週刊少年ジャンプで連載され、世界中に熱狂的なファンを持つ『Hunter × Hunter(ハンターハンター)』。休載期間が長いことでも有名ですが、それでも読者を惹きつけてやまないのは、緻密に練り上げられた設定と魅力的なキャラクターたちがいるからです。今回は、念能力の奥深い仕組みから、意外と知られていないキャラクターの裏話、そして作者である冨樫義博先生にまつわるエピソードまで、明日誰かに話したくなる雑学を30個ご紹介します。一緒にハンターの世界を深掘りしていきましょう!
1.ゴンの誕生日は5月5日
主人公であるゴン=フリークスの誕生日は5月5日です。これには「子供の日」だからという理由もありますが、実は主要キャラクター4人の誕生日はすべてゾロ目になっているのをご存知でしょうか?キルアは7月7日、レオリオは3月3日、クラピカは4月4日と設定されています。覚えやすいだけでなく、キャラクターたちの結びつきや運命的なものを感じさせる設定ですよね。
2.キルアはお菓子に億使う
暗殺一家ゾルディック家のエリートであるキルアですが、大の甘党としても知られています。特に大好きなのが「チョコロボくん」というお菓子。天空闘技場編では、稼いだ賞金のうちなんと200,000,000ジェニーをお菓子代につぎ込んだことが明かされています。子供らしい一面ですが、桁外れの金額を使うあたり、金銭感覚もやはり一般人とはかけ離れているようです。
3.レオリオは初登場19歳
スーツ姿にサングラス、そして少し枯れたような言動から、かなり年上に見られがちなレオリオ。しかし、初登場時の年齢は意外にも未成年の若者(※初登場時)という設定です。これには驚いた読者も多いはず。キルアやゴンからは「おじさん」呼ばわりされることもありますが、実はまだ10代。医者を目指して受験勉強に励む姿は、苦労人の浪人生といったところでしょうか。
4.クラピカの性別は不明
美しく中性的な容姿を持つクラピカ。作中では「私」や「オレ」といった一人称を使い分けますが、公式ファンブックなどでも性別については明言されていません。コミックスの表紙裏などで「男か女か?」とネタにされることもありますが、あえて曖昧にされているのが現状です。性別を超越した魅力こそが、クラピカというキャラクターの本質なのかもしれません。
5.ヒソカのモデルは誰?
不気味なピエロのような風貌の実力者ヒソカ。彼の独特なキャラクターデザインや言動について、冨樫先生はインタビューで「特にモデルはいない」としつつも、「あえて言うなら自分自身」と語ったことがあります。作者の遊び心や、物語を予測不能な方向に引っ掻き回したいという願望が、トリックスターであるヒソカに投影されているのかもしれません。
6.ハンター文字は読める
作中に登場する独自の言語「ハンター文字」。一見すると解読不能な記号のように見えますが、実は日本語の「かな」に対応しています。ファンによる解読作業が進んでおり、看板や貼り紙に書かれた文字を五十音表に当てはめると、ちゃんと意味のある日本語になるのです。作品世界の細部まで作り込む、冨樫先生のこだわりが感じられます。
7.旅団腕相撲ランキング
最強の盗賊集団「幻影旅団」。彼らの腕力ランキングが公式で設定されています。堂々の1位は強化系のウボォーギン。そして2位はフィンクス、3位はヒソカと続きます。意外なことに、団長であるクロロは真ん中の順位。最下位は具現化系でコピー能力を持つコルトピでした。戦闘能力と単純な腕力は必ずしも比例しないのが面白いポイントです。
8.ヒソカ流オーラ性格診断
ヒソカが提唱する「念の系統別性格診断」は、読者の間でも人気です。強化系は「単純一途」、変化系は「気まぐれで嘘つき」、放出系は「短気で大雑把」など。これらはあくまでヒソカの独断と偏見ですが、作中のキャラクターに驚くほど当てはまっています。自分の性格から念系統を予想してみるのも、ファンならではの楽しみ方の一つですね。
9.GI制作陣の名前の秘密
伝説のゲーム「グリードアイランド(G.I)」は、ジンを含む11人の念能力者によって作られました。実はゲーム名の「GREED ISLAND」は、制作メンバーの名前の頭文字を繋げたものなのです。Gはジン、Rはレイザー、Eはエレナ、もう一つのEはイータ、Dはドゥーン、といった具合です。仲間たちとの絆と遊び心が詰まったタイトルだったのですね。
10.王の名は「光」を意味する
キメラ=アント編のラスボスである王、メルエム。彼の名前は、女王が死の間際に遺したもので、「全てを照らす光」という意味が込められています。圧倒的な暴力と恐怖の象徴として生まれた彼が、コムギとの出会いを通じて精神的に成長し、最期には愛を知る存在へと変化していく過程は、まさにその名にふさわしい光り輝く物語でした。
11.軍儀とコムギの存在感
キメラ=アント編で重要な役割を果たす盤上競技「軍儀」。これは架空のゲームですが、将棋や囲碁、チェスなどの要素を組み合わせて考案されました。盲目の少女コムギが打つその手は、常に進化し続けます。冨樫先生は、王とコムギの対局を描くことで、武力による支配ではなく、魂の交流を描き出したかったのかもしれません。
12.休載理由は重度の腰痛
ハンターハンターといえば長期休載が有名ですが、その主な原因は冨樫先生の慢性的な持病です。一時期は椅子に座ることすらできず、寝たきりの状態で原稿を描いていたという壮絶なエピソードも。ただサボっているわけではなく、体調と戦いながら執筆を続けているのです。ファンとしては、先生の健康を第一に願いつつ、気長に待ちたいところです。
13.能力名にアイドル曲名
冨樫先生は大のアイドル好きとしても知られています。特に「欅坂46(現・櫻坂46)」への愛は深く、作中に登場する念能力の名前やサブタイトルに、実際の楽曲名が使われていることがあります。例えば、カミーラの守護霊獣の能力に関連する名称など、ファンならニヤリとする小ネタが散りばめられており、先生の推し活事情が垣間見えます。
14.ミルキの部屋の秘密
キルアの兄であるミルキ=ゾルディックは、外出を嫌う引きこもりのオタクキャラです。彼の部屋には高価なフィギュアやゲームが所狭しと並んでいますが、実はパソコンのスペックも超一流。ハッキング能力も高く、情報収集や解析において裏からのサポート役を担っています。ただの肥満体型キャラと侮ることはできません。
15.試しの門は最大256トン
ゾルディック家の正門である「試しの門」。開ける扉の枚数によって重さが倍増していく仕組みで、1の扉でさえ左右合わせて4トンもあります。最大の7の扉を開けるには、途方もない超重量を持ち上げる筋力が必要です。キルアが帰宅した際には3の扉(16トン)まで開けていましたが、成長した彼らが今ならどこまで開けられるのか気になりますね。
16.過去に戦った二人の因縁
キルアの父シルバと、幻影旅団団長のクロロ。実は作中で描かれる以前に一度戦ったことがあります。その際、シルバは旅団のメンバーを一人殺しており、クロロとも互角以上に渡り合ったようです。シルバは子供たちに「旅団には手を出すな」と忠告しており、クロロの実力を危険視していることがわかります。プロ同士のリスペクトがある関係です。
17.カイトは女の子に転生
ゴンの恩人であるカイトは、ネフェルピトーに敗れて死亡しましたが、その後キメラ=アントとして転生しました。驚くべきことに、転生後の姿はメルエムの双子の妹として生まれ変わったのです。かつてのクールな男性ハンターの面影はありませんが、ゴンに対して「あたい」と言って叱る様子からは、カイトの魂が確かに引き継がれていることが感じられます。
18.ズシも実は天才だった
天空闘技場でゴンやキルアと共に修行したズシ。覚えが悪く、才能の差を見せつけられたキャラですが、師匠のウイングによれば、ズシも「10万人に1人」の才能を持つ逸材なのです。しかし、ゴンとキルアが「1000万人に1人」という異常なレベルだったため、霞んでしまっただけ。ズシが決して無能なわけではなく、比較対象が悪すぎた悲劇の秀才です。
19.旅団のコインの行方
幻影旅団のメンバーを決める際や、揉め事の解決に使われるコイン。実はこのコインには、メンバーの出身地である「流星街」との深い関わりがあると考察されています。社会から見捨てられた街出身の彼らにとって、コインの裏表のような運命や、仲間同士の結束は絶対的なもの。ルールを守る姿勢には、無法者なりの美学と誇りが詰まっているのです。
20.アルカの「おねだり」
キルアの弟(妹)であるアルカには、「ナニカ」という別の存在が憑依しています。ナニカに3回「おねだり」を聞いてあげると、どんな願い事でも1つ叶えてくれますが、その代償として次はより困難なおねだりを要求されます。この等価交換のルールを無視して願いを叶えられるのは、キルアだけ。兄妹の特別な絆が、残酷なルールを打破する鍵となりました。
21.パリストンは遊びたい
会長選挙編で登場したパリストンは、常に笑顔で周囲を苛立たせる食えない人物です。しかし、彼の行動原理は「愛する会長に構ってほしい」「邪魔をして楽しみたい」という子供のようなもの。ネテロ会長が亡くなった際に見せた一瞬の寂しそうな表情は、彼が単なる悪役ではなく、遊び相手を失った孤独な天才であることを物語っています。
22.世界はメビウス湖の中
物語が進むにつれ、ゴンたちが住んでいる世界は、巨大な「メビウス湖」の中にあるごく一部の島々に過ぎないことが判明しました。外側に広がるのは、未知の生物や厄災が蠢く暗黒大陸。これまで見てきた広大な世界が実は箱庭だったというスケールの拡張は、多くの読者に衝撃を与えました。冒険の舞台は、もはや地球規模を超えています。
23.ポックルの脳みそ
ハンター試験編でゴンたちと共に合格したポックル。キメラ=アント編で再登場しましたが、その最期はあまりにも悲惨でした。ネフェルピトーによって頭蓋骨を開かれ、生きたまま脳をいじられて念の情報を引き出されるシーンは、多くの読者のトラウマとなりました。ハンターという職業が、常に死と隣り合わせであることを残酷に突きつけた描写です。
24.ライセンスは人生安泰
難関を突破して手に入るハンターライセンス。これを持っているだけで、公共施設の95%が無料で利用できたり、一般人の立ち入り禁止区域に入れたりと、様々な特権が得られます。さらに、ライセンスを売却すれば7代先まで遊んで暮らせるほどの莫大な富が手に入るとか。命がけの試験に見合うだけの、とてつもない価値があるカードなのです。
25.天空闘技場は251階
格闘技の聖地である天空闘技場は、地上251階、高さ991メートルという超高層ビルです。1日に平均4000人もの挑戦者が訪れ、上層階に行けば行くほどファイトマネーも跳ね上がります。最上階のフロアマスターたちは、それぞれが巨大な屋敷を持てるほどの富豪。力さえあれば富と名声が手に入る、まさに実力至上主義の象徴的な場所です。
26.闇のソナタの代償
クラピカの同僚であるセンリツ。彼女の本来の姿は異なりますが、魔王が作曲したとされる「闇のソナタ」のフルート独奏を聴いてしまったことで、体が変貌し、今の姿になりました。演奏した友人は死亡しています。彼女の目的は、この呪われた楽譜を見つけ出し、これ以上犠牲者を出さないように処分すること。優しさの中に重い過去を背負っています。
27.ビスケは実は57歳
グリードアイランド編でゴンの師匠となったビスケット=クルーガー(ビスケ)。見た目は可愛らしい少女ですが、実年齢は半世紀以上生きています。普段は念能力で若作りをしていますが、真の姿は筋肉隆々の巨大な女性。本人は「ゴツイから」という理由で嫌がっていますが、その拳の一撃は敵を一瞬で粉砕するほどの破壊力を持っています。
28.ノブナガの円は4m
幻影旅団の居合の達人ノブナガ。彼の使う「円(エン)」の範囲は、自身の刀の間合いである半径4メートルに限られています。他の使い手に比べて狭いように感じられますが、これは「自分の手の届く範囲に入った敵は必ず斬る」という必殺の制約によるもの。広さよりも密度と即応性を極めた、職人のようなこだわりを感じる能力です。
29.ジャイロは生きている
NGLの影の支配者であったジャイロ。キメラ=アントに捕食され死亡したと思われていましたが、強い自我によって記憶と人格を保持したまま転生しました。そして、女王の支配を脱し、どこかへ姿を消しています。ゴンたちとすれ違う描写もあり、物語の最終的なラスボス候補の一人ではないかと、ファンの間で長く語り継がれている謎多き人物です。
30.冨樫先生のTwitter開設
2022年5月、突如として「冨樫義博」名義のTwitter(現X)アカウントが開設されました。最初は本物か疑われましたが、漫画の原稿の隅をアップし続けることで本物と判明。世界中のファンが歓喜し、瞬く間にフォロワー数が数百万人に達しました。先生が日々、腰痛と戦いながら原稿に向かう様子がリアルタイムで分かるようになり、応援の声が絶えません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。『Hunter × Hunter』の奥深い設定や意外なエピソードを知ると、もう一度1巻から読み返したくなりますよね。休載が多い作品ではありますが、それもまた冨樫先生が一切の妥協なく描いている証拠と言えるでしょう。物語はいよいよ暗黒大陸へ向かい、さらに複雑さを増しています。未回収の伏線がどう繋がっていくのか、今後の展開をワクワクしながら待ち続けましょう!