「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
6月19日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
6月19日の歴史・出来事

1846年:史上初の野球公式戦

記録に残る世界初の野球の公式戦が、アメリカ・ニュージャージー州ホーボーケンのエリシアン球場で行われました。対戦したのはニッカーボッカーズとニューヨークベースボールクラブ。ところが結果はなんと23対1という大差で、ルールを整備したはずのニッカーボッカーズ側が大敗してしまいました。この日にちなみ6月19日は「ベースボール記念日」とされています。現代の白熱した接戦からは想像しにくい、のどかな野球の原点ですね。
1865年:テキサスで奴隷解放

南北戦争のさなかに出された奴隷解放宣言から2年。アメリカで最も遅く、テキサス州ガルベストンの奴隷たちに「あなたたちは自由だ」という知らせが届いたのがこの日でした。情報が届くまで2年もかかったことになります。この日は「ジューンティーンス」と呼ばれて祝われるようになり、2021年にはアメリカの正式な連邦祝日に。歴史の重みを感じさせる記念日です。
1868年:ウィーンの森初演

「ワルツ王」ヨハン・シュトラウス2世の代表作の一つ、ワルツ『ウィーンの森の物語』がこの日に初演されました。チターという素朴な弦楽器の音色を取り入れた、のどかで優雅な旋律が特徴で、今もウィーン・フィルのニューイヤーコンサートなどでおなじみの名曲です。あの華やかなウィンナワルツが、150年以上前のこの日に産声を上げていたんですね。
1877年:大森貝塚を発見

アメリカの動物学者エドワード・モースが、横浜から東京へ向かう汽車の車窓から、崖に積もった貝殻の地層を発見しました。これが日本の考古学の出発点となった「大森貝塚」です。走る列車の中からひと目で価値を見抜いたというのが、なんともドラマチック。ここでの発掘は日本初の学術的な発掘調査となり、「考古学」という言葉自体もモースの研究から広まったとされています。
1910年:初めての父の日

母の日に対して「父にも感謝を」と願った女性ソノラ・ドッドの提唱により、アメリカ・ワシントン州スポケーンで世界初の「父の日」が祝われました。彼女は男手一つで6人の子を育て上げた父への感謝からこの日を思い立ったといわれます。今では6月の第3日曜日として世界に広まりましたが、その第一歩がこの日に踏み出されていたのです。
1933年:丹那トンネル貫通

東海道本線の難所を短絡するため掘り進められた、全長約7.8キロの丹那トンネルがこの日ついに貫通しました。着工から実に16年。湧き水や軟弱な地盤に苦しめられ、67名もの殉職者を出した世紀の難工事でした。この貫通により、それまで急勾配の御殿場まわりだったルートが大きく短縮され、現在の東海道線の姿に近づいていきます。
1944年:マリアナ沖海戦

太平洋戦争の大きな転換点となったマリアナ沖海戦が始まりました。日本海軍は空母「大鳳」「翔鶴」などを失い、航空兵力の約4分の3を一気に喪失。アメリカ側の損害があまりに少なかったことから、米兵はこの戦いを「マリアナの七面鳥撃ち」と呼んだと伝えられます。これにより西太平洋の制海権・制空権は決定的に失われていきました。
1948年:太宰治の遺体発見

『人間失格』『走れメロス』で知られる作家・太宰治が、東京の玉川上水で入水してから6日後のこの日、遺体が発見されました。奇しくもこの日は太宰の誕生日でもあり、命日として「桜桃忌」と呼ばれるように。名前は晩年の作品『桜桃』と、ちょうどさくらんぼの季節であることに由来します。今も三鷹の禅林寺には多くのファンが訪れます。
1954年:名古屋テレビ塔竣工

日本初の集約電波塔として、名古屋テレビ塔が竣工しました。高さ約180メートル、後に建つ東京タワーよりも4年早く誕生した、日本のタワーの先駆け的存在です。設計は「塔博士」と呼ばれた内藤多仲。長らく名古屋のシンボルとして親しまれ、近年は「中部電力 MIRAI TOWER」として国の重要文化財にも指定されました。
1960年:新安保条約が承認
戦後日本を二分した「60年安保闘争」のクライマックス。改定された日米安保条約をめぐり、33万人ともいわれるデモ隊が国会議事堂を取り囲みました。しかし衆議院通過から30日が経過した6月19日午前0時、条約は参議院の議決を経ないまま自然承認されます。日本の政治史に深く刻まれた、激動の一夜でした。
1970年:関釜フェリー就航

本州の西端・下関と、韓国・釜山を結ぶ「関釜フェリー」がこの日に運航を開始しました。戦前の連絡船が途絶えて以来、四半世紀ぶりに日韓を海路で結ぶ定期航路が復活したことになります。飛行機がまだ高価だった時代、人や物が行き交う身近な国際ルートとして大きな役割を果たし、現在も両国を結び続けています。
2016年:18歳選挙権が施行

改正公職選挙法が施行され、選挙権を持てる年齢が「20歳以上」から「18歳以上」へと引き下げられました。選挙権年齢の変更は、なんと70年ぶりのこと。これにより約240万人の若者が新たに有権者になりました。同年夏の参議院選挙が、18歳・19歳が初めて投票できる選挙として大きな注目を集めたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。
6月19日の歴史まとめ

戦争や政治の激動から、野球やワルツといった文化の誕生まで、硬軟入り混じった出来事がそろった一日でした。日本の身近な歴史も多く、振り返りがいのある日付です。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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