いよいよ今年も後半戦、夏本番の7月がやってきましたね!梅雨明けの開放感や、七夕、花火大会など、ワクワクするイベントが目白押しの季節です。
でも、ただ「暑いなあ」と過ごすだけではもったいない!今回は、7月がもっと楽しくなる、会話のネタにぴったりの雑学を30個集めてみました。歴史から旬の味覚、意外な事実まで、夏の暑さを吹き飛ばすような面白いお話をお届けします。ぜひ、冷たい飲み物を片手にゆっくり読んでみてくださいね。
1.英語名は「英雄」が由来
英語の「July」は、古代ローマの英雄ユリウス・シーザー(Julius Caesar)に由来しているってご存知でしたか?彼がこの月に生まれたことから、死後に彼の名をとって改名されたんです。それまでは単に「5番目の月」と呼ばれていたそうですよ。歴史上の偉人がそのまま月の名前になるなんて、当時の影響力の凄さが伝わってきますよね。
2.和名「文月」の意味
日本の旧暦7月は「文月(ふみづき)」と呼ばれます。これは、七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に晒して虫干ししたりする習慣があったことから、「文(ふみ)を広げる月」という意味で名付けられたという説が有力です。また、稲の穂が膨らむ「穂含月(ほふみづき)」が転じたという説もあり、どちらも日本の風情を感じさせますね。
3.七夕は「雨」が多い?
7月7日の七夕。織姫と彦星が年に一度だけ会えるロマンチックな日ですが、統計的に見ると晴れる確率は約3割程度と意外に低いんです。この日に降る雨は「催涙雨(さいるいう)」と呼ばれ、二人が会えなくて流す涙、あるいは別れを惜しむ涙と言われています。雨の日でも空の上では会えていると信じたいですね。
4.短冊はなぜ笹に飾る?
七夕の短冊を笹に飾るのには理由があります。竹や笹は生命力が強く、真っ直ぐ空に向かって伸びるため、神聖な植物とされてきました。また、笹の葉が触れ合うサラサラという音は、神様を招く音だとも言われています。願い事が天に届くようにという、昔の人の切実な祈りが込められているんですね。
5.短冊の色の意味
短冊には実は「正しい5色」があります。青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)の5色で、これは中国の陰陽五行説に基づいています。例えば「赤」は感謝、「黄」は人間関係や信頼、「白」は義務や決まり事を守る心を表します。叶えたい願いの内容に合わせて色を選ぶと、願いが届きやすくなるかもしれませんよ!
6.「半夏生」のタコ
夏至から11日目の7月2日頃を「半夏生(はんげしょう)」と呼びます。特に関西地方では、この日にタコを食べる風習があるんです。これには、田植えを終えた稲の根が、タコの足のようにしっかりと大地に根付きますように、という農家の願いが込められています。旬のタコは疲労回復にも良いので理にかなっていますね。
7.「海の日」の由来
7月の第3月曜日は「海の日」。実はこれ、明治天皇が東北巡幸の帰りに、灯台視察船「明治丸」で横浜港に帰着した日が7月20日だったことに由来しています。元々は「海の記念日」でしたが、現在はハッピーマンデー制度で連休になっています。「海の恩恵に感謝する」という素敵な祝日なんですよ。
8.土用の丑の日の「う」
夏のスタミナ食といえばウナギ。江戸時代の発明家、平賀源内が「本日、土用丑の日」という看板を出して大ヒットさせたのは有名な話ですが、実は昔から「う」のつく食べ物を食べると夏負けしないという言い伝えがありました。ウナギだけでなく、梅干し、うどん、ウリなども縁起が良い食べ物なんですよ。
9.ウナギと梅干しはOK?
「ウナギと梅干しは食べ合わせが悪い」とよく言われますが、これは医学的には根拠のない迷信です。むしろ、梅干しの酸味が胃酸の分泌を助け、脂の乗ったウナギの消化を助けてくれるので、相性は抜群なんです!贅沢な食事でお腹を壊さないようにという、昔の人の戒めだったのかもしれませんね。
10.祇園祭は疫病退散
京都の夏を彩る「祇園祭」は、日本三大祭りの一つ。華やかな山鉾巡行が有名ですが、元々は平安時代に流行した疫病を鎮めるための儀式として始まりました。当時の人々にとって疫病は怨霊の仕業と考えられていたため、神様を祀って災いを追い払おうとしたのです。千年以上続く、人々の祈りの祭りなんですね。
11.朝顔はいつ咲く?
夏休みの観察日記の定番「アサガオ」。名前の通り朝に咲くイメージですが、実は日没から約10時間後に開花する性質を持っています。つまり、夜の暗さを感じ取って咲く時間を決めているのです。最近は街灯が明るすぎて体内時計が狂い、咲く時間が遅れる「寝坊助なアサガオ」もいるそうですよ。
12.セミの寿命は1週間?
「セミの命は1週間」とよく言われますが、これは飼育が難しくすぐ死んでしまうことから広まった俗説です。自然界では、成虫になってから3週間から1ヶ月程度は生きると言われています。地下での生活も含めれば数年も生きる長寿な昆虫。短い夏を懸命に生きる姿には、やはり感慨深いものがあります。
13.かき氷は平安時代から
夏のおやつ「かき氷」の歴史は古く、なんと平安時代の『枕草子』にも登場します。当時は特権階級しか食べられない超高級品で、削った氷に甘い樹液(あまづら)をかけて食べていたそうです。清少納言も「あてなるもの(上品なもの)」として絶賛していました。千年前から愛されていたなんて驚きですね。
14.スイカは野菜?果物?
夏の風物詩スイカ。「果物」として扱われますが、農林水産省の分類上は「果実的野菜」とされています。これは、木になるものではなく、畑でツルを伸ばして育つ草本性植物だからです。イチゴやメロンも同じ仲間。でも、分類なんて関係なく、冷えたスイカの美味しさは夏の王様ですよね!
15.スイカに塩をかける理由
スイカに塩をかけると甘く感じる現象、これを「味の対比効果」と呼びます。異なる味を同時に味わうとき、一方の味がもう一方の味を強める効果のことです。少量の塩気が、スイカ本来の糖分を際立たせる役割を果たしているんですね。お汁粉に塩を入れるのも同じ原理なんですよ。
16.暑中見舞いの時期
夏のご挨拶「暑中見舞い」。これを出して良い時期は決まっていて、梅雨明けから立秋(8月7日頃)の前日までとされています。立秋を過ぎると「残暑見舞い」に変わります。相手の健康を気遣う日本の美しい習慣ですが、出すタイミングを間違えないようにカレンダーをチェックしておきたいですね。
17.ラジオ体操のルーツ
7月の夏休み開始とともに始まるラジオ体操。実はこれ、アメリカの生命保険会社が国民の健康増進のために考案した体操がモデルなんです。それを日本の簡易保険局が取り入れ、昭和初期に放送が始まりました。「健康で長生きしてほしい」という願いは、国境を越えて共通なんですね。
18.幽霊に足がない理由
日本の幽霊には足がないのが定番ですが、このイメージを定着させたのは江戸時代の画家、円山応挙(まるやまおうきょ)だと言われています。彼が描いた幽霊画があまりにリアルで評判になり、それ以降「幽霊=足がない」というスタイルが一般的になったとか。夏の怪談話に欠かせないビジュアルの生みの親です。
19.花火の「たまや〜」
花火大会での掛け声「たまや〜!」。これは江戸時代に実在した花火師の屋号「玉屋」のことです。ライバルの「鍵屋」とともに江戸の花火人気を二分していましたが、玉屋の方が技術が優れていたため、掛け声の代名詞として残りました。ちなみに玉屋は火事を出して廃業してしまいましたが、その名は今も夜空に響いています。
20.蚊取り線香の渦巻き
日本の夏に欠かせない蚊取り線香。発売当初は真っ直ぐな棒状でしたが、燃焼時間が短く、倒れやすいのが欠点でした。そこで、蛇がとぐろを巻く姿をヒントに渦巻き型に改良されました。これにより長時間燃え続け、かつコンパクトで安全な形が完成したのです。発明者の妻のアイデアだったとも言われています。
21.7月の誕生石「ルビー」
7月の誕生石は、情熱的な赤色が特徴のルビー。石言葉は「情熱」「仁愛」「威厳」です。古代から「宝石の女王」と呼ばれ、身につけると危険から身を守り、勝利を呼ぶと信じられてきました。夏の太陽のようにエネルギッシュな7月生まれの人にぴったりの、パワフルなお守りですね。
22.パリ祭は革命の日
7月14日はフランスの「パリ祭」。これ、現地では「バスティーユの日」と呼ばれ、1789年のフランス革命の発端となったバスティーユ牢獄襲撃の日です。自由・平等・博愛を掲げた革命を祝う日で、パリでは軍事パレードやエッフェル塔の花火など、国を挙げて盛大にお祝いが行われます。
23.富士山の山開き
日本のシンボル、富士山。登山ができる期間は限られており、毎年7月上旬に山梨県側(吉田ルート)で山開きが行われます(静岡県側は少し遅れます)。短い夏の間だけ、多くの登山者がご来光を目指して頂上へ向かいます。初心者が登るなら、山小屋の予約など、この時期からの入念な準備が必須ですよ。
24.高校野球の予選
8月の甲子園に向けて、7月は全国各地で地方予選が熱く繰り広げられます。実は、甲子園の土は持ち帰った後どうしているかご存知ですか?多くの球児が母校のグラウンドに撒いたり、記念に瓶に入れて飾ったりしています。7月の汗と涙のドラマが、あの土には詰まっているんですね。
25.そうめんのルーツ
七夕の行事食としても知られるそうめん。その起源は中国から伝わった「索餅(さくべい)」という、小麦粉と米粉を練って縄のようにねじったお菓子です。これが時代とともに細く伸ばされるようになり、現在の形になりました。細く長く幸せが続くようにという縁起の良い意味も込められています。
26.夏風邪が長引く理由
「夏風邪は馬鹿がひく」なんて言葉がありますが、実は夏風邪は治りにくい厄介者。原因となるウイルスが、高温多湿を好む種類(アデノウイルスなど)だからです。さらに、冷房による自律神経の乱れや、暑さによる体力消耗が重なり、免疫力が落ちているため長引きやすいんです。油断大敵ですよ!
27.「ドッグ・デイズ」とは
欧米では夏の最も暑い時期を「ドッグ・デイズ(犬の日々)」と呼びます。これは犬が暑くてハアハアするから…ではなく、おおいぬ座のシリウスが太陽と一緒に昇る時期だから。古代の人は、シリウスの熱が太陽に加わって猛暑になると考えていたそうです。7月下旬頃から始まります。
28.蓮(ハス)の花の神秘
7月に見頃を迎える蓮の花。泥水の中から立ち上がり、気高く美しい花を咲かせる姿から、仏教では「清らかな心」の象徴とされています。蓮の葉が水を弾く「ロータス効果」も有名ですが、早朝に開花するとき「ポン」と音がするという伝説も。実際は音はしないそうですが、聞いてみたい気がしますね。
29.ビアガーデンの発祥
夏の夜の楽しみ、ビアガーデン。日本で初めて本格的に行われたのは、1953年に大阪のビル屋上で開催されたものと言われています(諸説あり)。当初は「屋上庭園」という名称でしたが、開放的な空間で飲むビールが評判を呼び、全国に広まりました。暑い中で飲む冷えた一杯は、日本の夏の文化ですね。
30.1年の「真ん中」はいつ?
7月に入ると「今年も半分終わった」と思いがちですが、正確な「1年の真ん中の日」はいつでしょう?平年の場合、1月1日から数えて182日目が7月1日。残りが183日。つまり、正確な中間地点は7月2日の正午になります。7月に入った瞬間は、まだほんの少しだけ前半戦なんですね。
まとめ
7月にまつわる雑学30選、いかがでしたでしょうか?
何気なく過ごしていた「文月」も、名前の由来や行事の意味を知ると、少し違った景色に見えてきますよね。かき氷を食べるときや、夜空の星を見上げるとき、今回ご紹介した話を思い出して、周りの人との会話を楽しんでいただければ嬉しいです。
暑さはこれからが本番ですが、熱中症にはくれぐれも気をつけて、素敵な夏の思い出をたくさん作ってくださいね!