暑かった夏もようやく終わりを告げ、少しずつ秋の気配を感じる9月。おいしい食べ物や美しい月、そして連休など、楽しみがたくさん詰まった季節ですよね。
今回は、そんな9月がもっと好きになる、誰かに話したくなる雑学を30個集めました。食欲の秋や読書の秋のお供に、ぜひ最後まで楽しんでいってくださいね。
1.英語名の意外な数字
9月は英語で「September」ですが、この語源はラテン語の「Septem(7)」にあります。実は古代ローマの暦では、現在の3月が1年の始まりでした。そのため、当時は7番目の月だった名残がそのまま使われているのです。
2.長月のロマンチックな由来
日本の旧暦で9月を指す「長月(ながつき)」。これは、日が短くなり夜が長く続くという意味の「夜長月(よながつき)」が短くなったものだと言われています。秋の夜長を楽しむ日本人らしい、情緒あふれる呼び名ですね。
3.誕生石サファイアの力
9月の誕生石であるサファイア。その美しい青色は、心を落ち着かせ、誠実さや慈愛を象徴するとされています。中世ヨーロッパでは、聖職者が身につけることで、邪悪な考えから守ってくれる石として大切にされていたそうです。
4.9月1日は何の日?
9月1日は「防災の日」です。これは1923年に発生した関東大震災に由来しています。また、台風の襲来が多い時期でもあるため、改めて災害への備えを確認し、身を守る意識を高めるための日として制定されました。
5.二百十日の恐ろしさ
立春から数えて210日目にあたる9月1日頃は、「二百十日(にひゃくとおか)」と呼ばれます。昔から、この時期は台風による被害が農作物に出やすい厄日として恐れられてきました。農家の人々にとっては、無事に収穫を迎えるための正念場なのです。
6.重陽の節句と菊
9月9日は五節句の一つ「重陽(ちょうよう)の節句」です。別名「菊の節句」とも呼ばれ、不老長寿を願って菊の花を飾ったり、菊酒を飲んだりする風習があります。陽の数字である「9」が重なる、とてもおめでたい日なんですよ。
7.お月見の本当の意味
十五夜のお月見は、ただ月を眺めるだけではありません。本来は、農作物の収穫に感謝を捧げる行事です。ススキを飾るのは、稲穂に見立てて豊作への祈りを込めているから。お団子も月の形を模した、感謝の供え物なのです。
8.月にはウサギがいる?
日本では「月でウサギが餅をついている」と言われますが、これは世界共通ではありません。中国では「薬草を挽くウサギ」、ヨーロッパでは「本を読むお婆さん」や「カニ」に見える国も。国や文化によって、月の模様の捉え方は実に様々です。
9.月見バーガーの秘密
秋になるとファストフード店で見かける「月見バーガー」。実はこれ、日本マクドナルドが開発した日本オリジナルの商品です。卵の黄身を月に見立てるという発想は、お月見文化が根付いている日本ならではのアイデアですね。
10.敬老の日のルーツ
9月の第3月曜日は「敬老の日」。その発祥は兵庫県の小さな村でした。当初は「としよりの日」と呼ばれていましたが、もっと良い呼び名にしようと改称され、国民の休日に。お年寄りの知恵を借りて村作りをしようという素敵な精神から生まれました。
11.シルバーウィークの謎
秋の大型連休「シルバーウィーク」。この名前は、5月のゴールデンウィークに対して「2番目の規模」という意味で、映画業界の宣伝用語として作られたのが始まりだと言われています。敬老の日(シルバー層)だから、という説もありますが後付けのようです。
12.秋分の日の昼と夜
「昼と夜の長さが同じになる」と言われる秋分の日。しかし厳密には、昼の方が少し長いのをご存知でしたか? 太陽が地平線から完全に沈むまでの時間や、光の屈折の影響で、実際には昼間の方が数分だけ長くなる計算になるのです。
13.彼岸花に毒がある理由
お彼岸の時期に咲く彼岸花には毒があります。これは昔、土葬した遺体をモグラやネズミから守るために、あえて墓地の周りに植えられた名残です。美しい赤色には、ご先祖様を静かに守るための実用的な役割があったのですね。
14.コスモスは外来種
「秋桜」と書くコスモスは、日本の風景に馴染んでいますが、実はメキシコ原産の外来種です。明治時代に日本に入ってきましたが、日本の気候に合い、丈夫で育てやすかったため、瞬く間に全国へ広がったと言われています。
15.秋刀魚という漢字
秋の味覚の代表、サンマ。「秋刀魚」と書く理由は、秋に獲れることと、その姿が刀のように鋭く銀色に輝いていることから来ています。江戸時代までは「サイラ」などと呼ばれていましたが、見た目の特徴から今の漢字が定着しました。
16.食欲の秋の科学的根拠
秋に食欲が増すのは、単に食べ物が美味しいからだけではありません。気温が下がると、体温を維持するために基礎代謝が上がり、エネルギーを必要とするからです。また、日照時間の減少により、精神を安定させるセロトニンを補おうと食欲が増すとも言われます。
17.読書の秋と気温
「読書の秋」と言われるようになった由来の一つに、気温があります。人間が最も集中力を発揮しやすい気温は18度前後と言われており、秋の夜長はその条件にぴったり。夏目漱石の小説の一節がきっかけになったという説も有名です。
18.スポーツの秋のきっかけ
「スポーツの秋」が定着したのは、1964年の東京オリンピックがきっかけです。開会式が行われた10月10日がかつて「体育の日」とされたことで、秋は運動をする季節というイメージが国民の間に強く根付きました。
19.9月9日は何の日?
9月9日は「救急の日」でもありますが、実は「カーネル・サンダースの誕生日」でもあります。また、語呂合わせで「手巻き寿司の日(くるくる)」などユニークな記念日も。カレンダーを見ると、意外な記念日の多さに驚かされます。
20.宇宙の日
9月12日は「宇宙の日」です。これは1992年に毛利衛さんが日本人として初めてスペースシャトルで宇宙へ飛び立った日を記念しています。秋の澄んだ空を見上げながら、宇宙のロマンに思いを馳せるのも良いですね。
21.猫の毛が生え変わる
9月後半になると、猫などの動物たちは冬支度を始めます。夏毛から、保温性の高いふわふわの冬毛へと生え変わる換毛期です。この時期、ペットを飼っている家ではブラッシングが大変になりますが、もふもふ感が増す嬉しい季節でもあります。
22.台風に名前がある?
台風には「1号、2号」という番号以外に、アジア名がついているのをご存知ですか? 日本を含む14カ国が加盟する委員会で決められた名前が順番に使われます。日本からは「コイヌ」や「ヤギ」など、星座にちなんだ名前が提案されています。
23.松茸が高い理由
秋の高級食材、松茸。なぜあんなに高いのかというと、まだ人工栽培ができないからです。松茸は生きた松の木の根に寄生して育つため、自然の山の中で条件が揃わないと生えてきません。あの香りは、自然の偶然が生んだ奇跡なのです。
24.ブドウの白い粉
新鮮なブドウの皮についている白い粉。「ブルーム」と呼ばれ、農薬や汚れではありません。これは果実が自分を守るために出す天然のロウ物質です。雨水を弾いたり、水分の蒸発を防いだりして、鮮度を保つ大切な役割を果たしています。
25.梨のシャリシャリ感
秋の果物、梨の特徴であるシャリシャリとした食感。これは「石細胞(せきさいぼう)」と呼ばれる硬い細胞によるものです。この細胞は、人間の腸を刺激してお通じを良くする効果もあると言われており、美味しいだけでなく体にも優しい果物です。
26.キノコと雷の関係
昔から「雷が多い年はキノコが豊作になる」という言い伝えがあります。実はこれ、科学的にも根拠がありそうです。雷の電気刺激によって、キノコの菌糸が活性化し、成長が促進されるという研究結果も報告されています。
27.虫の声で気温がわかる
秋の夜に鳴くコオロギなどの虫たち。彼らの鳴く回数やテンポは、気温と密接な関係があります。気温が高いほど活発に動き、鳴くテンポが速くなります。虫の声の調子を聞くだけで、その夜の寒暖をおおよそ推測できるなんて面白いですね。
28.衣替えの準備
一般的に衣替えは10月1日ですが、9月のうちから少しずつ準備をするのが賢い方法です。これを「移行期間」と呼びます。一度にすべて替えるのではなく、気温に合わせて薄手と厚手を調整しながら入れ替えることで、急な寒さにも対応できます。
29.欧米の新学期は9月
日本では4月が入学シーズンですが、アメリカやヨーロッパ、中国など、世界の多くの国では9月が新学期のスタートです。これは、長い夏休みが終わったタイミングで新しい年度を始めるのが効率的だと考えられているためです。
30.年度の上半期終わり
日本の多くの企業や学校では、9月30日が年度の上半期の締めくくりとなります。10月からは下半期がスタート。気持ちを新たに目標を立て直したり、年末に向けての準備を始めたりと、社会人にとっては一つの区切りとなる重要な時期です。
まとめ
いかがでしたか? 名前の由来から美味しい秋の味覚、そして自然の不思議まで、9月には面白い雑学がたくさん詰まっていましたね。
次にきれいな月を見たり、秋の味覚を味わったりする時は、ぜひこれらの豆知識を思い出してみてください。きっと、いつもの秋が少しだけ特別に感じられるはずですよ。