「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
4月11日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
4月11日の歴史・出来事

1814年:ナポレオン退位決まる

この日、フォンテーヌブロー条約が起草され、ヨーロッパを席巻したナポレオン1世の退位とエルバ島への流刑が定められました。じつはこれは「流罪」と言いつつ、エルバ島の主権と皇帝の称号が認められるという破格の待遇つき。しかし英雄はおとなしくしておらず、翌1815年には島を脱出してパリに舞い戻ります。あの有名な「百日天下」の幕開けへとつながっていくのです。
1889年:中央線の前身が開業

1889年(明治22年)のこの日、現在のJR中央線の前身である甲武鉄道が、新宿駅から立川駅までの約27kmで開業しました。通勤ラッシュでおなじみのオレンジ色の電車も、ルーツをたどれば明治の蒸気機関車。当時は甲州街道や青梅街道沿いの集落をつなぐ路線でした。今や日本屈指の混雑路線ですが、130年以上前から多摩地域の発展を支え続けてきた歴史ある鉄道なのです。
1909年:テルアビブ建設始まる

1909年のこの日、地中海沿岸の砂丘で66組のユダヤ人家族が集まり、貝殻を使ったくじ引きで土地を分け合いました。これがイスラエル最大の都市テルアビブの始まりです。何もない砂地から生まれた街は、その後バウハウス様式の白い建築が立ち並ぶ「ホワイト・シティ」として発展し、世界遺産にも登録されました。一枚の貝殻から一つの大都市が誕生した、ロマンあふれる起源ですね。
1919年:ILOの基礎が成立

第一次世界大戦後のこの日、ヴェルサイユ条約の交渉のなかで「労働」と題された条文が採択され、のちの国際労働機関(ILO)の土台が築かれました。ILOは政府・労働者・使用者の三者が対等にメンバーとなる世界でも珍しい国際機関。長時間労働や児童労働の問題に世界規模で取り組む仕組みは、ちょうど100年以上前のこの日に動き出していたのです。働き方を考えるうえで意外と身近な存在です。
1921年:メートル法を公布

1921年(大正10年)のこの日、改正「度量衡法」が公布され、日本でメートル法を基準とすることが法律で定められました。それまでは尺貫法(尺・寸・貫など)が当たり前でしたが、世界標準に合わせる大きな一歩。とはいえ庶民にはなかなか浸透せず、完全に切り替わるまでには数十年を要しました。今でも「一寸先は闇」など慣用句に古い単位が残っているのは、その名残なのです。
1945年:収容所が解放される

1945年のこの日、ナチス・ドイツのブーヘンヴァルト強制収容所がアメリカ軍によって解放されました。第二次世界大戦末期、ドイツ国内に置かれた最大級の収容所の一つで、解放時には飢えと過酷な労働で衰弱した多くの人々が残されていました。ここで撮影された記録は、ホロコーストの実態を世界に伝える貴重な証言となりました。戦争の悲惨さを後世に語り継ぐ、忘れてはならない日です。
1955年:暗殺狙った爆破事件
1955年のこの日、中国政府がチャーターした航空機「カシミール・プリンセス号」が空中爆発し、16人が亡くなりました。じつはこれ、バンドン会議に向かう周恩来首相の暗殺を狙ったテロだったとされています。仕掛けられた発火装置による犯行でしたが、周恩来は予定を変更して別の便に乗り、難を逃れていました。冷戦下の緊張を物語る、まるでスパイ映画のような実話です。
1959年:王貞治がデビュー

1959年(昭和34年)のこの日、のちに世界の本塁打王となる王貞治選手が、巨人軍の開幕戦(対国鉄)で7番・一塁手としてプロデビューを果たしました。相手は国鉄の大エース・金田正一。しかしこの日は3打席2三振1四球と完全に抑え込まれ、プロの洗礼を浴びます。あの一本足打法と通算868本塁打を誇る大打者も、最初は苦しいスタートでした。誰もが知るスターにも下積み時代があったのだと、勇気をもらえる話です。
1970年:アポロ13号打ち上げ

1970年のこの日、3度目の月着陸を目指したアポロ13号が打ち上げられました。ところが打ち上げから約56時間後に酸素タンクが爆発し、乗組員は絶体絶命の危機に。「13」という不吉な数字も話題で、打ち上げ日の数字を足すと13、発射は13時13分、39番(13の3倍)発射台からと、偶然が重なりました。それでも全員が無事帰還した奇跡の物語は、のちに映画化され多くの人を感動させました。
1974年:ガッツポーズ誕生
1974年(昭和49年)のこの日、ボクシングのWBC世界ライト級タイトルマッチでガッツ石松選手が勝利。試合後に両手を高く上げて喜んだ姿が「ガッツポーズ」と報じられ、この言葉が広く知られるきっかけになりました。語源には諸説ありますが、ガッツ石松説が一般に定着しています。今では誰もが無意識にする勝利の決めポーズ。その名前の由来がプロボクサーだったとは、意外と知られていません。
1988年:坂本龍一が初受賞

1988年のこの日、第60回アカデミー賞で、映画『ラストエンペラー』の音楽を手がけた坂本龍一さんが、デヴィッド・バーン、コン・スー(蘇聡)とともに日本人初の作曲賞を受賞しました。中国清朝最後の皇帝・溥儀の生涯を描いたこの作品は、作品賞や監督賞を含む9部門を独占する快挙。撮影現場で監督から急に作曲を求められるなど苦労もあったそうです。世界的音楽家「教授」が日本の映画音楽の歴史に金字塔を打ち立てた記念すべき日です。
4月11日の歴史まとめ

4月11日は、英雄の没落から宇宙への挑戦、そして日本人の快挙まで、硬軟入り混じったドラマに彩られた一日でした。日常の言葉や身近な路線のルーツが見つかるのも面白いところです。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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