他にも「四季が果てる=四極(しはつ)」や「年が果てる=年果つ(としはつ)」が変化したという説もあり、古くから一年の締めくくりを意識した呼び名だったことがわかります。

 

2.Decemberは「10」

英語で12月は「December」ですが、語源となっているラテン語の「Decem」は、実は数字の「10」を意味します。12月なのに10なのは、古代ローマの暦が現在の3月(March)から始まっていたためです。3月から数えて10番目の月だった名残が、暦が変わった現在でもそのまま使われているのですね。ちなみに「October(10月)」がタコ(Octopus)と同じ「8」を意味するのも同じ理由です。

 

3.冬至とカボチャ

一年で最も昼が短い「冬至」にカボチャを食べる風習。これはカボチャがビタミンAやカロテン豊富で、風邪予防に最適だったという先人の知恵です。また、カボチャは漢字で「南瓜(なんきん)」と書き、「ん」が2つつくことから「運盛り」といって縁起が良いともされています。冬至には「ん」のつく食べ物を食べると運気が上がると言われているので、レンコンやニンジンもおすすめですよ。

 

4.柚子湯に入る理由

冬至といえば「柚子湯」も欠かせませんね。これには、強い香りで邪気を払うという意味と、「柚子(ゆず)」と「融通(ゆうずう)がきく」、「冬至(とうじ)」と「湯治(とうじ)」をかけた語呂合わせの意味があります。もちろん実用的な効果も抜群で、柚子の皮に含まれる精油成分には血行促進効果があり、冷え性を改善して風邪を防ぐとされています。理にかなった日本の素敵な習慣ですね。

 

5.Xmasの「イブ」

クリスマスの前日を「イブ」と呼びますが、これは「イブニング(Evening)」、つまり「晩」を意味する言葉の短縮形です。昔の暦では日没が一日の始まりとされていたため、24日の日没からすでに25日のクリスマスが始まっていました。つまりイブは「前夜」ではなく、「クリスマスの夜(当日の夜)」というのが本来の意味なのです。

 

6.サンタの服はなぜ赤

サンタクロースといえば赤い服ですが、元々の伝承では青や緑など様々な色の服を着ていました。現在の「赤と白」のイメージを世界中に定着させたのは、なんとコカ・コーラ社の広告だと言われています。1930年代、冬にコーラを飲んでもらうキャンペーンで、コーラのブランドカラーである赤い服を着たサンタを描いたところ、その温かみのある姿が大ヒットし、世界標準になったのです。

 

7.トナカイの秘密

サンタのソリを引くトナカイですが、実は全員メスである可能性が高いという説があります。トナカイはオスもメスも角が生えますが、オスは繁殖期が終わる秋から冬にかけて角が抜け落ちてしまいます。一方、メスは春の出産まで角が生えています。つまり、クリスマスの時期に立派な角があるのはメスだけなのです。ルドルフも実は女の子だったかもしれませんね。

 

8.Xmasの「X」とは

「Xmas」と書くときの「X」は、英語のエックスではなく、ギリシャ語の「Χ(カイ)」という文字です。これはキリスト(Christos)の頭文字にあたります。そのため、本来は「Xmas」と書いても発音は「エックスマス」ではなく「クリスマス」と読むのが正解。ちなみに、一時期「X'mas」とアポストロフィを入れる表記が日本で流行りましたが、省略形ではないためアポストロフィは不要です。

 

9.ケーキを食べる理由

クリスマスにショートケーキを食べるのは、実は日本独自の文化です。発祥は諸説ありますが、お菓子メーカーの不二家が大正時代に広めた戦略が成功したと言われています。海外では、ドイツならシュトーレン、イギリスならプディングなど、ドライフルーツを使った保存の効くお菓子が主流。生クリームの白いケーキで祝うのは、日本ならではの贅沢な楽しみ方なんですね。

 

10.除夜の鐘は108

大晦日につく除夜の鐘は108回。これは人間の持つ煩悩の数だと言われています。「眼・耳・鼻・舌・身・意」の六根が、それぞれ「好・悪・平」の状態になり、さらに「浄・染」に分かれ、それが「過去・現在・未来」にある…という計算(6×3×2×3)で108になります。107回は年内につき、最後の1回は新年について、新しい年の煩悩を払うとされています。

 

11.年越しそばの由来

大晦日に食べる「年越しそば」。この習慣にはいくつかの意味が込められています。そばは細く長く伸びることから「健康長寿」を願う説、そして他の麺類よりも切れやすいことから「一年の厄災を断ち切る」という説が有名です。また、昔の金細工職人が飛び散った金粉を集めるのにそば粉を使ったことから、「金運を集める」という縁起の良い意味も含まれているんですよ。

 

12.ベートーヴェン第九

日本の年末といえば「第九」の合唱ですが、これも日本独特の現象です。第二次世界大戦後、楽団員の給料を稼ぐために、客入りが見込める大曲として年末に演奏したのが始まりと言われています。合唱団の数も多いため、チケットがたくさん売れたのですね。今では年末の風物詩として定着し、「歓喜の歌」で一年を締めくくるのが日本の伝統となりました。

 

13.大掃除のルーツ

年末の大掃除は、単に部屋を綺麗にするだけでなく、神様を迎えるための神聖な儀式「煤払い(すすはらい)」がルーツです。お正月の神様である歳神様(としがみさま)は、清浄な場所に降りてくると信じられていました。そのため、一年の煤や汚れを落とし、清らかな状態で新年を迎える準備をしたのです。本来は12月13日から始めるのが習わしとされています。

 

14.ポインセチアの赤

12月の街を彩る赤い植物「ポインセチア」。あの赤い部分は花ではなく、実は「苞(ほう)」と呼ばれる葉っぱです。本当の花は中心にある黄色い粒のような部分。花言葉は「祝福」や「聖なる願い」で、その形がベツレヘムの星に似ていることからクリスマスフラワーとして定着しました。実は寒さに弱い植物なので、暖かい室内で管理するのが長持ちの秘訣です。

 

15.今年の漢字

12月中旬に京都の清水寺で発表される「今年の漢字」。これは日本漢字能力検定協会が公募で選んでいるものです。清水寺の住職が巨大な和紙に揮毫(きごう)する姿はおなじみですが、あの筆、実は牛の尻尾の毛などを使った特注品。書き終わった書は清水寺に奉納され、その年ごとの世相を後世に伝える役割を果たしています。一年の世相を振り返る良いきっかけになりますね。

 

16.冬のダイヤモンド

12月の夜空は空気が澄んでいて星観察に最適です。特に注目したいのが「冬のダイヤモンド」。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、オリオン座のリゲルを結んでできる六角形のアステリズムです。一等星が多く含まれているため、街明かりのある場所でも比較的見つけやすいのが特徴です。

 

17.12月の誕生石

12月の誕生石には「ターコイズ(トルコ石)」や「ラピスラズリ」、「タンザナイト」などがあります。特にターコイズは「成功」や「繁栄」を象徴する石。古くから旅のお守りとしても重宝されてきました。面白いのは、これらの石がすべて「青色」系統であること。冬の澄み切った青空や夜空を連想させる美しい宝石たちが、12月生まれの人を守ってくれるとされています。

 

18.赤穂浪士の討ち入り

時代劇でおなじみの「忠臣蔵」。赤穂浪士が吉良邸に討ち入りをしたのは、元禄15年の12月14日です。この日は現在でも、ゆかりの地である東京の泉岳寺や兵庫の赤穂市で「義士祭」が行われます。雪の降る中での討ち入りシーンが有名ですが、史実でも当日は雪が降っていたとか。日本人の心に響く忠義の物語として、年末になると必ず話題に上がる出来事です。

 

19.年賀状の引き受け

お正月に届く年賀状、現在は12月15日から引き受けが始まります。元旦に確実に届けるためには、12月25日までに投函することが推奨されていますね。実は年賀状の習慣は平安時代からありましたが、郵便制度として定着したのは明治時代。メールやSNSで済ませることも増えましたが、手書きの文字で届く新年の挨拶には、デジタルにはない温かい心遣いが感じられます。

 

20.正月事始め

12月13日は「正月事始め(しょうがつことはじめ)」と呼ばれる日です。昔はこの日に山へ行って門松やお雑煮を煮るための薪を取りに行く「松迎え」を行っていました。大掃除のルーツである「煤払い」もこの日に行われます。現代では早すぎる気もしますが、昔の人は半月以上かけてじっくりと神様を迎える準備を整えていたのですね。

 

21.こたつとミカン

日本の冬の風物詩「こたつでミカン」。これは単に美味しいだけでなく、理にかなった組み合わせです。ミカンにはビタミンCが豊富に含まれており、乾燥する冬の風邪予防に効果的。また、こたつに入っていると水分不足になりがちですが、ミカンは水分も補給できます。ただし、暖かくて動かなくなるので、運動不足には注意が必要かもしれませんね。

 

22.ボクシングデー

イギリスやオーストラリアなどでは、クリスマスの翌日12月26日を「ボクシングデー」として祝日にしています。これはスポーツのボクシングではなく、「箱(Box)」に由来します。教会が貧しい人たちのために寄付を募った箱を開ける日だった、あるいは使用人が主人からプレゼントの箱をもらって休日を与えられた日、などの説があります。現在は大規模なセールの開始日として賑わいます。

 

23.南半球のクリスマス

日本は真冬のクリスマスですが、オーストラリアやブラジルなど南半球の国々は真夏にクリスマスを迎えます。サンタクロースも分厚いコートではなく、半袖短パン姿でサーフィンに乗って登場することも!食事も熱々のローストチキンではなく、ビーチでバーベキューを楽しむのが一般的。所変われば品変わる、一度は体験してみたい開放的なクリスマスですね。

 

24.ふたご座流星群

12月中旬に見頃を迎える「ふたご座流星群」。1月のしぶんぎ座、8月のペルセウス座と並ぶ「三大流星群」の一つです。特徴は、一晩に見られる流れ星の数が非常に多く、条件が良ければ1時間に数十個も見られること。夜が長い12月は観測のチャンスも長く、寒さ対策さえしっかりすれば、初心者でも楽しみやすい天体ショーです。

 

25.大晦日の「晦日」

12月31日を大晦日(おおみそか)と呼びますが、もともと「晦日(みそか)」とは「三十日」のこと、つまり月の最後の日を指す言葉でした。毎月の最終日を晦日と呼び、一年の最後である12月の晦日だけ特別なものとして「大」をつけて呼ぶようになったのです。月が隠れる「月隠(つきごもり)」が転じて「つごもり」とも呼ばれる、一年で最も夜が特別視される日です。

 

26.第九の「初演」

年末の定番であるベートーヴェンの「第九」。実はベートーヴェンがこの曲を完成させた時、彼はすでに聴力をほとんど失っていました。1824年の初演時、指揮を執ったものの拍手の音が聞こえず、見かねた歌手が彼を客席の方へ振り向かせ、初めて万雷の拍手を目にして涙したという逸話があります。苦難を超えて生み出された歓喜のメッセージだからこそ、年末の心に響くのかもしれません。

 

27.数の子と子孫繁栄

おせち料理の準備も12月の大切な仕事。中でも「数の子」は欠かせません。ニシンの卵である数の子は、卵の数が非常に多いことから「子孫繁栄」を願う縁起物とされています。ちなみに「ニシン」は「二親」に通じ、両親が健在であるようにという願いも込められています。塩抜きや味付けに手間がかかりますが、その手間こそが家族への思いやりの表れなのです。

 

28.12月の誕生花

12月の誕生花の一つに「シクラメン」があります。寒い冬に鮮やかな花を咲かせることから、冬の鉢植えの女王とも呼ばれます。花言葉は色によって異なりますが、赤は「嫉妬」、白は「清純」、ピンクは「憧れ」など。うつむき加減に咲く姿から「内気」や「はにかみ」といった花言葉もあります。クリスマスの贈り物としても人気ですが、花言葉の意味を添えるとより素敵ですね。

 

29.雪の結晶の形

12月に降り始める雪。雪の結晶といえば六角形の美しい形を思い浮かべますが、実は湿度や温度によって形が千差万別になります。これを研究した物理学者の中谷宇吉郎は「雪は天から送られた手紙である」という名言を残しました。地上に届いた雪の結晶を見れば、上空の気象条件がわかるという意味です。手袋の上に乗った雪をよく見ると、空からのメッセージが読めるかもしれません。

 

30.一陽来復の願い

冬至は太陽の力が一番弱まる日ですが、翌日からは再び日が長くなっていきます。このことを昔の人は「一陽来復(いちようらいふく)」と呼びました。冬が去り春が来ること、そして「悪いことが続いたあとには、幸運が向かってくる」という意味があります。12月は終わりの月ではなく、次の新しい光に向かうための希望のスタートラインでもあるのです。

 

まとめ

12月にまつわる雑学30選、いかがでしたでしょうか。慌ただしく過ぎ去ってしまう「師走」ですが、その一日一日には先人たちの知恵や、心温まるエピソードがたくさん詰まっています。今年の年末は、こたつでミカンを食べながら、あるいはクリスマスケーキを囲みながら、ぜひこの雑学を家族や友人に披露してみてください。会話が弾んで、きっと笑顔あふれる素敵な締めくくりになるはずです。

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