中学校生活は、小学校の頃と比べて授業が専門的になったり、部活動や委員会が始まったりと、毎日が新しい発見の連続ですよね。そんな日々のなかで、「どうして授業は50分なんだろう?」「教科書に載っているあの人物にはどんな裏話があるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?ちょっとした知識を知っているだけで、毎日の授業や休み時間の会話がぐっと楽しくなるものです。
そこで今回は、中学生の皆さんが明日からすぐに使える面白い雑学を30個厳選してご紹介します!数学・英語・理科などの勉強が楽しくなる豆知識から、朝の会や帰りの会で使える1分間スピーチのネタや友達と盛り上がる恋愛・心理の雑学まで幅広く集めましたので、ぜひ最後まで読んで学校で披露してみてくださいね。
1.授業が50分間の理由

小学校の授業は45分間だったのに、中学校に上がると50分間に延びて「少し長いな」と感じる人も多いですよね。実はこの50分という時間は、人間の集中力が持続する限界の目安に合わせて設定されています。また、学校教育法施行規則では1単位時間を「50分を標準とする」と定められており、1年間の総授業時数を無理なく消化するためにも、計算しやすく学習効率が良い50分間が採用されているのです。
2.黒板が緑色になった訳

教室の前にあるボードは「黒板」と呼びますが、実際には濃い緑色をしていることがほとんどですよね。明治時代にアメリカから輸入された当初は文字通り真っ黒な板が使われていましたが、黒色は光の反射で文字が見えづらく、目が疲れやすいという欠点がありました。そこで研究が重ねられた結果、目に優しくチョークの白い粉が最もくっきり見える深緑色へと改良され、昭和30年代頃から全国の学校に広まったのです。
3.消しゴムで消える仕組み

ノートに鉛筆やシャープペンシルで書いた文字を、消しゴムでこするときれいに消えるのは当たり前のように思えますが、実はとても科学的な現象が起きています。鉛筆の芯の主成分である黒鉛の粒子は、紙の繊維に引っかかることで文字として見えています。消しゴムでこすると、紙よりも黒鉛を吸着しやすいプラスチックの成分が粒子を剥がし取るため、消しカスとして包み込んで紙を真っ白に戻してくれるのです。
4.数学でXを使う理由

中学校に入ると「算数」が「数学」に変わり、方程式で分からない数字を「x(エックス)」と置くようになりますよね。これを最初に考案したのは、17世紀フランスの哲学者であり数学者のルネ・デカルトです。当時の印刷所では、フランス語でほとんど使われない「x」の活字が大量に余っていたため印刷屋さんが提案したという説や、未知数を表すアルファベットの最後の方の文字(x, y, z)を割り当てたことから定着したと言われています。
5.0で割ってはいけない

数学のテストや授業で「どんな数字も0で割ることはできない」と教わりますが、なぜダメなのか不思議に思ったことはありませんか?たとえば「6÷2=3」は、逆算すると「3×2=6」が成り立ちますよね。ところが「6÷0=答え」と仮定して逆算しようとすると、「答え×0=6」となり、0に何を掛けても0になるルールと矛盾してしまうのです。計算の仕組みそのものが壊れてしまうため、数学では禁止されています。
6.トランプと暦の秘密

修学旅行や休み時間にみんなで遊ぶトランプには、実は1年間のカレンダーと同じ仕組みが隠されているのをご存知ですか?ダイヤ・ハート・スペード・クラブの4つのマークは「春夏秋冬の四季」を表しており、各マークが13枚ずつあるのは「1つの季節が13週間あること」を意味しています。さらに、すべてのカードの数字を足してジョーカーの1を加えると「365」になるという、驚きの設計になっているのです。
7.大文字のIのルール

英語の授業で「私」を意味する「I(アイ)」は、文の途中であっても必ず大文字で書くと習いますよね。「あなた(you)」や「彼(he)」は小文字なのに、なぜ「I」だけ特別扱いなのでしょうか。実は中世の時代、手書きで文字を書いていた頃に小文字の「i」を1文字だけ書くと、前後の単語と紛れて見落とされたり数字の1と間違えられたりしやすかったため、読みやすく目立つように大文字で書くルールが定着したのです。
8.英語で一番長い単語

英単語の暗記に苦労している中学生も多いと思いますが、主要な英語辞書に載っているなかで最も長い単語は何文字か知っていますか?それは「Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis」という45文字の単語です。これは火山の細かい塵や砂を吸い込むことで起こる「超微視的珪質火山塵肺疾患」という肺の病気の名前で、1分間スピーチのつかみネタとして黒板に書いても盛り上がること間違いなしです。
9.グッバイの意外な語源

友達と別れるときに使う英語の挨拶「Good-bye(グッバイ)」は、「Good(良い)」という言葉が入っているのに、なぜお別れの挨拶なのか不思議ですよね。実はこれ、もともとは「God be with ye(神様があなたと共にありますように)」というお祈りの言葉でした。時代が経つにつれて発音がどんどん省略されていき、「Good morning」などの挨拶につられて先頭が「Good」に変化して現在の形になったのです。
10.鉛筆の芯とダイヤ

私たちが毎日使っている鉛筆やシャーペンの芯(黒鉛)と、世界一硬くてキラキラ輝く宝石のダイヤモンドは、見た目も価値も正反対ですよね。しかし理科の化学分野で学ぶ通り、実はこの2つはどちらも「炭素(C)」という全く同じ元素だけでできている兄弟のような存在なのです。炭素の粒(原子)が平面的に重なると柔らかくて黒い黒鉛になり、立体的にガッチリ結びつくと硬くて透明なダイヤモンドになります。
11.氷が水に浮く不思議

夏の部活中に飲む冷たい麦茶やスポーツドリンクに入っている氷は、必ずプカプカと水面に浮かんでいますよね。しかし科学の世界では、液体が冷えて固体になると体積が縮んで重くなるのが普通で、氷のように浮くのは極めて珍しい現象です。水だけは凍るときに分子同士が隙間の多い立体的な網目構造を作って体積が約1割膨張するため、水よりも軽くなって浮かぶという特別な性質を持っているのです。
12.雷がジグザグに落ちる訳

夕立のときなどにピカッと光る稲妻は、空から地面に向かってまっすぐではなく、カクカクとジグザグに曲がりながら落ちてきますよね。そもそも空気は電気を通しにくい性質を持っていますが、雲に溜まった巨大な電気が無理やり地面へ向かうとき、空気中の湿気や塵などがある「少しでも電気が通りやすいルート」を探りながら進むため、あのように激しく折れ曲がった光の筋になるのです。
13.西郷隆盛の肖像画の謎

歴史の教科書に必ず載っている、眉毛が太くて恰幅の良い西郷隆盛の有名な肖像画。実はあの絵、本人の顔を直接見て描かれたものではなく、親族の顔を組み合わせて作った合成イラストだということを知っていましたか?西郷隆盛は大の写真嫌いで1枚も写真が残っていなかったため、明治時代にイタリア人画家のキヨッソーネが、実の弟である西郷従道や従兄弟の大山巌の顔を参考にして想像で描き上げたものなのです。
14.信長が愛した甘いお菓子

戦国時代のカリスマ武将・織田信長といえば、厳しくて怖いイメージがあるかもしれませんが、実は大の甘党で新しいもの好きでした。当時ポルトガルからやってきた宣教師が献上した、色とりどりでトゲトゲした砂糖菓子の「金平糖(こんぺいとう)」を一目で気に入ったという記録が残っています。当時は砂糖がダイヤのように高価な貴重品だったため、信長はその美味しさと美しい形にいたく感動したそうです。
15.ピラミッド建設の真実

エジプトの巨大なピラミッドは、ひと昔前まで「ムチで打たれた奴隷たちが無理やり作らされた」と考えられていました。しかし近年の発掘調査によって、給料としてパンやビールが支給されるホワイトな公共事業だったことが判明しています。ナイル川が氾濫して畑仕事ができない時期の農民たちを雇って生活を支えていたほか、ケガをした労働者を治療した医療の跡や、お休みの記録まで見つかっているのです。
16.砂漠の砂は使えない

地理の授業で習う広大なサハラ砂漠などには、見渡す限りの砂が広がっていますよね。しかし、ビルの建設などに使うコンクリートの材料として、砂漠の砂を使うことはできません。なぜなら砂漠の砂は、長い年月をかけて風でぶつかり合い、粒が丸くツルツルに削られすぎているからです。建築には川や海の砂のように角がギザギザして絡み合う砂が必要で、砂漠の国でもわざわざ外国から砂を輸入しているのです。
17.「全然大丈夫」は間違い?

友達との会話で「全然大丈夫だよ!」「全然いいよ!」と使うと、大人から「全然の後ろには否定の言葉しか来ないよ」と注意されたことはありませんか?しかし実は、明治・大正時代の文豪である夏目漱石や芥川龍之介も肯定の意味で「全然」を使っていたことが分かっています。そもそも「全然」は「すっかり・まるっきり」という意味の言葉で、戦後の一時期に否定を伴う用法が広まっただけなのです。
18.画数が一番多い漢字

国語の漢字テストで画数の多い漢字が出ると覚えるのが大変ですが、日本の漢字のなかで最も画数が多い文字は何画だと思いますか?それは「たいと」と読む国字(日本で作られた漢字)で、「雲」を3つと「龍」を3つ組み合わせた驚異の「84画」を誇ります。雲の間を龍が飛び回る様子を表したおめでたい文字で、もしテストに出たら1文字書くだけでチャイムが鳴ってしまいそうな複雑さです。
19.吊り橋効果の恋愛心理

中学生になると、クラスメイトや部活の先輩など、恋愛の話題で盛り上がることも増えますよね。心理学で有名な「吊り橋効果」とは、揺れる吊り橋の上やお化け屋敷、ジェットコースターなど、恐怖や緊張で心臓がドキドキしている状態を「この人が好きだからドキドキしている」と脳が錯覚する現象のことです。体育祭や合唱コンクールなど、一緒に緊張感を味わう学校行事で恋が生まれやすいのもこのためです。
20.目が合うと好きになる

教室でふと顔を上げたときに、特定の異性とよく目が合うとドキッとしてしまいますよね。心理学には「単純接触効果(ザイオンス効果)」という法則があり、何度も視線が合ったり短い会話を繰り返したりする相手に対して、無意識のうちに好意が高まることが科学的に証明されています。また、人は興味があるものを無意識に目で追ってしまう習性があるため、よく目が合う相手は脈ありの可能性も高いと言えます。
21.女子の方が成長が早い訳

小学校高学年から中学1〜2年生くらいの時期は、男子よりも女子の方が背が高かったり、精神的に大人びていたりすることがよくありますよね。これは人間の成長ホルモンや思春期の訪れるタイミングに違いがあり、女子の方が男子よりも平均して約2年早く「成長スパート(急激に体が成長する時期)」を迎えるためです。また、脳の言語や感情を司る部分の発達も女子の方が早く進む傾向があります。
22.青ペンで暗記が捗る

定期テスト前の暗記勉強で、「ノートにひたすら書いて覚える」という人も多いのではないでしょうか。実はそのとき、黒いシャーペンではなく「青いボールペン」を使うと記憶に残りやすくなると言われています。青色には副交感神経を刺激して気持ちを落ち着かせ、集中力を高めるリラックス効果があるほか、使い切ったインクの減り具合が目に見えることで達成感が得られ、やる気が続きやすくなるのです。
23.テスト前は睡眠が大事

中間テストや期末テストの前日、「徹夜してでも全部暗記するぞ!」と夜遅くまで起きているのは、実はとてももったいない勉強法です。人間の脳は、眠っている間にその日勉強した知識を整理し、使える記憶として脳に定着させる作業を行っています。睡眠を削ってしまうと、せっかく覚えた英単語や年号が脳に保存されずに消えてしまうため、テスト前日こそしっかり6〜7時間以上眠るのが点数アップの秘訣です。
24.緊張を一瞬でほぐす方法

国語の授業や朝の会での「1分間スピーチ」、あるいは部活の大会などで、頭が真っ白になるほど緊張してしまうことはありませんか?そんなときは、「緊張しちゃダメだ」と我慢するのではなく、「私は今すごく緊張している」と心の中で素直に認めてゆっくり深呼吸をするのが効果的です。客観的に自分の状態を言葉にすることで、脳の暴走が抑えられて心拍数が落ち着くことが心理学の研究で分かっています。
25.あくびがうつる理由

5時間目の授業中、前の席の友達がふわぁっと大きなあくびをしたら、自分までつられてあくびが出てしまった経験は誰にでもありますよね。これは脳のなかにある「ミラーニューロン」という神経細胞が働き、無意識のうちに相手の行動や感情に共感して真似をしてしまう現象だと考えられています。実は仲が良い友達や家族など、普段から親しく思っている相手のあくびほど、うつりやすいという面白い実験結果もあります。
26.指がポキッと鳴る正体

勉強の合間などに指の関節を曲げると、「ポキッ」と気持ちいい音が鳴ることがありますよね。あの音は骨と骨がぶつかっている音だと思われがちですが、実は違います。関節の隙間を満たしている「関節液」という液体が、指を引っ張ることで圧力が下がり、液体の中にできた小さな気泡(空気の粒)が弾けるときの衝撃音なのです。ただし、無理に鳴らしすぎると関節を痛めることがあるので注意しましょう。
27.部活後に牛乳が良い訳

運動部の練習が終わったあとに、「牛乳を飲むと背が伸びる・筋肉がつく」と聞いたことはありませんか?これにはしっかりとした科学的な根拠があり、運動直後の30分間は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、体が栄養を最も吸収しやすい状態になっています。このタイミングで牛乳を飲むと、筋肉や骨の材料になるタンパク質とカルシウムが効率よく吸収されるうえ、血液量が増えて熱中症になりにくい強い体を作ってくれます。
28.音楽室の肖像画の秘密

学校の音楽室に行くと、壁の上の方にバッハやベートーヴェンなど、怖い顔をした音楽家たちの肖像画がずらりと並んでいますよね。実はあの絵画のなかで、一番最初に描かれていることが多いバッハが着けている白いフワフワの髪の毛は、地毛ではなく当時の正装用のかつらです。17〜18世紀のヨーロッパでは、貴族や音楽家が公の場に出るときに大きな白い巻き毛のかつらをかぶるのが、最も礼儀正しいマナーだったのです。
29.視力検査のマークの名前

毎年春の健康診断で行う視力検査で、「右、左、上…」と答えるアルファベットの「C」のような黒いマークがありますよね。実はあのマークには、考案したフランスの眼科医の名前から名付けられた「ランドルト環(かん)」という立派な正式名称があります。世界共通で使われている基準で、直径7.5ミリ・太さ1.5ミリ・切れ目の幅1.5ミリのランドルト環を、5メートル離れた場所から見分けられると「視力1.0」と判定されます。
30.リコーダーの小さな穴

音楽の授業で吹くアルトリコーダーやソプラノリコーダーの吹き口の下には、指で押さえない小さな穴(窓)が空いていますよね。あそこは「ウィンドウェイ(風の通り道)」の出口で、吹き込んだ息があの穴の鋭い角(エッジ)にぶつかることで、空気の渦が交互に発生して管の中の空気が振動し、美しい音色が生まれる仕組みになっています。もしあの穴をテープなどで塞いでしまうと、まったく音が出なくなってしまいます。
まとめ
今回は、中学生の皆さんが毎日の学校生活や勉強、休み時間のトークで使える面白い雑学を30個ご紹介しました。普段何気なく受けている50分間の授業や、教科書の片隅に載っている人物、そして友達との何気ないやり取りのなかにも、思わず「へぇ〜!」と誰かに教えたくなるような驚きの理由や歴史がたくさん隠されていましたね。
雑学を知ることは、ただ物知りになれるだけでなく、「なぜこうなるんだろう?」と考える力を育てて、勉強やテストを楽しく乗り切るための大きな武器にもなります。気になったネタがあれば、ぜひ明日の1分間スピーチや友達との会話で披露して、クラスのみんなを笑顔にしてみてくださいね!
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