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テニスの雑学30選~知れば観戦が100倍楽しくなる~

テニス雑学

世界中で愛されているスポーツ、テニス。プロ選手の華麗なラリーや、グランドスラムの熱狂に心を奪われたことがある方も多いのではないでしょうか?実はテニスには、意外と知られていないユニークな歴史や不思議なルールがたくさん隠されているんです。今回は、明日誰かに話したくなるようなテニスの雑学を30個厳選しました。これを知れば、次の試合観戦がもっと奥深く、楽しいものになること間違いなしですよ!

 

1.起源は修道院の遊び

テニスのルーツは11~12世紀頃のフランスだと言われています。当初はラケットを使わず、修道院の回廊で手のひらを使ってボールを打ち合う「ジュ・ド・ポーム(手のひらのゲーム)」という遊びでした。これが貴族の間で大流行し、後に道具を使う形へと進化していったのです。優雅なイメージの裏には、素手で打ち合っていたというワイルドな歴史があったんですね。

 

2.0点をラブと呼ぶ理由

テニスでは0ポイントのことを「ラブ」と呼びますよね。これ、実は「愛(Love)」のことではないという説が有力なんです。フランス語で「卵」を意味する「l'oeuf(ルフ)」が訛ったという説が有名です。数字のゼロが卵の形に似ていることからそう呼ばれ、英語圏に伝わる際に音が似ている「ラブ」に変化したと言われています。

 

3.ガットは羊の腸だった

かつてラケットの網(ストリング)には、動物の腸を加工した「ナチュラルガット」が主流でした。特に最高級とされたのは羊の腸です。1本のラケットを張るのに何頭もの羊が必要だったとか。現在では耐久性のあるポリエステルやナイロンなどの合成繊維が一般的ですが、プロ選手の中には今でも打球感に優れたナチュラルガットを愛用する人がいます。

 

4.ウィンブルドンの白

テニスの4大大会の一つ、ウィンブルドンには「ウェアは白を基調とする」という厳格なルールがあります。これは19世紀、テニスが社交場でのスポーツだった頃、汗ジミが目立つのは礼儀に反するとされたためです。現在でもこの伝統は守られており、ウェアだけでなく、シューズの裏や下着に至るまで白であることが求められるほど徹底されています。

 

5.ボールが黄色いワケ

テニスボールといえば鮮やかな蛍光イエローが定番ですが、昔は白や黒のボールが使われていました。現在のような黄色(オプティック・イエロー)になったのは、カラーテレビの普及がきっかけです。テレビ中継において、視聴者がボールの軌道を追いやすくするために、最も視認性の高い色が採用されたのです。

 

6.最長試合は3日間!

テニスには基本的に時間制限がありません。過去に記録された史上最長の試合は、2010年のウィンブルドンでなんと11時間5分にも及びました。日没による中断を挟み、決着がついたのは3日目。最終スコアは70-68という凄まじいゲーム数でした。現在は選手の負担を減らすため、最終セットでもタイブレークを採用する大会が増えています。

 

7.ネット中央は低い

テニスコートのネット、実は真っ直ぐではありません。両端のポスト付近の高さは1.07メートルですが、中央部分は約0.914メートル(3フィート)になるようベルトで下げられています。つまり、真ん中を通した方がネットミスしにくい構造になっているのです。ラリーを続けるためには、ネットの低い中央を狙うのがセオリーと言えます。

 

8.全仏の赤土の正体

全仏オープンで使用される「レッドクレー(赤土)」のコート。あの鮮やかな赤色の正体は、実は土そのものではなく、焼成したレンガを粉砕したものです。数層の石灰岩などの上に、薄くレンガの粉が敷き詰められています。この構造により水はけが良く、ボールの弾みやスライドのしやすさが独特なものになるのです。

 

9.審判台が高い理由

主審が座る椅子は非常に高い位置にありますよね。これは、高速で飛び交うボールがラインの内側に入ったか、外側に出たかを正確に見極めるためです。上から見下ろす視点の方が、遠近感の狂いが少なく、ライン際の判定がしやすくなります。選手と目線を合わせず、公平な立場を保つという意味合いもあるようです。

 

10.うめき声の戦略的効果

シャラポワ選手やナダル選手のように、打つ瞬間に大きな声を出す選手がいます。これは単なる気合だけでなく、インパクトの瞬間に最大限の力を発揮するための呼吸法の一種です。また、相手選手に対して打球音を聞こえにくくさせ、ショットの強弱や回転を判断させないという副次的な効果もあると言われています。

 

11.ボール交換のルール

プロの試合では、定期的に新しいボールに交換されます。最初はウォーミングアップを含めて7ゲーム終了後、その後は9ゲーム終了ごとに行われます。使っているうちに毛羽立ちや内圧の変化で飛び方が変わってしまうためです。選手がサーブを打つ前にボールをじっくり選んでいるのは、毛羽立ちの少ない、スピードが出やすい個体を探しているからです。

 

12.トイレ休憩の制限

試合中に選手がトイレに行くことは認められていますが、回数やタイミングには厳しい制限があります。基本的にはセット間の休憩時に限られ、回数も1試合につき1回や2回までと決められています(大会や男女で規定が異なる)。これは、休憩を装って体力回復を図ったり、相手のリズムを崩したりするのを防ぐためです。

 

13.昔は砂時計型コート

現在のコートは長方形ですが、テニスが芝生の上で行われるようになった初期の頃(19世紀後半)は、なんと砂時計のような形をしていました。ネット付近が狭く、ベースライン側が広い台形を2つ合わせたような形状です。しかし、これではネットプレーが難しすぎるなどの理由から、すぐに現在の長方形へと変更されました。

 

14.優勝杯はレプリカ

グランドスラムなどの大きな大会で優勝して掲げるトロフィー。実は、選手が自宅に持ち帰ることができるのは本物ではありません。歴史的価値のある本物のトロフィーは大会側が管理しており、選手には少し小さなサイズのレプリカが授与されます。それでも、その重みと栄光は何物にも代えがたいものでしょう。

 

15.チャレンジの権利

判定に異議がある場合、選手は「チャレンジ」を要求してビデオ判定を行うことができます。この権利は無制限ではなく、1セットにつき3回失敗するまでと決まっています(タイブレークで1回追加)。判定が覆れば回数は減りませんが、審判の判定通りだった場合は権利を一つ失います。使いどころの駆け引きも試合の面白さの一つです。

 

16.芝は生き物

ウィンブルドンの芝コートは、大会期間中にその性質が変化します。開幕当初は青々としてフカフカですが、試合が進むにつれてベースライン付近の芝が剥げ、土が露出してきます。これにより、大会後半になるほどボールのバウンドが高く速くなる傾向があります。選手は、このコンディションの変化にも対応しなければなりません。

 

17.コイントスの選択権

試合開始前に行われるコイントス。勝った選手が得られるのは、サーブ権だけではありません。「サーブかレシーブか」を選ぶ権利、または「コートのどちら側から始めるか」を選ぶ権利のいずれかを選択できます。風向きや日差しが強い屋外コートでは、あえてサーブ権を譲って有利なサイドを選ぶという戦術も存在します。

 

18.バナナを食べる理由

チェンジコートの際、選手がベンチでバナナを食べている姿をよく見かけます。これはバナナが即効性のエネルギー源として非常に優れているためです。カリウムやマグネシウムも含んでおり、激しい運動による筋肉の痙攣(足のつり)を防ぐ効果も期待できます。消化も良いため、試合中の栄養補給に最適なフルーツなのです。

 

19.ボールパーソンの凄技

試合を円滑に進めるボールパーソン(ボールボーイ/ガール)。彼らには厳しい選考試験とトレーニングがあります。ボールを素早く拾うだけでなく、選手にボールを渡す際の投げ方や、直立不動の姿勢など、高いスキルが求められます。特にウィンブルドンなどの大会では、数ヶ月にわたる訓練をクリアした精鋭たちだけがコートに立てるのです。

 

20.ラケット破壊の罰金

試合中にイライラしてラケットを地面に叩きつけたり、破壊したりする行為。これは「ラケット・アビューズ」という反則行為にあたり、警告を受けるだけでなく、後で高額な罰金が科せられます。トップ選手であっても例外ではありません。プロとして、道具を大切にすることや観客への態度は厳しく見られています。

 

21.デュースの意味

40-40の同点になる「デュース(Deuce)」。この言葉の語源は、フランス語で「2」を意味する「deux」から来ています。「あと2ポイント連取しなければならない」という意味合いが含まれています。フランス発祥のスポーツだけに、テニス用語にはフランス語由来の言葉がたくさん残っているんですね。

 

22.昔はドレスでプレー

19世紀後半、女性がテニスをする際の服装は、コルセットに足首まである長いスカート、長袖のドレスというスタイルでした。帽子まで被ってプレーしていたのです。動きにくさは想像を絶しますが、当時は肌を露出しないことがマナーでした。現在の機能的で動きやすいウェアに至るまで、女性選手の服装革命の歴史がありました。

 

23.観客のマナーと静寂

サッカーや野球と違い、テニスのプレー中は観客に対して完全な静寂が求められます。これは、選手がボールの打球音で回転や速度を判断しているためです。また、極限の集中力を要するスポーツであるため、サーブを打つ前のざわつきなどは審判から注意されます。歓声と静寂のメリハリもテニス観戦の醍醐味です。

 

24.雨天中断の過ごし方

屋外コートでの試合につきものなのが雨による中断です。中断中、選手たちはロッカールームに戻りますが、その過ごし方は人それぞれ。コーチと戦術を確認する選手もいれば、音楽を聴いてリラックスしたり、トランプをして遊んだり、中には寝てしまう選手もいるそうです。気持ちを切らさないメンタルコントロールが試されます。

 

25.グランドスラムとは

テニス界における最高峰の4大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)を制覇することを「グランドスラム」と呼びます。もともとはカードゲームの用語で、手札をすべて取る大勝を意味する言葉でした。4大会すべてを優勝することは至難の業であり、テニス選手にとって究極の目標とされています。

 

26.日本発のソフトテニス

中学校の部活動などで馴染み深い「ソフトテニス(軟式テニス)」は、実は日本発祥のスポーツです。明治時代にテニスが伝わった際、専用のボール(硬式球)を輸入・製造するのが難しかったため、代用としてゴムまりを使用したのが始まりです。そこから独自のルールや文化が発展し、現在ではアジアを中心に普及しています。

 

27.カメラへのサイン

試合に勝利した選手が、テレビカメラのレンズにサインを書くパフォーマンス。これは2000年代初頭に始まったと言われています。特殊な透明フィルター越しに書いているのでレンズは汚れません。サインだけでなく、家族へのメッセージや、時にはユニークなイラストを描く選手もいて、試合後の楽しみの一つになっています。

 

28.サーブの速度記録

プロ選手のサーブは驚くべき速さです。男子の史上最速記録は、サム・グロス選手が記録した時速263kmと言われています(大会の公認記録としては諸説あり)。これは新幹線の最高速度に近いスピード。レシーバーは瞬きする間もなく反応しなければならず、人間の反射神経の限界に挑んでいるようなものです。

 

29.テニス用語は仏語

前述の「ラブ」や「デュース」以外にも、テニスにはフランス語の影響が色濃く残っています。例えば、試合開始を告げる審判の言葉は英語で「Ready? Play」が一般的ですが、全仏オープンなどのフランスの大会では「Ça va?(準備はいい?)」「Allez!(行こう!)」といった言葉が飛び交います。言葉の響きを楽しむのも一興です。

 

30.生涯スポーツの魅力

テニスは「生涯スポーツ」として非常に人気があります。子供から高齢者まで楽しめるだけでなく、適度な運動強度が健康寿命を延ばすという研究結果もあります。ある研究では、テニスをする人は運動しない人に比べて平均寿命が約9.7年も長いというデータも。心身ともに健康になれる素晴らしいスポーツなんですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?優雅に見えるテニスの裏側には、修道院から始まった長い歴史や、選手たちの超人的な努力、そして観客を楽しませるための工夫がたくさん詰まっていました。「ラブ」の意味やコートの形状など、ちょっとした知識を持って試合を見るだけで、今までとは違った面白さが見えてくるはずです。ぜひ今度のテニス中継では、これらの雑学を思い出して楽しんでみてくださいね!

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