「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
7月18日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
7月18日の歴史・出来事

64年:ローマ大火が発生

西暦64年のこの日、ローマ帝国の首都ローマで大火災が発生しました。火は6日間ほど燃え続け、市内14地区のうち10地区が被害を受け、市街の大部分が焼けたと伝えられます(3分の2が焼失したとも言われます)。皇帝ネロが放火を命じたという噂が広まり、ネロはその罪をキリスト教徒に転嫁して迫害したとされます。ただし現在では、偶発的な事故火災だった可能性が高いと考えられています。歴史的な大事件の真相は、案外あいまいなものなのですね。
1290年:ユダヤ人追放令発布

1290年のこの日、イングランド王エドワード1世がユダヤ人追放令を発布しました。これによりイングランド国内のユダヤ人は国外退去を命じられ、その後1656年ごろに再入国が黙認されるまで、370年近くにわたって公的にイングランドに住むことができませんでした。追放の理由には、貨幣の不正削り取りの一掃や財政的な思惑など諸説あります。中世ヨーロッパの差別の根深さを物語る出来事です。
1872年:秘密投票法が成立

1872年のこの日、イギリスで「秘密投票法(Ballot Act)」が成立しました。それまでの選挙は公開投票で、誰が誰に入れたかが周囲に分かってしまうため、買収や脅迫が横行していました。この法律によって投票用紙に記入して投票箱に入れる「無記名投票」が導入され、有権者は周囲を気にせず自分の意思で一票を投じられるようになりました。今では当たり前の選挙のしくみも、長い歴史の上に成り立っているのです。
1898年:ポロニウム発見

1898年のこの日、キュリー夫妻が新元素ポロニウムの発見に関する論文を発表しました。元素名はマリ・キュリーの祖国ポーランドにちなんで名づけられたもので、母国への思いが込められています。この年の12月にはさらにラジウムも発見し、放射能研究の扉を大きく開きました。マリ・キュリーはのちにノーベル賞を2度受賞する偉業を成し遂げますが、その出発点がこの夏の発見だったのです。
1925年:『わが闘争』出版

1925年のこの日、アドルフ・ヒトラーの著書『わが闘争』第1巻が出版されました。ミュンヘン一揆に失敗して投獄されていた期間に口述筆記でまとめられたもので、彼の政治思想や人種主義的な主張が書き連ねられています。当初の売れ行きは芳しくありませんでしたが、ナチス政権下では大量に普及しました。のちの悲劇を予告するような一冊が、この日に世に出たのです。
1936年:スペイン内戦勃発

1936年、7月17日にスペイン領モロッコで始まったフランコ将軍ら軍部の反乱が、翌18日に本土各地へ波及し、スペイン内戦が本格的に始まりました。人民戦線政府と反乱軍が激しく対立し、ドイツやイタリアがフランコ側を、ソ連や国際義勇軍が政府側を支援するなど、第二次世界大戦の前哨戦ともいえる構図になりました。画家ピカソの「ゲルニカ」もこの内戦を題材にした作品として知られています。
1968年:インテル設立

1968年のこの日、半導体メーカー「インテル」がアメリカで設立されました。創業者は集積回路の先駆者ロバート・ノイスと、「ムーアの法則」で知られるゴードン・ムーア。フェアチャイルド・セミコンダクターを飛び出した彼らが立ち上げた小さな会社は、のちに世界最大級の半導体企業へと成長します。今あなたが使っているパソコンやスマホの中にも、その遺産が脈々と受け継がれているかもしれません。
1970年:光化学スモッグ国内初確認
1970年のこの日、東京都杉並区の高校のグラウンドで、体育の授業中だった生徒数十人が突然吐き気などを訴えて倒れる事件が起きました。これが日本で初めて公式に確認された光化学スモッグの被害です。高度経済成長の裏で深刻化していた大気汚染を、社会に強く印象づけるきっかけとなりました。夏の晴れた日に注意を呼びかける「光化学スモッグ注意報」は、この日が原点なのです。
1976年:コマネチが10点満点

1976年のこの日、モントリオール五輪の女子体操で、ルーマニアのナディア・コマネチ選手が段違い平行棒で五輪史上初の「10点満点」をマークしました。当時わずか14歳。あまりに完璧な演技に得点表示が対応できず、「1.00」と表示されたという逸話も残っています。「白い妖精」と呼ばれた彼女の名は、ビートたけしさんのギャグでも日本中に知れ渡りました。
2015年:京都縦貫道が全線開通

2015年のこの日、京丹波わちインターチェンジ〜丹波インターチェンジ間が開通し、京都縦貫自動車道(延長約100キロ)が全線開通しました。これにより日本海側の丹後地方から京都市内、そして大阪方面までが高速道路で結ばれ、観光や物流の利便性が大きく向上しました。海の幸で知られる丹後への旅が、ぐっと身近になった日でもあります。
7月18日の歴史まとめ

古代ローマの大火から科学の大発見、五輪の感動の瞬間まで、7月18日は明と暗が入り混じった一日でした。社会のしくみや技術が大きく変わる転換点も多く見られます。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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