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6月28日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

6月28日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

6月28日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

6月28日の歴史・出来事

歴史上の出来事

1838年:ヴィクトリア女王戴冠

ウェストミンスター寺院で行われたヴィクトリア女王の戴冠式を描いた絵画
ジョージ・ヘイター筆「ウェストミンスター寺院におけるヴィクトリア女王の戴冠式」 / Wikimedia Commons

大英帝国の黄金時代を象徴するヴィクトリア女王の戴冠式が、ロンドンのウェストミンスター寺院で行われました。前年に即位したのはわずか18歳のとき。在位は約63年に及び、イギリスが世界最大の帝国へと発展した「ヴィクトリア朝」の名の由来となりました。実はこの戴冠式、リハーサル不足で式の進行が混乱したという逸話も残っています。それでも若き女王の威厳ある姿は人々の心をつかみました。

1841年:バレエ『ジゼル』初演

バレエ『ジゼル』を演じるカルロッタ・グリジのリトグラフ
初演でジゼルを演じたカルロッタ・グリジ(1841年) / Wikimedia Commons

パリのオペラ座で、ロマンティック・バレエの最高傑作『ジゼル』が初演されました。村娘ジゼルが裏切りに絶望して命を落とし、死後は精霊「ウィリ」となって愛する人を守るという、儚くも美しい物語です。白いチュチュをまとった精霊たちが幻想的に舞う第2幕は、バレエ史に残る名場面とされています。初演から180年以上を経た今もなお、世界中のバレエ団で上演され続ける不朽の名作です。

1859年:幕府が自由貿易許可

外国船や領事館が描かれた開港直後の横浜港の絵図
歌川貞秀が描いた開港直後の横浜港(1859~1860年) / Wikimedia Commons

江戸幕府が、横浜・長崎・箱館(函館)の三港でアメリカ・イギリス・オランダなど5か国との自由貿易を許可する布告を出しました(旧暦5月28日)。これにより、200年以上続いた鎖国体制は事実上終わりを告げ、日本は本格的な開国へと舵を切ります。生糸やお茶が海外へ輸出される一方で、物価の高騰など社会の混乱も招きました。幕末の動乱へとつながる、大きな転換点となった日です。

1914年:サラエボ事件

サラエボ市庁舎前で自動車に乗り込むフランツ・フェルディナント大公夫妻
暗殺直前、サラエボ市庁舎を出発するフランツ・フェルディナント大公夫妻 / Wikimedia Commons

世界史を大きく動かした「サラエボ事件」が起きた日です。オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公夫妻が、ボスニアのサラエボでセルビア人青年に暗殺されました。この一発の銃弾が引き金となり、各国の同盟関係が連鎖的に作動。ひと月後には第一次世界大戦が勃発し、世界は未曾有の総力戦へと突入していきます。たった一つの事件が世界を変えた、歴史の恐ろしさを示す出来事でした。

1919年:ヴェルサイユ条約調印

ヴェルサイユ宮殿の鏡の間に集まった講和会議の各国代表団
ヴェルサイユ条約の調印に集まった各国代表団(1919年) / Wikimedia Commons

第一次世界大戦の講和条約「ヴェルサイユ条約」が、フランスのヴェルサイユ宮殿「鏡の間」で調印されました。興味深いのは、この日がちょうど5年前にサラエボ事件が起きた日と同じだったこと。大戦の始まりと終わりが、同じ6月28日で結ばれたのです。ドイツに課せられた巨額の賠償金は国民を苦しめ、のちのナチス台頭の遠因になったとも言われます。平和への願いが、皮肉にも次の戦争の種をまいてしまいました。

1948年:福井地震が発生

福井地震で被害を受けた北陸本線森田駅の構内
福井地震で被害を受けた北陸本線森田駅(1948年) / Wikimedia Commons

福井平野を震源とするマグニチュード7.1の大地震が発生しました。死者・行方不明者は3,769人にのぼり、戦後復興の途上にあった福井の街は壊滅的な被害を受けました。実はこの地震をきっかけに、気象庁の震度階級に最大の「震度7(激震)」が新設されたのです。それまで震度は6が最大でしたが、被害の甚大さを受けて新たな基準が必要とされました。日本の防災史にも刻まれる重要な災害です。

1950年:日本初の完全試合

読売ジャイアンツの投手だった藤本英雄
日本プロ野球初の完全試合を達成した藤本英雄(1955年撮影) / Wikimedia Commons

巨人の藤本英雄投手が、青森市営球場での西日本パイレーツ戦で、日本プロ野球史上初の「完全試合」を達成しました。一人の走者も出さずに勝利を収める偉業です。面白いのは、本来の先発予定だった投手がカニの食べすぎで腹痛を起こし、藤本が急きょ登板したという逸話。さらにこの大記録を見届けた記者はわずか4人だったとも伝えられています。偶然と幸運が重なって生まれた、野球史に輝く快挙でした。

1956年:ポズナン暴動

1956年6月にポズナンで行われた労働者らの抗議デモ
ポズナン市内を進む抗議デモ(1956年6月) / Wikimedia Commons

共産主義体制下のポーランドで、労働者たちによる大規模な反政府デモ「ポズナン暴動」が起こりました。掲げられた横断幕には「パンを要求する」の文字。賃金や生活の改善を求める切実な声でしたが、軍と治安部隊によって武力鎮圧され、多くの犠牲者が出ました。この出来事は東欧諸国に大きな衝撃を与え、後の民主化運動の先駆けとも位置づけられています。自由を求める人々の勇気が刻まれた一日です。

1969年:ストーンウォール事件

ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるストーンウォール・イン
事件の舞台となったストーンウォール・イン(2011年撮影) / InSapphoWeTrust from Los Angeles, California, USA / CC BY-SA 2.0 / via Wikimedia Commons

ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにあるバー「ストーンウォール・イン」で、警察の手入れに対して客や周辺の人々が立ち上がり、数日間にわたる衝突に発展しました。これが、性的マイノリティの権利を求める運動の大きな転換点となった「ストーンウォール事件」です。世界各地で開催される「プライドパレード」は、この出来事を記念して始まりました。社会の意識を変えるきっかけとなった、歴史的な一夜でした。

6月28日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

6月28日は、サラエボ事件とヴェルサイユ条約という第一次世界大戦の「始まり」と「終わり」が重なる、世界史の運命を象徴する一日でした。一方で、藤本英雄の完全試合やバレエ『ジゼル』など、文化やスポーツの輝きも残されています。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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