動物園や観光地などで、私たち人間に一番近い動物として親しまれている「猿(サル)」。器用に手を使って食事をしたり、仲間同士で寄り添ったりする愛らしい姿は、いつまで見ていても飽きない魅力がありますよね。
今回は、数ある猿の雑学の中から、特に面白いネタを厳選してクイズ形式で30問ご紹介します。「お尻が赤い本当の理由」や「群れに隠された意外なルール」、さらには歴史上の偉人との関わりなど、知っていると動物園や自然の景色がちょっと変わって見えるトリビアが満載です。明日誰かに話したくなる楽しい豆知識ばかりですので、ぜひ直感で気軽に挑戦してみてくださいね!
【初級】面白い雑学10選
1. 顔やお尻が赤い理由は?
- 赤い木の実を食べるから
- 毛細血管が透けているから
- 日焼けで肌が炎症するから
+ 答えをみる
答え: 2. 毛細血管が透けているから
ニホンザルの顔やお尻が赤いのは皮膚の色素ではなく、皮膚が薄いために毛細血管の血液が透けて見えているからです。特に秋から冬の発情期になるとホルモンの影響で血流がさらに活発になり、より鮮やかな赤色に変化して異性にアピールする仕組みになっています。
2. 尾が短い一番の理由は?
- 天敵に掴まれないため
- 木の上で邪魔になるため
- 寒さや凍傷を防ぐため
+ 答えをみる
答え: 3. 寒さや凍傷を防ぐため
ニホンザルのしっぽが約10センチ以下と極端に短いのは、雪国でしっぽから体温が奪われ、凍傷になるのを防ぐために進化した結果です。暖かい地域から北上してくる過程で、寒さに耐えられるよう体の末端を小さくする「アレンの法則」が働いています。
3. 温泉に入る野生の猿は?
- 日本中のすべての群れ
- 長野県の地獄谷の群れだけ
- 東北地方の寒冷地の群れ
+ 答えをみる
答え: 2. 長野県の地獄谷の群れだけ
日本中のサルが温泉に入るわけではなく、日常的に温泉に浸かるのは長野県の「地獄谷野猿公苑」に暮らす群れだけの特別な習慣です。1960年代に子ザルが偶然露天風呂に入ったのを機に、寒さをしのぐ知恵として群れに広まり、世界唯一の文化として定着しました。
4. 毛づくろいの重要な役割は?
- 仲直りや信頼関係を深める
- 体温を上げて眠気を誘う
- 自分の匂いを相手に塗る
+ 答えをみる
答え: 1. 仲直りや信頼関係を深める
サルの毛づくろい(グルーミング)は、単にノミや皮膚の汚れを取っているだけではありません。人間でいうおしゃべりやマッサージのような役割があり、お互いの緊張をほぐして信頼関係を深めたり、ケンカの後の仲直りやご機嫌取りとしても行われています。
5. ほお袋に詰めるエサの量は?
- ひと口分だけ
- 両手いっぱいの量
- 胃袋の3倍の量
+ 答えをみる
答え: 2. 両手いっぱいの量
ニホンザルの口の中には「ほお袋」という特別な収納スペースがあり、両手いっぱいに相当する量の食べ物を一時的に詰め込むことができます。ライバルが多い場所や危険な場所では、まずほお袋にエサを隠して安全な木の上へ移動し、あとでゆっくり味わって食べます。
6. サルの指先にある特徴は?
- 人間とそっくりな指紋
- 枝に刺さる鋭いカギ爪
- タコのような小さな吸盤
+ 答えをみる
答え: 1. 人間とそっくりな指紋
サルの手足の指先には、人間とそっくりな「指紋」がしっかりと刻まれています。この指紋が滑り止めの役割を果たしているため、細い木の枝やツルでもしっかり握って樹上を素早く移動することができます。それでも時には足を滑らせて木から落ちることもあります。
7. 春先にサルもかかる病気は?
- おたふく風邪
- スギ花粉による花粉症
- 五月病のようなうつ状態
+ 答えをみる
答え: 2. スギ花粉による花粉症
山で暮らす野生のニホンザルや動物園のサルたちも、スギ花粉に反応して人間とまったく同じ「花粉症」を発症することが分かっています。春先のサル山を観察すると、目をしょぼしょぼさせて涙を流したり、くしゃみや鼻水に悩まされたりする姿が見られます。
8. サルと目を合わせると?
- 仲間だと思って近づく
- 威嚇とみなされ怒られる
- 恥ずかしがって隠れる
+ 答えをみる
答え: 2. 威嚇とみなされ怒られる
サルの世界では、相手の目をまっすぐ見つめる行為は「ケンカを売っている(威嚇している)」という敵意のサインになります。さらに笑顔で白い歯を見せると余計に攻撃的だと誤解されるため、野生のサルに出会ったときは目をそらして静かに離れるのが正解です。
9. 野生の猿の普段の主食は?
- 甘いバナナやリンゴ
- 木の葉や木の実や昆虫
- 川で捕まえた小魚やカニ
+ 答えをみる
答え: 2. 木の葉や木の実や昆虫
サルといえばバナナのイメージがありますが、日本の森にバナナは生えていません。普段は木の葉や木の実、タケノコ、樹皮や昆虫などを季節に合わせて食べています。動物園でもバナナは糖分が高すぎるため、ご褒美のおやつとして少しだけ与えられています。
10. 小石をぶつけ合う理由は?
- 火を起こして暖まるため
- 音や感触を楽しむ石遊び
- 硬い木の実を割る練習
+ 答えをみる
答え: 2. 音や感触を楽しむ石遊び
ニホンザルが河原の小石を拾い集めてカチカチとぶつけ合ったりこすりつけたりするのは、エサを割るためではなく、音や感触そのものを楽しむ「石遊び(ストーン・ハンドリング)」という文化的な行動です。若いサルを中心にブームのように広がり、大人になっても手遊びとして続けます。
【中級】驚きの雑学10選
11. 世界最北の野生のサルは?
- ロシアのシベリアザル
- 青森県下北半島のニホンザル
- 北海道のเอゾアカゲザル
+ 答えをみる
答え: 2. 青森県下北半島のニホンザル
日本の青森県・下北半島に生息するニホンザルは、人間を除くと世界で最も北の寒冷地に暮らす野生の霊長類として国際的にも有名です。分厚い冬毛をまとい、木の皮や冬芽を食べて氷点下の厳しい冬を乗り越える姿から、海外では「スノーモンキー」と親しまれています。
12. ニホンザルの群れの中心は?
- 一番力が強いボス猿のオス
- 生涯群れで暮らすメスたち
- 経験豊富な長老のオス
+ 答えをみる
答え: 2. 生涯群れで暮らすメスたち
ニホンザルの社会は、生涯同じ群れで暮らすメスたちが中心の「母系社会」であり、オスは大人になると生まれ育った群れを出ていきます。現在では第1位のオスは「ボス」ではなく「アルファオス」と呼ばれ、群れの移動などの主導権はメスたちのグループが握っています。
13. 芋を海水で洗う理由は?
- 塩味がついて美味しくなる
- 寄生虫を消毒して殺すため
- 芋の表面を柔らかくするため
+ 答えをみる
答え: 1. 塩味がついて美味しくなる
1953年、宮崎県の幸島に暮らす1頭の若いメスザルが、サツマイモの砂を川で洗い、やがて「塩味がついて美味しくなる」と気づいて海水で洗って食べるようになりました。この行動は群れ全体へと次々に伝わり、動物にも「文化の伝承」があることを証明する大発見となりました。
14. 犬と猿の実際の関係性は?
- 本能的に必ず殺し合う
- 一緒に育つと深く絆を結ぶ
- 犬が一方的に猿を怖がる
+ 答えをみる
答え: 2. 一緒に育つと深く絆を結ぶ
「犬猿の仲」は猟犬と野生のサルが対立することから生まれた言葉ですが、実際の動物たちは必ずしも憎み合っているわけではありません。江戸時代の見世物や現代の動物園などでは、子どもの頃から一緒に育つことで、サルの赤ちゃんが犬の背中に甘えるような深い絆が生まれることも珍しくありません。
15. 世界最小のサルの大きさは?
- 人間の親指に乗るサイズ
- テニスボールと同じサイズ
- 大人の靴と同じサイズ
+ 答えをみる
答え: 1. 人間の親指に乗るサイズ
世界最小のサルである南米の「ピグミーマーモセット」は、大人の体長でもわずか12〜15センチほど、体重は100グラム前後しかなく、人間の親指にちょこんと乗ってしまうほど小さな体をしています。小さいながらも運動神経は抜群で、木から木へと最大5メートル近くもジャンプできます。
16. 世界最大の迫力あるサルは?
- ニホンザル
- マンドリル
- リスザル
+ 答えをみる
答え: 2. マンドリル
しっぽのあるサル(類人猿を除く)の中で世界最大を誇るのは、アフリカの熱帯雨林に生息する「マンドリル」です。大きなオスは体長80センチを超え、体重は50キロ近くに達します。青と赤に彩られたド迫力の顔色は、群れの中で強さや順位が高いオスほど鮮やかに発色します。
17. テングザルの大きな鼻の役目は?
- 水中で息継ぎをするため
- 声を共鳴させてメスを誘う
- 遠くの果物の匂いを嗅ぐ
+ 答えをみる
答え: 2. 声を共鳴させてメスを誘う
ボルネオ島に暮らす「テングザル」のオスの垂れ下がった巨大な鼻は、鳴き声をメガホンのように大きく共鳴させてメスを惹きつけるための大切な武器です。鼻が大きくて立派なオスほど声が低く響き渡るため、メスたちから「頼もしくてカッコいい!」と圧倒的な人気を集めます。
18. ホエザルの声はどこまで届く?
- 約500メートル先
- 約5キロメートル先
- 約50キロメートル先
+ 答えをみる
答え: 2. 約5キロメートル先
中南米のジャングルに住む「ホエザル」は、のどの奥にある舌骨(ぜっこつ)が風船のように膨らんだ特殊な構造をしており、その咆哮はなんと5キロメートル先まで響き渡ります。無駄な争いを避けるため、毎朝大合唱をして「ここは自分たちの縄張りだぞ!」と遠くの群れに知らせています。
19. クモザルの尻尾の驚きの機能は?
- トカゲのように切れて再生
- 指紋があり枝にぶら下がれる
- プロペラのように回して飛ぶ
+ 答えをみる
答え: 2. 指紋があり枝にぶら下がれる
南米の「クモザル」などは長いしっぽを「5本目の手」のように自在に操り、しっぽ1本だけで枝にぶら下がって両手両足を離して食事をすることまで可能です。しっぽの先端の裏側には毛が生えておらず、手のひらと同じように「指紋(尾紋)」があるため、細かい枝でも滑らずに掴めます。
20. 孫悟空のモデルになった猿は?
- 黄金色の毛を持つキンシコウ
- 真っ白な毛を持つシロテナガザル
- 赤い顔を持つアカゲザル
+ 答えをみる
答え: 1. 黄金色の毛を持つキンシコウ
『西遊記』や『ドラゴンボール』の孫悟空は、中国奥地の雪山に暮らす「金絲猴(キンシコウ)」がモデルだといわれています。太陽の光を浴びると黄金色に輝く美しい毛と淡いブルーの顔を持つ非常に珍しいサルで、現在も中国ではパンダと並ぶ国宝級の動物として保護されています。
【上級】深すぎる雑学10選
21. 「去る」を避けた猿の別名は?
- エテ・マサル
- ヨシ・トマル
- フク・キタル
+ 答えをみる
答え: 1. エテ・マサル
日本の縁起担ぎの世界では、「サル」という響きが「(幸せやお金が)去る」を連想させるため、反対に「得る・勝る」につながる「エテ(得手)」や「マサル(勝る)」という忌み言葉に言い換える風習がありました。「エテ公」という俗称もここから生まれています。
22. 日光東照宮の三猿の由来は?
- インドの古いおとぎ話
- 孔子の『論語』の道徳の教え
- 徳川家康が作ったダジャレ
+ 答えをみる
答え: 2. 孔子の『論語』の道徳の教え
「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿の彫刻は、古代中国の思想家・孔子の『論語』にある「礼に背くことは見るな、聞くな、言うな」という道徳の教えがルーツです。それが日本に伝わり、当時の庶民にも親しみやすいように「〜ざる」と動物の「猿」を掛け合わせて表現されました。
23. 信長が秀吉を呼んだあだ名は?
- サル
- ハゲネズミ
- チビザル
+ 答えをみる
答え: 2. ハゲネズミ
豊臣秀吉といえば主君・織田信長から「サル」と呼ばれていた逸話が有名ですが、当時の信長の手紙などの歴史資料を調べると、「ハゲネズミ」とは呼んでいても「サル」と呼んだ記録はありません。「サル」というあだ名は江戸時代以降の物語で広まったという説が有力です。
24. 英語の「Ape」が指すのは?
- 尻尾がないゴリラなどの類人猿
- 尻尾が長い小型のサル全般
- 動物園で飼育されているサル
+ 答えをみる
答え: 1. 尻尾がないゴリラなどの類人猿
英語では「Monkey」と「Ape」が明確に使い分けられており、しっぽがないチンパンジーやゴリラ、オランウータンなどの類人猿は「Ape(エイプ)」と呼ばれます。日本語ではどちらも「サル」とまとめがちですが、英語圏でゴリラを「モンキー」と呼ぶと間違いになります。
25. メガネザルの巨大な目の特徴は?
- 大きすぎて眼球を動かせない
- 暗闇でライトのように光る
- 寝るときにまぶたが3枚閉じる
+ 答えをみる
答え: 1. 大きすぎて眼球を動かせない
夜行性の「メガネザル(ターシャ)」の目玉は片方だけで脳みそと同じくらいの重さがあり、大きすぎて眼球をキョロキョロと動かすことができません。その代わり、フクロウのように首を左右にほぼ180度近くクルッと回転させることで、暗闇の昆虫を正確に見つけ出しています。
26. アイアイの細長い中指の用途は?
- 木を叩き虫の幼虫をほじり出す
- 狭い岩場の水をすくって飲む
- 仲間の耳の奥を掃除する
+ 答えをみる
答え: 1. 木を叩き虫の幼虫をほじり出す
マダガスカル島に住む夜行性の「アイアイ」は、両手の中指だけが針金のように細長く伸びています。この細い中指で木の幹をトントンと叩き、反響音で中に潜む虫の幼虫の場所を探り当てると、そのまま指を差し込んで器用にほじくり出して食べます。
27. カニクイザルが歯磨きに使う物は?
- 人間の女性の髪の毛
- 硬いヤシの木の繊維
- 鳥の抜けた細い羽根
+ 答えをみる
答え: 1. 人間の女性の髪の毛
タイの寺院周辺に暮らす「カニクイザル」は、観光客の女性の髪の毛などを拾い集め、ピンと張って歯の隙間に通し「デンタルフロス」のように掃除します。子どもが近くにいるときは、お手本を見せるように普段よりゆっくり大げさな動作で使い方を教える姿も確認されています。
28. 宇宙から初生還したサルの種類は?
- ニホンザルとチンパンジー
- リスザルとアカゲザル
- ゴリラとオランウータン
+ 答えをみる
答え: 2. リスザルとアカゲザル
人類が宇宙へ飛び出す前の1959年、リスザルの「ミス・ベイカー」とアカゲザルの「エイブル」がロケットに乗り込み、宇宙空間から生きて帰還することに初めて成功しました。彼らの尊い挑戦と活躍があったからこそ、その後の人間の有人宇宙飛行が実現しました。
29. 伝統芸能「猿回し」のルーツは?
- 馬の健康を守る悪霊払いの儀式
- 豊作を願う農村の盆踊り
- 戦国武将を笑わせる宴会芸
+ 答えをみる
答え: 1. 馬の健康を守る悪霊払いの儀式
1000年以上の歴史を持つ「猿回し」は、平安時代から鎌倉時代にかけて「馬の健康を守るおまじない」として始まったのがルーツです。かつてサルは大切な馬の守り神と信じられており、武士の屋敷の厩(うまや)でサルを舞わせて悪霊を払う神聖な儀式でした。
30. リスザルが尿を体に塗る理由は?
- ノミや蚊を寄せ付けない虫除け
- 縄張りの匂いづけと体温低下
- 毛並みをツヤツヤに保つため
+ 答えをみる
答え: 2. 縄張りの匂いづけと体温低下
中南米の「リスザル」や「オマキザル」が手足におしっこをかけて全身に塗る「尿洗い」には、縄張りを示す匂いづけや、暑い日に気化熱で体温を下げる役割があります。さらにオスの場合は、ホルモンで「自分は健康で強いオスだ」とメスにアピールする香水代わりにもしています。
まとめ
猿の雑学クイズ30問、あなたはいくつ正解できましたか?身近なニホンザルの知恵から、世界中のユニークなサルたちの驚きの生態まで、人間に近い生き物だからこそ共感できる面白い発見がたくさんありましたね。
次に動物園や自然の中でサルたちを見かけたときは、ぜひ今回のトリビアを思い出して観察してみてください。気に入った問題があれば、明日さっそく家族や友人にクイズとして出して盛り上がってくださいね!
▼クイズの答え・元ネタをじっくり読みたい方はこちら
猿の雑学の詳細
-
-
猿(サル)の雑学30選~ニホンザルなど種類や面白い生態の豆知識~
動物園や山あいの観光地などで、私たち人間に一番近い存在として親しまれている「猿(サル)」。器用に手を使ってご飯を食べたり ...
続きを見る