ディズニーを知っているつもりでも、実はまだ知らないことがたくさんあります。あの人気キャラクターの裏話、パークの隠された仕掛け、創業者ウォルトの驚くべき信念──どれも読めば「へぇ!」が止まらない!
この記事では、ディズニーの世界を徹底解剖。あなたの知らないディズニーの秘密が、ここにあります。
ディズニーの面白い歴史
1. 才能なしと言われた過去
ディズニーの創業者ウォルト・ディズニーは、若い頃に新聞社にイラストを持ち込んだ際、「想像力に欠け、才能がない」と断られたことがあります。
2. 最初の会社の倒産
ウォルト・ディズニーがクリエイターとして活動を始めた当初、まず「ラフ・オ・グラム社」という会社を立ち上げましたが、倒産するという苦難を経験しています。この悔しさが後にミッキーマウスを生み出す原動力の一つとなりました。
3. 驚異的な最多受賞記録
ウォルト・ディズニーは生涯で26個のオスカー像を獲得しました(コンペティティブ部門22個+名誉賞4個)。これはアカデミー賞の個人最多受賞記録です。ノミネート回数は59回にも及びます。
4. 3つの名誉学位を取得
ウォルト・ディズニーは正規の大学教育は受けていませんでしたが、科学修士と2つの芸術学位を含む、合計3つの名誉学位を授与されています。彼の功績が学術的な側面からも評価された証です。
5. 自宅の庭の鉄道趣味
ウォルト・ディズニーの最高の趣味は、自宅の庭に1/8スケールのミニチュア鉄道「キャロルウッド・パシフィック鉄道」を走らせることでした。彼は未来の交通システムに関心があり、この趣味はディズニーランドのモノレール構想にも影響を与えました。
6. 米国初の旅客モノレール
ディズニーランドのモノレールは1959年に開業し、これはアメリカで最初の「日常的に運行される旅客モノレール」となりました。ウォルト・ディズニーは未来の交通システムを実証したかったのです。
7. 成功のきっかけは白雪姫
『白雪姫』(1937年公開)は製作費が当時としては破格の高額で「ディズニーの愚行」と揶揄されましたが、世界中で大成功を収めました。アニメ映画が子供だましではなく、芸術として認められるきっかけとなった歴史的作品です。
8. 初のアニメ作品賞ノミネート
『美女と野獣』は、アニメーション映画として史上初めてアカデミー賞の「作品賞」にノミネートされるという快挙を達成しました。これはディズニー作品の地位を確立する大きな出来事でした。
9. 世界初のフルCG長編映画
『トイ・ストーリー』は1995年に公開され、世界で初めての「フルCGアニメーション長編映画」となりました。この革命的な技術は映画史を塗り替えることとなりました。
10. CGを初使用のコルドロン
ディズニーの長編アニメーション映画『コルドロン(黒い大鍋)』(1985年)は、部分的にCGIを使用した初のディズニー長編作品でした。フルCGの『トイ・ストーリー』より10年も前のことです。
11. カラー独占契約
ディズニーは1934年から1936年まで3色テクニカラーを独占する契約を結んでいたため、この期間、他社はフルカラーのアニメーション映画を作ることができませんでした。
12. 家政婦への株の贈り物
ウォルトの家政婦テルマは、ウォルトから毎年クリスマスや誕生日に株を受け取っていました。1994年に彼女が亡くなった際、その株は900万ドル相当以上の価値になっていました。
13. ドリトス誕生の説
スナック菓子「ドリトス」は、1960年代にディズニーランド内のレストラン「カサ・デ・フリトス」で、廃棄予定だったトルティーヤを揚げて再利用したのが始まりという説があります。
14. ウォーリーの名の由来
ピクサー映画の主人公ロボット「WALL-E(ウォーリー)」の名前は、ウォルト・エリアス・ディズニー(Walt Elias Disney)にちなんでいるという噂があります。ただし、監督は「偶然の一致」としているため、ファンの間での都市伝説的な側面もあります。
15. R2D2と同じ声
ピクサーのキャラクターであるウォーリーと、『スター・ウォーズ』のR2D2の声(音)は、同じ音響デザイナーであるベン・バートの手によるもので、同じ音源技術が使用されています。
キャラクターと映画作品の秘密
16. 妻の提案でミッキーに
ミッキーマウスは当初「モーティマーマウス」になる予定でしたが、ウォルトの妻リリアンが「ミッキー」の方が親しみやすくて良いと提案して名前が変更されました。
17. 権利喪失からの誕生
ミッキーマウスは、ウォルトが手がけたキャラクター「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」の版権を奪われたことがきっかけで誕生しました。最大のピンチが新たなアイコンを生む原動力となったのです。
18. ミッキーの最初の言葉
ミッキーマウスが初めて発した言葉は、デビュー作の『蒸気船ウィリー』ではなく、1929年の作品『カーニバル・キッド』での「ホットドッグ!」という台詞でした。
19. 世界初のアニメ
ミッキーマウスのデビュー作である1928年の短編アニメーション映画『蒸気船ウィリー』は、世界で初めて音声と映像が同期(トーキー)した短編アニメーションとして公開されました。
20. 声優は実生活で夫婦
ミッキーマウスの声を長年担当したウェイン・オルウィンと、ミニーマウスの声優ラス・テイラーは、実生活でも結婚していました。キャラクターのロマンスが現実になった形です。
21. ミッキーの手は4本指
ミッキーの手には4本しか指がありません。これはアニメーション制作の効率化を図るためと、指が5本だと手がバナナの房のように見えてしまうのを避けるためです。
22. 丸く見える耳の秘密
ミッキーの耳は、どの角度から見ても丸く見えるように描かれています。3D作品においても、角度によって形が崩れないよう、常にカメラに対して円形に見えるような特殊な処理が施されています。
23. グーフィーは擬人化された犬
グーフィーは犬のキャラクターですが、同じく犬のプルートとは異なり、二足歩行で人間のように話します。この設定の違いについて、公式には「グーフィーは擬人化された犬」と説明されています。
24. プルートの名前の由来
プルートの名前は、1930年に冥王星(Pluto)が発見されたことにちなんで名付けられました。当時の宇宙ブームの影響を受けたネーミングです。
25. クラリスの少ない出演
チップとデールの憧れの歌姫クラリスは、実は映像作品には1952年の短編映画『リスの音楽合戦』の1本にしか登場していません。パークでの人気の高さからすると意外な事実です。
26. ライオン・キングの初期企画
『ライオン・キング』は開発初期段階で「ジャングル・キング」という仮タイトルでした。しかし、ライオンはジャングルではなくサバンナに住むため、現在のタイトルに変更されました。
27. ライオンの咆哮は虎
『ライオン・キング』のライオンの咆哮は、実際には虎の咆哮が使われています。本物のライオンの咆哮は、映画の迫力あるシーンで使うには少し低く静かすぎたためです。
28. ジーニー役の即興演技
『アラジン』でジーニーを演じたロビン・ウィリアムズは、アフレコで大量の即興演技(アドリブ)を行いました。そのあまりの面白さに、脚本やアニメーションの方が彼の演技に合わせて修正されました。
29. Let It Goの奇跡的誕生
『アナと雪の女王』の名曲「Let It Go」は、当初悪役として描かれる予定だったエルサの設定を一変させました。曲のあまりの素晴らしさに、製作陣は彼女を「自分を解放するヒロイン」として物語を再構築したのです。
30. 戴冠式でのクロスオーバー
『アナと雪の女王』のエルサの戴冠式シーンには、『塔の上のラプンツェル』のラプンツェルとフリン・ライダー(ユージーン)がゲストとして一瞬登場しています。
31. ラプンツェルの髪の技術
『塔の上のラプンツェル』の約21メートルもの髪の動きを表現するため、新しいソフトウェアが開発されました。日本人エンジニアも開発に関わり、7万本の髪の毛の動きをシミュレーションしています。
32. エルビス曲の使用数
『リロ・アンド・スティッチ』は、エルビス・プレスリーの楽曲を、彼自身が出演したどの映画よりも多く使用しています。
33. ピザ・プラネットの伝統
『トイ・ストーリー』に登場する「ピザ・プラネット」のデリバリートラックは、ほぼ全てのピクサー映画に隠れキャラとして登場しています(『Mr.インクレディブル』を除く)。
34. ベイマックスの舞台設定
『ベイマックス』の舞台「サンフランソウキョウ」は、サンフランシスコと東京を融合させた架空都市です。街の看板や建築デザインには日本語や日本の要素が多く取り入れられています。
35. 魔法使いの名前の逆読み
『ファンタジア』に登場する偉大な魔法使いの名前「イェン・シッド (Yen Sid)」は、ウォルト・ディズニー (Disney) を逆から読んだものです。
36. 初の左利き王女
『プリンセスと魔法のキス』のティアナは、ディズニープリンセスの中で初の左利きキャラクターとして描かれています(声優のアニカ・ノニ・ローズのリクエストによるものです)。
37. 台詞のない主役ダンボ
『ダンボ』の主人公ダンボは、映画全編を通して一言も喋りません。これはディズニー長編アニメーションの主役としては極めて珍しい例です。
38. 初のTV放映アニメ
『不思議の国のアリス』は、1954年にディズニー作品として初めてテレビで放映された長編アニメーション映画となりました。
39. 白雪姫に本物の化粧
『白雪姫』の頬の赤みをリアルに表現するため、インク&ペイント部門の女性スタッフが、セル画の上に本物の化粧品(チークなど)を塗って試行錯誤したという逸話があります。
40. ニックのアロハシャツの柄
『ズートピア』のニック・ワイルドが着ているアロハシャツの柄をよく見ると、小さなミッキーマウスの顔が隠されています。
41. 隠された記号「A113」
多くのピクサー作品やディズニー作品に登場する「A113」という番号。これは、多くのアニメーターが学んだカリフォルニア芸術大学(カルアーツ)の教室番号に由来しています。
アトラクション&パークデザイン豆知識
42. 強制遠近法の建物
パーク内の建物は遠近法を使って実際より大きく見えるように設計されています。メインストリートUSAやワールドバザールでは、上にいくほど窓のサイズが小さくなっており、2階、3階とスケールが縮小されています。
43. 匂いの演出
パーク内では「香り」も演出の一つです。アトラクション「プーさんのハニーハント」の蜂蜜の香りや、「カリブの海賊」の独特な塩素と火薬のような匂いなど、嗅覚で記憶に残る仕掛けが施されています。
44. 300体の手作り人形
「イッツ・ア・スモールワールド」には約300体の人形(オーディオアニマトロニクス)があり、衣装はすべてその地域や文化に基づいたデザインで作られています。
45. 船長のアドリブ文化
ジャングルクルーズのスキッパー(船長)は、基本の台本に加え、独自のジョークやアドリブを交えることが推奨されています。そのため、乗る船長によって案内が変わり、何度乗っても楽しめます。
46. 50年前の特殊効果
ホーンテッドマンションの舞踏会シーンで幽霊が現れたり消えたりする仕掛けは、「ペッパーズ・ゴースト」という19世紀からある古典的な視覚トリックを応用していますが、今でも驚くほど効果的です。
47. アトラクションが映画の元
映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』は、アトラクション「カリブの海賊」を原案として制作されました。映画の大ヒットを受け、逆にアトラクション側にジャック・スパロウが登場するようになりました。
48. ゴミ箱の配置間隔
ゴミ箱は、ウォルト・ディズニーが「人がゴミを捨てずに持ち歩ける限界」と観察した距離に基づき、約30フィート(約9メートル)間隔で配置されています。
49. 疲労軽減の地面加工
パーク内の地面の色や素材は、エリアごとのテーマに合わせているだけでなく、ゲストが長時間歩いても疲れにくいよう適度な弾力性を持たせた舗装になっている場所があります。
50. 最速アトラクション
東京ディズニーランドのアトラクションの中で最も速いのは「スプラッシュ・マウンテン」で、滝つぼへ落下する際の最高速度は約62km/hに達します。
51. カリブの海賊の流れ星
『カリブの海賊』の序盤、静かな入り江(ブルーバイユー・レストラン付近)の夜空には、時折流れ星が流れる演出があります。見逃しやすいロマンチックなポイントです。
52. 浅い水深の秘密
『カリブの海賊』や『ジャングルクルーズ』の水路は、実は非常に浅く作られています(場所によりますが数十センチ程度)。水に色をつけることで底を見えなくし、深さを感じさせています。
53. しゃべりだすマンホール
トゥーンタウンには、踏むと中からコミカルな声が聞こえてくるマンホールがあります。トゥーンタウンならではのイタズラ心あふれる仕掛けです。
54. ミニーの鏡の仕掛け
トゥーンタウンのミニーの家にあるドレッサーの鏡を覗き込むと、瞳の中にハートマークが映るような照明の仕掛けが施されています。
55. クリッターカントリーの足跡
クリッターカントリーの地面には、小動物たちの足跡がたくさんついています。よく見ると、クリッター(小動物)たちが生活している様子が想像できる配置になっています。
56. レストランの煙突の合図
クリッターカントリーの「グランマ・サラのキッチン」の煙突からは煙が出ることがあります。これは「サラおばあちゃんが料理をしている」という演出です。
57. ミニーの隣はウォルトの兄
東京ディズニーランドのワールドバザール入口にある「シェアリング・ザ・マジック」像でミニーマウスの隣に座っているのは、ウォルトの兄ロイ・O・ディズニーです。彼はウォルトの夢を財政面で支え、ウォルト死後のパーク建設を実現させました。
58. 駐車場ラインの角度
東京ディズニーリゾートなどの駐車場ラインは、駐車しやすく、かつ出庫時の切り返しが少なくて済むよう、斜め(60度など)に引かれているエリアがあります。
59. 蚊がほとんどいない理由
特にフロリダのディズニー・ワールドでは、水たまりを作らない徹底した水管理や、流れる水の利用により、蚊が極端に少ない環境を維持しています。東京でも植栽や水質の管理により害虫を抑制しています。
60. 雨の日限定パレード
通常のパレードが雨で中止になった際、雨の日限定のミニパレード(東京では『ナイトフォール・グロウ』など)が行われることがあります。悪天候でもゲストをガッカリさせないための配慮です。
61. 変わらない入園の音
入園ゲートでチケットをかざした時に鳴る「シャラ~ン」という魔法のような音(マジカルサウンド)は、ゲストのワクワク感を高める重要な演出として定着しています。
キャストルール&ホスピタリティ
62. キャストとゲストの呼称
ディズニーでは従業員を「キャスト(役者)」、来園者を「ゲスト(客)」と呼びます。パーク全体を「青空を背景とした巨大なステージ」と見立てているためです。
63. 清掃員の特別な名称
清掃員は「カストーディアル・キャスト」と呼ばれます。彼らは単なる清掃係ではなく、パークの清潔さを保ち、ゲストを案内する重要な役割を担っています。
64. ゴミ箱はトラッシュカン
パーク内のゴミ箱は、夢の世界の雰囲気に合わせてデザインされており、「トラッシュカン」と呼ばれます。ただの「ゴミ箱」という言葉を使わないこだわりがあります。
65. 徹底されたホスピタリティ
キャストには、ゲストが近づいたらアイコンタクトを取り、さらに近づいたら笑顔で挨拶をするという行動基準があります。
66. 「知らない」は禁止
キャストはゲストに質問された際、「わかりません」と答えることは避け、「お調べします」や詳しいキャストに繋ぐなど、必ず何らかの解決策を提示するよう教育されています。
67. 緊急事態は隠語で伝達
パーク内でトラブルや緊急事態が発生した際、キャストはゲストを不安にさせないよう、無線のコードや専門用語(隠語)を使って状況を伝達します。
68. 名札の出身地記載
キャストの名札には名前だけでなく出身地などの地名が書かれていることがあります。これはゲストとの会話のきっかけを作るためのコミュニケーションツールです。
69. サプライズ権限マジカルモーメント
キャストは、ゲストにハピネスを届けるためのささやかな権限を持っています。誕生日シールを渡したり、特別な対応をしたりする「マジカルモーメント」は、キャストの判断で行われることがあります。
70. 水で描くカストーディアルアート
カストーディアル(清掃)キャストが、トイブルーム(ほうき)と水を使って地面にミッキーなどの絵を描くパフォーマンスは、雨上がりや水撒きの際に見られる人気のサプライズです。
71. 笑顔を抑えるキャスト
ホーンテッドマンションのキャストは、不気味な屋敷の雰囲気を守るため、あえて笑顔を見せず、無表情や低いトーンで接客する「役作り」をしています。
72. 全員が掃除係の精神
パーク内では、清掃担当でなくても、役員を含むすべてのキャストがゴミを見つけたら拾う「すべてのキャストがカストーディアル」という精神が根付いています。
73. 夢の国の風船対応
子供が購入した風船を誤って空に飛ばしてしまった場合、状況によってはキャストが新しい風船を渡してくれることがあります。「夢の国では子供を泣かせない」という心遣いの現れです。
ちょっと怖い話&都市伝説
74. カリブの海賊に本物の骨
カリフォルニアのディズニーランドで『カリブの海賊』がオープンした当初、作り物の骸骨の出来に満足できなかったウォルトは、大学の医学部から本物の人骨を借りて装飾に使用していました(現在はレプリカです)。
75. ウォルトの最後の言葉
ウォルト・ディズニーが亡くなる直前に残したメモには、当時子役スターだった「カート・ラッセル」の名前が書かれていました。その意図は今も謎のままですが、彼の将来性を予見していたと言われています。
76. 母親不在の物語の理由
ディズニー映画に母親がいない、または亡くなる設定が多いのは、ウォルト自身が成功後に両親へ贈った家で、ガス漏れ事故により最愛の母を亡くした悲しみと罪悪感が影響しているという説があります。
77. リバティ・スクエアの欠如
フロリダのマジックキングダムにある「リバティ・スクエア」は、下水設備がなかった植民地時代を再現しているため、エリア内にトイレが存在しません。また、地面の茶色い道は、当時の汚水の流れを表現しています。
78. 昔の髭禁止ルール
ディズニーランドでは1950年代から2000年まで、キャストの口髭や顎髭が禁止されていました。唯一の例外は、創業者ウォルト・ディズニー自身でした。
79. マジックキングダムの地下通路
フロリダのマジックキングダムの地下には、「ユーティリドール」と呼ばれる巨大な地下トンネル網があります。キャストやキャラクターが、別のテーマランドの衣装を着たままゲストの前に姿を現さないよう、地下で移動するためです。
80. ホーンテッドマンションの募集
ホーンテッドマンションには999人の幽霊が住んでおり、常に「1000人目の亡霊」を募集しています。これは「あなたも仲間になりませんか?」という不気味な勧誘です。
81. 幽霊たちの悲劇的な過去
ホーンテッドマンションの屋根裏部屋にいる花嫁(コンスタンス)は、歴代の夫を次々と殺害したという恐ろしい設定があります。彼女の周りには夫たちの首のない肖像画が飾られています。
82. ミッキー以外のネズミ対策
カリフォルニアのディズニーランドには、夜になると現れるネズミを駆除するため、数十匹の「野良猫」が住み着いています。彼らは「ディズニーランド・キャッツ」としてパーク公認で管理されています。
83. 城のタイル画にダイヤ
東京ディズニーランドのシンデレラ城の通路にある壁画には、女性のイヤリング部分に「本物のダイヤモンド」が埋め込まれているという有名な都市伝説があります(実際には水晶やガラスとも言われますが、願いが叶うスポットとして人気です)。
84. ミッキーは一人ルール
「ミッキーマウスはこの世に一人しかいない」という世界観を徹底するため、同じ時間帯に異なる場所(または世界の異なるパーク間でも調整されているという噂も)にミッキーが同時に出現しないよう厳格に管理されています。
85. サイン専用の練習
キャラクターたちは、どのパークで誰が演じても同じサインが書けるように、専門のトレーニングを受けています。
86. 隠れミッキーの存在
パーク内の壁や地面、アトラクションの装飾、さらには映画の中にも、ミッキーの形(丸3つ)が隠されています。「ヒドゥン・ミッキー(Hidden Mickey)」と呼ばれ、探すこと自体がエンターテインメントになっています。
87. アリエルは水中から歌う
ディズニーシーのマーメイドラグーンなどで流れる『アンダー・ザ・シー』などの音楽は、壁の反響などを計算し、まるで水中にいるかのように音がこもって聞こえるよう調整されている場所があります。
88. 椅子にドナルドダック柄
ホーンテッドマンションの書斎シーンにある椅子には、よく見ると背もたれの模様がドナルドダックの顔に見えるものがあります。
89. フック船長の弱点
パークでフック船長に会った時、「チクタク、チクタク」と時計の音の真似をして近づくと、彼はワニが来たと勘違いして怯えて逃げ出すリアクションをしてくれることがあります。
ディズニーシーのトリビア
90. 唯一の「海」テーマ
東京ディズニーシーは、世界中のディズニーパークの中で唯一、「海」そのものをテーマにしたパークです。
91. シーではアルコール提供
東京ディズニーシーは開業当初から「お酒が飲める大人向けパーク」として差別化されていました(現在は東京ディズニーランドの一部店舗でもアルコール販売が解禁されています)。
92. 日本企業による運営
東京ディズニーリゾートを運営する「オリエンタルランド」は、ディズニー社からライセンスを受けて経営している日本企業であり、ディズニー社の直営ではありません。
93. 火山の高さと内部構造
プロメテウス火山は高さ51メートルあり、内部には人気アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」が走っています。
94. 火山は排煙設備を兼ねる
プロメテウス火山は、夜のショーなどで使われる花火や特殊効果の煙を排出するための巨大な換気口としての機能も兼ね備えています。
95. 海水ではなく真水を使用
ディズニーシーの広大な海の水は、施設の腐食を防ぐため、海水ではなく真水(水道水)を循環させて使用しています。
96. エリアの精密な時代再現
アメリカンウォーターフロントなどのエリアは、20世紀初頭のニューヨークなど、特定の時代設定に基づいて街並みやポスター、看板などが驚くほど精密に再現されています。
97. ダッフィーの日本での成功
ダッフィー(元はディズニーベア)は、アメリカでは当初あまり人気が出ませんでしたが、東京ディズニーシーで「ダッフィー」として再プロデュースされたことで爆発的な人気キャラクターとなりました。
98. 夜に光る地面の演出
アメリカンウォーターフロントの一部エリアでは、夜になると地面に埋め込まれた光ファイバーや蓄光石が星空のように光る幻想的な演出が見られます。
99. 風の流れを制御する設計
海沿いに位置する東京ディズニーシーは風が強いため、建物や火山の配置を計算し、ショーを行うハーバー周辺の風の影響を軽減するよう設計されています。
100. 城と同じ高さの火山
プロメテウス火山の高さ(51m)は、東京ディズニーランドのシンデレラ城と同じ高さです。これは航空法の制限ギリギリの高さに合わせたためと言われています。
101. マニア!の裏設定
『トイ・ストーリー・マニア!』のゲーム中には、特定のターゲットを順序よく撃つことで高得点のボーナスステージが出現する「隠しコマンド」のような要素が存在します。
まとめ
ディズニーの世界は、知れば知るほど奥深く、どこまでも魅力が広がっています。
映画を観るときも、パークを歩くときも、今日知った“ひとネタ”を思い出せば、きっと今までとは違ったディズニーが見えてくるはずです。これからも夢と魔法の物語を、一緒に楽しんでいきましょう!