「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
3月27日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
3月27日の歴史・出来事

1581年:弥助が信長に謁見

この日、イエズス会の巡察使ヴァリニャーノに従者として同行していたアフリカ出身の黒人男性が、織田信長に謁見しました。信長は初めて見る肌の色に驚き、墨を塗っているのではと体を洗わせたという逸話も残っています。やがてこの人物は信長に召し抱えられ「弥助」と名付けられ、武士として仕えることに。日本史に記録された数少ないアフリカ出身の侍として、いまも世界的に注目を集めています。
1625年:チャールズ1世が即位

父ジェームズ1世の死を受け、この日チャールズ1世がイングランド・スコットランド・アイルランドの王に即位しました。彼は王権神授説を信じ、議会と激しく対立。やがてピューリタン革命を招き、最終的に国王でありながら裁判にかけられ、処刑されてしまいます。即位の日には、まさか自らが処刑台に上る運命になるとは思いもしなかったことでしょう。波乱の生涯の幕開けとなった一日です。
1879年:沖縄県が設置

この日、明治政府によって沖縄県が正式に設置されました。それまで琉球王国として独自の文化を育んできた琉球は、明治政府の「琉球処分」によって日本に組み込まれることになります。軍隊や警官を伴った強引な手続きで、首里城には県庁が置かれました。長く独立した王国だった土地が、近代日本の一県へと姿を変えた歴史的な転換点でした。
1904年:広瀬武夫が戦死

日露戦争のさなか、この日に行われた第二回旅順口閉塞作戦で、海軍少佐の広瀬武夫が戦死しました(戦死後に中佐へ昇進)。彼は行方不明になった部下の杉野を船内で探し回り、最後まで捜索を続けた末に被弾。その自己犠牲の姿が美談として語り継がれ、のちに「軍神」とまで称えられました。戦前の教科書や軍歌にも登場した、明治日本を象徴する人物の一人です。
1912年:ポトマック河畔に桜

この日、東京市がアメリカに贈った桜の苗木が、ワシントンD.C.のポトマック河畔に植樹されました。タフト大統領夫人と日本大使夫人が記念に最初の2本を植えたと伝えられています。日米友好の象徴となったこの桜は、いまや春になると数千本が咲き誇り「全米桜祭り」として多くの観光客を集めています。一本の苗木から始まった、息の長い友好の物語です。
1933年:日本が国際連盟を脱退

満州事変をめぐるリットン報告書が国際連盟で採択されたことを受け、日本はこの日、正式に連盟への脱退を通告しました。前月にはジュネーブの総会で松岡洋右が退席する場面があり、国際社会からの孤立を決定づける出来事となります。この選択がやがて第二次世界大戦への道を歩む一因となりました。国際協調から決別した、日本外交の大きな分岐点です。
1968年:ガガーリン墜落死

人類で初めて宇宙へ飛び立った英雄、ユーリイ・ガガーリンが、この日ジェット戦闘機の飛行訓練中に墜落し、34歳の若さで亡くなりました。「地球は青かった」の言葉で世界中を魅了した彼の死は、ソ連はもちろん世界に大きな衝撃を与えました。宇宙という未知の領域から無事に帰還した人物が、地上の訓練で命を落とすという皮肉な結末。事故の真相は今も議論が続いています。
1977年:テネリフェ空港事故

スペイン領カナリア諸島のテネリフェ島で、2機のジャンボ機が濃霧の滑走路上で衝突する大惨事が起きました。乗客乗員644人のうち583人が亡くなり、航空史上最悪の事故として知られています。管制官とパイロットの意思疎通の行き違いが原因とされ、この教訓から世界の航空業界では「声を上げる勇気」を重視する安全文化が生まれました。痛ましくも、安全の歴史を変えた事故です。
1998年:バイアグラ承認

この日、アメリカのFDA(食品医薬品局)が、勃起不全の治療薬「バイアグラ」を承認しました。実はもともと狭心症の治療薬として開発されていたものの、臨床試験で予想外の副作用が見つかり、まったく別の用途で世に出ることになったという逸話があります。発売後は世界中で爆発的に売れ、社会現象に。偶然の発見が大ヒット商品を生んだ、医薬品開発の面白い一例です。
1992年:さくらの日制定

この年、公益財団法人「日本さくらの会」が3月27日を「さくらの日」と定めました。由来は「咲く=3×9=27」という語呂合わせと、暦の七十二候で桜が咲き始める「桜始開(さくらはじめてひらく)」の時期にあたることから。日本には約600種類もの桜があると言われ、私たちが見慣れたソメイヨシノもそのひとつ。春の風物詩を改めて味わうきっかけになる記念日です。
3月27日の歴史まとめ

3月27日は、桜にまつわる温かな話題から、ガガーリンやテネリフェといった胸の痛む出来事まで、明暗の入り混じった一日でした。日本の近代史の転換点も多く、思いのほか奥深い顔ぶれが並びます。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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