「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
11月29日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
11月29日の歴史・出来事

1875年:同志社英学校が開学

1875年のこの日、京都に同志社英学校が開学しました。現在の同志社大学の前身です。創立したのは新島襄。脱国禁制の時代に密航してアメリカへ渡り、キリスト教精神に基づく教育を学んで帰国した人物でした。開校当初の生徒はわずか8人だったといわれます。良心を重んじる校風はこの小さな学び舎から始まり、やがて関西を代表する名門校へと育っていきました。
1890年:大日本帝国憲法が施行

1890年のこの日、大日本帝国憲法が施行され、同じ日に第1回帝国議会が開かれました。アジアで初めての近代的な成文憲法を持つ立憲国家が、ここに本格始動したことになります。選挙で選ばれた議員が国政に関わる仕組みが整えられた一方で、当時の選挙権は高額納税者の男性に限られていました。それでも、日本が近代国家へと大きく舵を切った記念すべき一日でした。
1899年:FCバルセロナ設立

1899年のこの日、スペインの名門サッカークラブ、FCバルセロナが誕生しました。設立を呼びかけたのはスイス出身のジョアン・ガンペル。新聞広告で仲間を募り、カタルーニャ人やイギリス人らが集まって発足しました。メッシをはじめ数々のスター選手を輩出し、世界中にファンを持つ今のバルサも、出発点はこんな手づくりの集まりだったのです。100年以上の歴史がこの日に始まりました。
1910年:白瀬隊が南極へ出港

1910年のこの日、白瀬矗ひきいる日本初の南極探検隊27人が、木造船「開南丸」で東京・芝浦を出港しました。資金も乏しく、装備も決して十分ではない中での挑戦でした。世界の探検家たちが南極点一番乗りを競うさなか、白瀬隊も果敢に南極大陸へ迫ります。点には届かなかったものの、その不屈の精神は今も語り継がれ、日本の南極観測の原点として高く評価されています。
1924年:日本で初の第九全曲

年末の風物詩として親しまれるベートーヴェンの「第九」。その全4楽章が日本で初めて演奏されたのが、1924年のこの日でした。会場は東京音楽学校(現・東京藝術大学)。演奏したのは学生たちで、現在のようなプロの楽団ではありませんでした。今や年末に各地で「歓喜の歌」が響くのが当たり前になっていますが、その壮大な合唱の歴史は、この日の一回の演奏会から始まったのです。
1947年:パレスチナ分割決議

1947年のこの日、国連総会でパレスチナ分割決議(決議181号)が可決されました。イギリスの委任統治下にあったパレスチナを、アラブ国家とユダヤ国家に分ける案で、賛成33・反対13・棄権10という結果でした。これを受け翌年にイスラエルが建国されますが、アラブ側は反発し、中東は長い対立の時代に入ります。今なお続く問題の起点となった、歴史的に重い一日でした。
1963年:ビートルズの代表曲発売

1963年のこの日、ビートルズのシングル「抱きしめたい(I Want to Hold Your Hand)」がイギリスで発売されました。発売前から予約が殺到し、瞬く間にチャートの頂点へ。翌年にはアメリカでも大ヒットし、世界的な「ビートルズ旋風」を巻き起こす起爆剤となりました。たった2分半ほどの曲が音楽史を変えたといっても過言ではありません。ポップスの新時代を告げる一枚でした。
1972年:ゲーム『ポン』発売

1972年のこの日、アタリ社がビデオゲーム『ポン』を世に送り出しました。画面の両端でバーを上下させ、白い点をピンポンのように打ち合うだけのシンプルなゲームです。しかしこれが商業的に大成功し、ゲーム産業という巨大なビジネスの扉を開きました。今のスマホゲームや家庭用ゲーム機につながる流れは、この素朴な一本から始まったのです。まさにゲーム史の原点といえます。
11月29日の歴史まとめ

同志社英学校の開学から名曲「抱きしめたい」の発売まで、11月29日は「学び」と「文化」が彩る一日でした。挑戦と創造のエネルギーにあふれた日だったといえそうです。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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