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12月5日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

12月5日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

12月5日の歴史・出来事

歴史上の出来事

紀元前63年:キケロ最後の演説

元老院でカティリナを弾劾するキケロを描いたフレスコ画
キケロのカティリナ弾劾演説を描いた後世のフレスコ画(1889年) / Wikimedia Commons

共和政ローマの執政官キケロが、国家転覆をたくらんだカティリナの一味の処分をめぐり、元老院で最後の弾劾演説(第4演説)を行いました。この「カティリナ弾劾演説」は名文として知られ、有名な冒頭の「いつまで、カティリナよ」という一節は、今もラテン語の教科書に登場するほど。陰謀を暴いた弁論の力で、キケロはローマを救った英雄とたたえられました。言葉が剣以上の武器になることを示した一日です。

1492年:コロンブス島を発見

コロンブスのイスパニョーラ島上陸を描いた後世の銅版画
コロンブスのイスパニョーラ島上陸を描いた後世の銅版画 / Wikimedia Commons

探検家コロンブスが、現在のハイチとドミニカ共和国がある「イスパニョーラ島」に到達しました。彼は黄金の島にたどり着いたと信じ込んでいましたが、実際はアジアではなくカリブ海の島。この勘違いのまま生涯を終えたのは有名な話です。とはいえ、この上陸がその後の大航海時代と新大陸開拓の大きな足がかりとなり、世界の歴史を一変させました。

1695年:中野に巨大犬小屋

江戸幕府第5代将軍徳川綱吉の肖像画
生類憐れみの令を進めた徳川綱吉の肖像 / Wikimedia Commons

五代将軍・徳川綱吉の「生類憐れみの令」の一環として、江戸の中野に約16万坪もの広大な犬小屋が作られました。野犬を収容するための施設でしたが、その規模はなんと東京ドーム十数個分。住んでいた住民は強制的に立ち退かされてしまいました。犬を大切にするあまり人の暮らしが脅かされるという、行き過ぎた政策の象徴として今に語り継がれています。

1791年:モーツァルト死去

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの肖像画
バルバラ・クラフト筆「モーツァルトの肖像」(1819年) / Wikimedia Commons

音楽史に輝く天才作曲家モーツァルトが、ウィーンでわずか35歳の若さで亡くなりました。死の直前まで作曲していたのが、あの名曲「レクイエム(鎮魂歌)」。皮肉にも自分自身への鎮魂歌が未完のまま遺作となりました。死因は今も諸説あり、毒殺説まで生まれたほど。栄光と謎に満ちた短い生涯は、後世の映画や物語のテーマにもなり続けています。

1904年:203高地を占領

旅順方面から見た203高地への砲撃を記録した立体写真
旅順方面から見た203高地への砲撃(1905年刊行) / Wikimedia Commons

日露戦争の旅順攻囲戦で、日本軍が激戦の末に「203高地」を占領しました。乃木希典の指揮のもと、何度も突撃を繰り返し、この戦いだけで日本軍に約1万7000人もの死傷者を出した壮絶な攻防でした。この高地を取ったことで、眼下の港に隠れていたロシア艦隊を砲撃で壊滅させることに成功。日本の勝利を決定づけた重要な一戦として、映画や小説の題材にもなっています。

1933年:アメリカ禁酒法廃止

禁酒法廃止を告知したアメリカ大統領布告第2065号
禁酒法廃止を告知した大統領布告第2065号(1933年) / Wikimedia Commons

13年以上にわたってアメリカ全土でお酒を禁じていた「禁酒法」が、この日ついに廃止されました。憲法修正第21条の発効によるもので、酒場には歓喜の声があふれました。禁酒法時代は密造酒や闇酒場が横行し、アル・カポネらマフィアが暗躍する温床にもなった皮肉な時代。健康を願って始めた法律が、かえって犯罪を増やしてしまった教訓的な歴史でもあります。

1952年:ロンドンスモッグ発生

1952年の濃いスモッグに覆われたロンドンのネルソン記念柱
ロンドンスモッグに覆われたネルソン記念柱(1952年12月) / N T Stobbs / CC BY-SA 2.0 / via Wikimedia Commons

イギリスの首都ロンドンで、史上最悪の大気汚染「ロンドンスモッグ」が発生しました。石炭の煙と冷たい無風状態が重なり、街は数日間にわたって有毒な濃霧に包まれました。視界はほぼゼロで、最終的に数千人から1万人以上ともいわれる死者を出す大惨事に。この出来事が世界の環境対策のきっかけとなり、後の大気浄化法制定につながりました。

1955年:バス・ボイコット開始

モンゴメリー・バス・ボイコットをめぐる裁判所に到着したローザ・パークス
バス・ボイコットをめぐる裁判所に到着したローザ・パークス(1956年) / Wikimedia Commons

アメリカ・アラバマ州モンゴメリーで、黒人差別に抗議する「バス・ボイコット運動」が始まりました。きっかけは、白人に席を譲ることを拒否して逮捕されたローザ・パークスさん。これに怒った人々が一斉にバスの利用をやめ、運動は1年以上も続きました。若き日のキング牧師が指導者として頭角を現した出来事でもあり、公民権運動の大きな第一歩となりました。

1974年:空飛ぶモンティ放送終了

モンティ・パイソンのメンバー6人を写した宣伝写真
モンティ・パイソンのメンバー6人(1978年) / Wikimedia Commons

イギリスの伝説的コメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』の最終回が、BBCで放送されました。常識を打ち破るシュールで不条理な笑いは、世界中のコメディに革命を起こしました。一見めちゃくちゃに見えるギャグの数々は、今もカルト的な人気を誇ります。実は「スパム(迷惑メール)」という言葉の語源も、この番組のコントから生まれたという雑学も有名です。

1996年:原爆ドームが世界遺産

原爆投下後の広島に残った原爆ドーム
原爆投下後の広島に残った原爆ドーム(1945年10月) / Wikimedia Commons

広島の「原爆ドーム」と「厳島神社」が、ユネスコの世界遺産に登録されました。原爆ドームは、核兵器の悲惨さと平和の尊さを後世に伝える「負の遺産」として、海に浮かぶ厳島神社の美しい大鳥居は文化遺産として、それぞれ世界に認められました。対照的な二つの遺産が同じ日に登録されたのは、広島という土地の歴史の深さを物語っています。

12月5日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

12月5日は、モーツァルトの死や禁酒法廃止、ロンドンスモッグなど、文化と社会の転換点が数多く重なった日でした。激しい戦いから音楽や人権の歩みまで、人類の光と影がぎゅっと詰まった一日と言えそうです。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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