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8月10日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

8月10日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

8月10日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

8月10日の歴史・出来事

歴史上の出来事

955年:レヒフェルトの戦い

オットー1世とマジャール軍のレヒフェルトの戦いを描いた絵画
ミヒャエル・エヒター筆「レヒフェルトの戦い」 / Wikimedia Commons

神聖ローマ皇帝オットー1世が、長年ヨーロッパを荒らしまわっていたハンガリー(マジャール人)の軍勢を打ち破った戦いです。これによって約50年も続いた西方への侵略がついに終わりを告げました。馬を駆って各地を略奪していた遊牧の民が、この敗北を機に定住へと舵を切り、後のハンガリー王国へとつながっていきます。一つの戦いがヨーロッパの地図を塗り替えた瞬間でした。

1628年:戦艦ヴァーサ沈没

ヴァーサ博物館に展示されている17世紀の戦艦ヴァーサ
海底から引き揚げられた戦艦ヴァーサ / Jorge Láscar from Melbourne, Australia / CC BY 2.0 / via Wikimedia Commons

スウェーデンが国の威信をかけて建造した豪華な戦艦「ヴァーサ」が、処女航海でわずか数百メートル進んだだけであっけなく沈没してしまいました。船を立派に見せようと大砲を積みすぎ、船体のバランスが崩れていたのが原因です。ところが海底に眠ったおかげで保存状態が抜群によく、約330年後に引き揚げられ、今ではストックホルムの人気博物館で当時の姿を見ることができます。

1675年:グリニッジ天文台着工

グリニッジ天文台の旧本館フラムスティード・ハウス
グリニッジ天文台の旧本館フラムスティード・ハウス(1945年) / Wikimedia Commons

イギリス・ロンドンで、後に世界の「時間」と「経度」の基準となるグリニッジ天文台の礎石が据えられ、建設が始まりました。当初の目的は、航海に欠かせない経度を正確に測る方法を見つけることでした。やがてこの地を通る線が本初子午線、つまり経度ゼロの基準と定められ、世界の標準時もここから決められるようになります。何気なく使う「世界時間」のルーツが、この日に始まったのです。

1792年:テュイルリー宮殿襲撃

1792年8月10日のテュイルリー宮殿襲撃を描いた絵画
ジャック・ベルトー筆「テュイルリー宮殿襲撃」 / Wikimedia Commons

フランス革命の大きな転換点となった「8月10日事件」が起きた日です。武装したパリの市民と義勇兵がテュイルリー宮殿を襲撃し、国王ルイ16世を捕らえました。これによって王の権力は停止され、フランスは王政から共和政へと一気に傾いていきます。革命が穏やかな改革から過激な段階へと進む、まさに分岐点となった出来事でした。

1793年:ルーヴル美術館が開館

開館当時に近い時期のルーヴル宮殿グランド・ギャラリーを描いた絵画
ユベール・ロベールが描いたルーヴルのグランド・ギャラリー(1795年ごろ) / Wikimedia Commons

世界有数の美術館として知られるパリのルーヴル美術館が、一般公開を始めた日です。もともとは王の宮殿でしたが、フランス革命によって王室のコレクションが国民の財産とされ、誰もが芸術を楽しめる場所へと生まれ変わりました。「モナ・リザ」をはじめとする名画の数々が市民に開かれたのは、革命がもたらした思わぬ恩恵だったといえるでしょう。

1835年:バーナム興行を開始

興行師P.T.バーナムの肖像写真
興行師P.T.バーナム(1855~1865年ごろ) / Wikimedia Commons

「地上最大のショー」で知られる興行師P.T.バーナムが、見世物師としてのキャリアを踏み出した日です。彼は高齢の女性を「後の初代大統領ワシントンを育てた乳母で161歳」と宣伝して人々の好奇心をかき立てました。誇張だらけの演出で大衆を惹きつける手法は賛否を呼びましたが、後の巨大サーカス帝国の原点となりました。映画『グレイテスト・ショーマン』のモデルとしても有名な人物です。

1904年:黄海海戦で日本勝利

1904年の黄海海戦で砲撃する日本海軍の戦艦敷島などの艦隊
黄海海戦で砲撃する戦艦敷島などの日本艦隊(1904年) / Wikimedia Commons

日露戦争のさなか、旅順沖の黄海で日本海軍の連合艦隊とロシアの太平洋艦隊が激突しました。この海戦で日本が勝利し、ロシア艦隊を旅順港に封じ込めることに成功します。翌年の日本海海戦ほど有名ではありませんが、戦争の流れを日本有利に傾けた重要な一戦でした。後の英雄・東郷平八郎の名が知られるきっかけの一つともなった戦いです。

1988年:日系人補償法に署名

市民自由法に署名するロナルド・レーガン大統領
市民自由法に署名するレーガン大統領(1988年) / Wikimedia Commons

アメリカのレーガン大統領が「市民自由法」に署名した日です。これは第二次世界大戦中、敵国民として強制収容された日系アメリカ人に対し、政府が公式に謝罪し、一人あたり2万ドルを支払うことを定めたものでした。戦時下の人権侵害を国家が認めて償うという、歴史的に重い意味を持つ出来事です。多くの日系人の長年の訴えがようやく実を結んだ瞬間でした。

1990年:探査機が金星に到達

探査機マゼランのレーダー観測データから作成された金星表面の全球画像
探査機マゼランのレーダーデータから作成された金星表面図 / Wikimedia Commons

NASAの金星探査機「マゼラン」が、目的地である金星に到達した日です。分厚い雲に覆われて表面が見えない金星を、レーダーを使って詳細にマッピングしました。その結果、火山や溶岩流など金星の地形がくっきりと描き出され、謎に包まれていた「地球の双子星」の素顔が初めて明らかになりました。宇宙探査の歴史に残る大きな成果でした。

2003年:ゆいレール開業

沖縄都市モノレールのゆいレールを走る1000形車両
沖縄都市モノレール「ゆいレール」の1000形車両 / Hugues Mitton (Hugovoyages) / CC BY-SA 3.0 / via Wikimedia Commons

沖縄県那覇市で、戦後初めての軌道系交通機関「沖縄都市モノレール(愛称ゆいレール)」が開業しました。沖縄は太平洋戦争で鉄道を失い、長く車社会が続いていたため、これは本土復帰以来の悲願ともいえる開業でした。那覇空港から首里までを結び、観光客にも県民にもなくてはならない足となっています。「ゆい」は沖縄の言葉で助け合いを意味する「ゆいまーる」が由来です。

8月10日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

8月10日は、戦争や革命といった激動の出来事と、美術館や天文台、モノレールの開業といった文化・暮らしの転換点がほどよく入り混じった一日でした。沈んだ船が宝物になったり、宇宙の謎が解けたりと、人間の営みの面白さが詰まっています。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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