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9月29日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

9月29日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

9月29日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

9月29日の歴史・出来事

歴史上の出来事

1399年:リチャード2世が廃位

リチャード2世がヘンリー・ボリングブルックに王冠を譲る場面を描いた絵画
ジョン・ギルバート筆「リチャード2世、ボリングブルックに王冠を譲る」 / Wikimedia Commons

イングランド王リチャード2世が、従弟のヘンリー・ボリングブルックらによるクーデターに屈し、議会に退位文書を提出して退位を表明した日です。専横的な統治で貴族の反発を招いた王は、あっけなく実権を失い、正式な廃位手続きは翌10月1日、のちに10月13日にヘンリー4世が即位します。シェイクスピアの史劇『リチャード二世』でも描かれた、まさに権力の儚さを物語る出来事でした。王であっても支持を失えば玉座は守れない、という中世政治の厳しさが伝わってきますね。

1829年:ロンドン警視庁が発足

初期のロンドン警視庁で警視を務めたジョゼフ・サドラー・トーマスの肖像
1829~1831年ごろに描かれたロンドン警視庁警視の肖像 / Wikimedia Commons

イギリスの首都警察、通称「スコットランドヤード」が誕生した日です。設立を主導した内務大臣ロバート・ピールの名にちなみ、警官は「ボビー(Bobby)」という愛称で呼ばれるようになりました。それまで治安維持が手薄だったロンドンに、組織的な警察制度が初めて導入された画期的な出来事です。今やミステリー小説でおなじみのスコットランドヤードも、ここから歴史が始まったのですね。

1885年:世界初の電気路面電車

1885年に製造されたブラックプール電気軌道の4号電車
1885年に製造されたブラックプール電気軌道の4号電車 / Jon Bennett / CC BY 2.0 / via Wikimedia Commons

イギリスの海辺のリゾート地ブラックプールで、世界初の実用的な公共電気路面電車が開業した日です。馬車鉄道や蒸気機関に頼っていた時代に、電気で走る路面電車はまさに未来的な乗り物でした。このブラックプール・トラムは現在も路線が残り、世界最古の現役電気路面電車として親しまれています。100年以上前の技術が今も人々を運んでいるとは、ロマンを感じますね。

1918年:原敬内閣が成立

正装した原敬の肖像写真
第19代内閣総理大臣となった原敬 / Wikimedia Commons

「平民宰相」として知られる原敬が、第19代内閣総理大臣に就任した日です。原は華族の爵位を持たず衆議院に議席を置いたまま首相となった初の人物で、本格的な政党内閣を率いた点で日本政治史の節目となりました。庶民派として人気を集めた原ですが、のちに東京駅で暗殺されるという悲劇的な最期を迎えます。日本の政党政治の幕開けを象徴する一日でした。

1954年:CERNが発足

フランスとスイスの国境に位置するCERN周辺の衛星画像
CERNと大型ハドロン衝突型加速器の位置を示す衛星画像 / Wikimedia Commons

素粒子物理学の世界的研究拠点として知られるCERN(欧州原子核研究機構)の設立条約が発効した日です。第二次大戦で疲弊した欧州が、平和目的の科学研究で結束しようと立ち上げた国際機関でした。のちに世界最大の加速器を建設し、ヒッグス粒子の発見など数々の偉業を達成します。ちなみに、世界中をつなぐ「WWW(World Wide Web)」もここで生まれた技術なのですよ。

1957年:キシュテム事故

キシュテム事故による東ウラル放射能汚染地域を示した地図
キシュテム事故で形成された東ウラル放射能汚染帯の地図 / Goran tek-en (following request by Kintetsubuffalo), Origina… / CC BY-SA 4.0 / via Wikimedia Commons

ソ連ウラル地方の核施設で、廃液タンクが爆発する深刻な放射能漏れ事故が起きた日です。チェルノブイリ、福島に次ぐ史上3番目の規模とされる重大事故でしたが、当時のソ連は事実を厳重に隠蔽し、世界に知られるまで何十年もかかりました。情報が封じられたことで多くの住民が被害を受けたとされます。原子力の安全と、情報公開の大切さを考えさせられる出来事です。

1962年:国産初のコピー機

普通紙複写機ゼロックス914
オフィス向け普通紙複写機「ゼロックス914」 / Marcin Wichary from San Francisco, U.S.A. / CC BY 2.0 / via Wikimedia Commons

富士ゼロックスが、国産初の電子複写機「ゼロックス914」の完成を発表した日です。完全自動式で1分間にA4用紙約7枚をコピーできるという、当時としては画期的な性能でした。それまで書類は手書きや謄写版で複製していた時代、ボタン一つで紙が出てくるコピー機はまさにオフィス革命。私たちが当たり前に使うコピー機の原点が、ここにあったのですね。働き方を一変させた名機でした。

1972年:日中国交正常化

田中角栄、周恩来らの署名が入った日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明
1972年9月29日に署名された日中共同声明 / 外務省 / CC BY 4.0 / via Wikimedia Commons

北京で「日中共同声明」の調印式が行われ、田中角栄首相と周恩来首相が署名した日です。これにより日本と中国は国交を正常化し、長く途絶えていた両国の正式な外交関係が回復しました。一方で、これまで関係のあった台湾(中華民国)とは断交することになります。戦後アジア外交の大きな転換点であり、現在まで続く日中関係の出発点となった歴史的な一日でした。

1988年:シャトル飛行再開

1988年9月29日に打ち上げられるスペースシャトル・ディスカバリー
有人飛行再開ミッションSTS-26で打ち上げられるディスカバリー / Wikimedia Commons

スペースシャトル「ディスカバリー号」が打ち上げられ、アメリカが2年8ヶ月ぶりに有人宇宙飛行を再開した日です。1986年のチャレンジャー号爆発事故で7人の乗組員を失ったNASAは、徹底的な安全対策を施してこの日に臨みました。「アメリカ、再び宇宙へ」と世界が固唾を呑んで見守ったミッションです。悲劇を乗り越えて再び空へ挑む姿は、多くの人に勇気を与えました。

2004年:民間宇宙船が飛行

アンサリXプライズ飛行を前に滑走路を移動するスペースシップワン
2004年9月29日の飛行を前に移動するスペースシップワン / Don Ramey Logan / CC BY-SA 4.0 / via Wikimedia Commons

バート・ルータン氏が開発した民間宇宙船「スペースシップワン」が、宇宙飛行に成功した日です。これは賞金1000万ドルの「アンサリXプライズ」獲得に必要な2回の飛行のうち、1回目にあたるものでした。国家機関ではなく民間が宇宙へ到達したことは、現在の宇宙ビジネス時代の幕開けを告げる出来事でした。今や民間ロケットが珍しくない時代の原点が、ここにあったのですね。

9月29日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

9月29日は、日中国交正常化やコピー機誕生といった日本に身近な話題から、宇宙開発や国際機関の設立まで、技術と人間ドラマが交差する一日でした。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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