「哲学」と聞くと小難しいイメージがありますが、偉人たちの素顔は驚くほど人間味にあふれています。
今回は、数ある哲学雑学記事の中から、特に「明日誰かに話したくなる」面白いエピソードを厳選しました。テスト勉強のような堅苦しさは一切ナシ。へぇ!と驚きながら、知の巨人たちの意外な日常を覗いてみましょう。
【初級】面白い雑学10選
1. ソクラテスの妻の驚きの行動?
- 家の家具を全て破壊した
- 頭から水を浴びせた
- 弟子を全員追い出した
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答え: 2. 頭から水を浴びせた
「無知の知」で有名なソクラテスですが、実は歴史に残るほどの恐妻家でした。妻クサンティッペは非常に気性が荒く、議論に夢中になって働かない夫に対して、頭から水を浴びせたという逸話が残っています。ソクラテスは動じず、「雷のあとには雨が降るものだ」と語ったそうです。
2. プラトンという名前の由来は?
- 肩幅が広かったから
- 声が大きかったから
- 家が裕福だったから
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答え: 1. 肩幅が広かったから
「プラトン」という名前は実は本名ではありません。これはギリシャ語で「広い」という意味で、彼の肩幅が広かったこと、あるいは額が広かったことに由来するあだ名だと言われています。本名は「アリストクレス」。もし彼が華奢な体型だったら、歴史には全く違う名前が載っていたかもしれません。
3. デカルトの死を招いた原因は?
- 早起きを強いられた
- 決闘に負けた
- 実験で爆発した
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答え: 1. 早起きを強いられた
「我思う、ゆえに我あり」のデカルトは、昼近くまでベッドで過ごす極度の朝寝坊でした。しかし、スウェーデン女王に招かれ、極寒の中で早朝からの講義を強いられた結果、体調を崩して肺炎になり亡くなってしまいました。布団の中こそが最高の思索空間だった彼にとって、早起きは命取りだったのです。
4. アリストテレスの教え子は?
- カエサル
- ナポレオン
- アレクサンドロス大王
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答え: 3. アレクサンドロス大王
「万学の祖」アリストテレスは、当時の最高権力者の家庭教師を務めていました。その教え子こそが、世界征服を成し遂げたアレクサンドロス大王です。若き日の大王は、最高の哲学者から哲学や科学、帝王学を学びました。大王の圧倒的な知性は、この英才教育によって育まれたのです。
5. ピタゴラスが禁止した食品は?
- 肉
- 豆
- 魚
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答え: 2. 豆
数学で有名なピタゴラスは宗教団体の教祖でもありました。彼らの戒律には不思議なものが多く、特に有名なのが「豆を食べてはいけない」というルールです。豆が胎児に似ているから、あるいは魂の出入り口だと考えられていたから等、諸説あります。天才数学者にも独自のこだわりがあったのですね。
6. ニーチェが精神崩壊した理由は?
- 失恋のショック
- 鞭打たれる馬を見た
- 著書が売れなかった
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答え: 2. 鞭打たれる馬を見た
「神は死んだ」と語ったニーチェ。晩年、イタリアの広場で御者に鞭打たれている馬を見て駆け寄り、その首を抱きしめて泣き崩れ、そのまま精神を病んでしまったという逸話があります。鋭い言葉で世界を批判した彼ですが、その内面は他者の痛みに敏感すぎるほど繊細で優しかったのかもしれません。
7. カントを見て近所人がした事?
- 道を譲った
- 時計の針を合わせた
- 帽子を取って挨拶した
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答え: 2. 時計の針を合わせた
ドイツの哲学者カントは、あまりにも規則正しい生活を送っていました。毎日決まった時間に同じコースを散歩するため、近所の人々は彼の姿を見て時計の針を合わせたと言われるほど。そのルーティンが乱れたのは、ルソーの著作に夢中になった時だけだとか。彼の精密な思想はこの規律から生まれました。
8. ベーコンの驚きの死因とは?
- 鶏肉の冷凍実験
- 腐ったリンゴを食べた
- 本棚の下敷きになった
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答え: 1. 鶏肉の冷凍実験
「知は力なり」のフランシス・ベーコンの死因はなんと実験中。雪の日に「鶏肉を雪に詰めれば保存できるのでは?」と思いつき、外で作業に熱中した結果、ひどい悪寒に襲われ気管支炎で亡くなりました。科学的探究心が強すぎたあまりに命を落としてしまった、まさに実験精神の塊のような最期でした。
9. マキャヴェリの本当の顔は?
- 冷酷な策士
- 祖国を愛する誠実な役人
- 金に汚い守銭奴
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答え: 2. 祖国を愛する誠実な役人
冷酷なイメージの「マキャヴェリズム」ですが、提唱者のマキャヴェリ自身は祖国の平和を願う誠実な愛国者でした。乱世を生き抜くために「きれいごとではない現実的なリーダーシップ」の必要性を説いただけで、彼本人はいたって真面目な役人だったのです。歴史上、最も誤解された人物と言えるでしょう。
10. ジョブズが愛した東洋思想は?
- 儒教
- 日本の「禅」
- インドのヨガ
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答え: 2. 日本の「禅」
Apple創業者スティーブ・ジョブズは日本の禅に深く傾倒していました。iPhoneなどの製品に見られる、余計なものを削ぎ落としたシンプルなデザインは、禅の「ミニマリズム」の影響を強く受けています。直感と本質を重視する禅の美学が、現代のテクノロジーと融合して生まれたのがApple製品なのです。
【中級】驚きの雑学10選
11. 樽の中で暮らした人は誰?
- ディオゲネス
- エピクロス
- ゼノン
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答え: 1. ディオゲネス
ディオゲネスは物質的な豊かさを否定し、なんと大きな樽の中で生活していました。アレクサンドロス大王が彼を訪ね「何か望むものはあるか」と聞いた際、「そこをどいてください。日陰になって日光浴ができません」と答えた逸話は有名です。権力に屈しないその姿勢に、大王も感服したと言われています。
12. ルソーが自伝で告白した癖?
- 覗き見
- 露出狂の気
- 下着泥棒
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答え: 2. 露出狂の気
教育論『エミール』で知られるルソーですが、私生活は破天荒。若い頃、暗い路地で女性にお尻を見せる露出狂のような行動をしていたと自伝で告白しています。また、教育論を書きながら実子5人は全員孤児院へ送るなど、偉大な思想と個人の人格は必ずしも一致しないという典型例として語られます。
13. ベンサムの遺体はどうなった?
- 宇宙に飛ばされた
- 海に散骨された
- ミイラで保存された
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答え: 3. ミイラで保存された
「最大多数の最大幸福」を唱えたベンサム。彼は死後、自分の体を解剖学の発展に役立てるよう遺言し、現在は「オート・アイコン(自己標本)」としてロンドンの大学に保存されています。服を着て椅子に座った状態で置かれており、今でもたまに理事会の会議室に運び込まれ「出席」することがあるそうです。
14. 人間嫌いな哲学者が愛した犬?
- プードル
- 柴犬
- チワワ
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答え: 1. プードル
人間嫌いで知られるショーペンハウアーは、無類のプードル好きでした。歴代の飼い犬に「アートマン(世界霊魂)」という同じ名前を付け、溺愛していました。「犬がいなかったら私は生きていけなかった」と語るほど。人間には絶望していても、動物の純粋さには心を開いていた寂しがり屋な一面があります。
15. スピノザが極めた職人技術は?
- パン作り
- レンズ磨き
- 時計の修理
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答え: 2. レンズ磨き
ユダヤ教団を破門されたスピノザは、生計を立てるためにレンズ磨きの職人として働いていました。その技術は当時の一流科学者も賞賛するほど超一流。しかし、仕事でガラスの粉を吸い続けたことが原因で肺を患い、若くして亡くなりました。彼の澄み渡った哲学は、磨き続けたレンズの輝きと重なります。
16. パスカルが神を信じた理由は?
- 夢にお告げがあった
- 賭けとして合理的だから
- 奇跡を目撃したから
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答え: 2. 賭けとして合理的だから
パスカルは「神がいる」方に賭けて当たれば天国(利益無限)、いなくても損はないと考えました。逆に「いない」方に賭けていたら地獄行きのリスクがあります。だから信じる方が合理的だという「パスカルの賭け」を提唱。数学者らしい、なんとも計算高い(?)信仰のススメを説いたのです。
17. マルクスの借金を支えたのは?
- レーニン
- 盟友エンゲルス
- 父親
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答え: 2. 盟友エンゲルス
資本主義を分析したマルクスですが、自身はひどい浪費家で常に借金まみれでした。そんな彼を経済的に支え続けたのが親友のエンゲルスです。彼が資金援助を続けなければ名著『資本論』はこの世に誕生していませんでした。歴史を変えた思想は、友人の献身的なサポートによって支えられていたのです。
18. フーコーの頭髪の秘密とは?
- 実はカツラだった
- 自分で剃ったスキンヘッド
- 若くしてハゲていた
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答え: 2. 自分で剃ったスキンヘッド
ミシェル・フーコーといえば輝くスキンヘッドが有名です。実は自分の外見にコンプレックスを持っていましたが、あえて髪を剃り上げることでそれを唯一無二の個性へと昇華させました。タートルネックにスキンヘッドという彼のスタイルは、当時の知識人たちの間でファッションアイコンにもなりました。
19. アダム・スミスの驚きの迷子?
- パジャマで15マイル歩く
- 別の国まで歩いた
- 自分の家を忘れた
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答え: 1. パジャマで15マイル歩く
経済学の父アダム・スミスは、考え事をすると周りが見えなくなる極度のぼんやり屋でした。ある時、パジャマ姿のまま思索にふけりながら歩き続け、15マイル(約24km)も先まで行ってしまったという逸話があります。理論を追求するあまり、現実世界からはしばしば「ログアウト」していたようです。
20. 「テセウスの船」の問いは?
- 船の部品を全交換したら?
- 船が沈没したら?
- 巨大な船を作れるか?
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答え: 1. 船の部品を全交換したら?
船の部品をすべて新しいものに入れ替えた時、それは「元の船」と同じと言えるのか?というパラドックスです。もし古い部品を組み立て直して別の船を作ったら、どちらが「本物」なのか。この問いは、細胞が入れ替わる私たち人間の「同一性」を問う深い問題にもつながっています。
【上級】深すぎる雑学10選
21. キルケゴールの婚約破棄理由は?
- 他に好きな人ができた
- 憂鬱な性格で不幸にする
- 親に反対された
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答え: 2. 憂鬱な性格で不幸にする
実存主義の先駆者キルケゴールは、婚約者レギーネを愛しながらも「自分は憂鬱な性格だから彼女を不幸にする」と悩み、一方的に婚約を破棄しました。その後も生涯彼女を想い続け、その未練や苦悩が名著を生む原動力に。哲学的な深みは、あまりに不器用な愛の裏返しだったのかもしれません。
22. サルトルが辞退した栄誉は?
- フランス大統領の座
- ノーベル文学賞
- 騎士の称号
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答え: 2. ノーベル文学賞
サルトルは1964年にノーベル文学賞に選ばれましたが、「作家は制度化されるべきではない」として辞退しました。権威や賞によって自分の「自由」が縛られることを極端に嫌ったのです。世界最高の名誉すらも蹴飛ばすその姿勢こそが、まさに彼の哲学である実存主義の実践でした。
23. ウィトゲンシュタインの生家は?
- 貧しい農家
- 超大富豪
- 平凡な役人の家
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答え: 2. 超大富豪
彼はオーストリア屈指の大富豪の家に生まれましたが、莫大な遺産相続をすべて拒否。小学校の教師や庭師として働き、山小屋で隠遁生活を送りました。富よりも思考の純粋さを求めた彼の生き方は、まさにストイック。財産を捨ててまで問いに向き合う、真の哲学者の姿がそこにありました。
24. ホッブズの意外な健康法は?
- 毎日大声で歌う
- 酒を一切飲まない
- 1日1食にする
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答え: 1. 毎日大声で歌う
「万人の万人に対する闘争」という殺伐とした思想を唱えたホッブズですが、彼自身は非常に穏やかで、91歳まで生きた長寿者でした。健康の秘訣は、毎朝山登りをして大声で歌うこと。「閉ざされた部屋で大声で歌うと肺に良い」と本気で信じていたそうで、健全な肉体に思想を宿していました。
25. ヘーゲルがナポレオンを見て?
- 悪魔を見た
- 世界精神を見た
- ただの小男だと言った
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答え: 2. 世界精神を見た
ヘーゲルは故郷に侵攻してきたナポレオンを馬上で目撃し、「私は皇帝を見た、あの世界精神を」と感動して手紙を書きました。彼はナポレオンという個人の中に、歴史を動かす絶対的な精神の現れを見たのです。戦争の混乱すらも、哲学者には巨大な概念の動きに見えていたのでしょう。
26. ロックが説いた心の状態は?
- 真っ白な紙
- 満杯のコップ
- 鏡
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答え: 1. 真っ白な紙
ジョン・ロックは、人間の心は生まれた時は「白紙(タブラ・ラサ)」のようなものだと考えました。生まれつきの才能があるのではなく、すべての知識は「経験」によって書き込まれていくというのです。この考え方は、教育や環境がいかに大切かという現代の教育論の基礎となっています。
27. ヒュームが疑った関係性とは?
- 主従関係
- 因果関係
- 友人関係
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答え: 2. 因果関係
「Aの後にBが起きた」からといって「Aが原因でBが起きた」とは限らない、とヒュームは因果関係を疑いました。難解な思索に没頭する彼でしたが、疲れると友人たちとビリヤードやおしゃべりを楽しんで、哲学の迷宮から現実に戻っていたそうです。オンとオフの切り替えが上手な哲学者でした。
28. ベルクソンが考える笑いとは?
- 機械的な動きへの反応
- 優越感の現れ
- ただの反射
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答え: 1. 機械的な動きへの反応
ベルクソンによれば、人間がおかしく感じるのは、生き生きとした人間が「機械仕掛けの人形」のようにぎこちなく振る舞った時です。バナナの皮で滑るのが面白いのは、柔軟に対応できずに物理法則に従って転ぶ姿が、人間らしくないから。笑いは社会の硬直を防ぐブレーキの役割があるのです。
29. 「水槽の脳」が見せる幻覚は?
- 過去の記憶
- 現実のような世界
- 恐怖体験
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答え: 2. 現実のような世界
「もしあなたの脳が水槽に浮かんでいて、コンピューターが電気信号で現実を見せているとしたら気づけるか?」という思考実験。映画『マトリックス』の着想源でもあります。私たちが「絶対的な現実」だと信じているものが、実は誰かに見せられている幻覚かもしれないという恐怖を問いかけます。
30. ハイデガーが思索を深めた場?
- パリのカフェ
- 大学の図書室
- 山奥の質素な小屋
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答え: 3. 山奥の質素な小屋
20世紀最大の哲学者ハイデガーは、電気も水道も不十分な山小屋を愛しました。自ら薪を割り、厳しい自然の中に身を置くことで、「存在」の深い意味に耳を傾けることができると考えていたのです。都会の喧騒から離れた孤独な空間こそが、彼の壮大な哲学を生む最高の書斎でした。
まとめ
全30問、いかがでしたか?
哲学と聞くと難解な理論をイメージしがちですが、その裏側には、恋に悩み、借金に苦しみ、時には変なこだわりを持つ人間臭い哲学者たちの姿がありました。
彼らが生涯をかけて考え抜いた問いは、現代を生きる私たちの悩みともどこか通じています。ふとした瞬間に、「そういえばあんな哲学者がいたな」と思い出すだけで、世界が少しだけ面白く見えるかもしれません。ぜひ、気になったエピソードを誰かに話してみてくださいね。
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