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5月9日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

5月9日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

5月9日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

5月9日の歴史・出来事

歴史上の出来事


1742年:公事方御定書が完成

江戸幕府第8代将軍徳川吉宗の肖像画
公事方御定書の編纂を命じた徳川吉宗 / Wikimedia Commons

江戸幕府の基本法典「公事方御定書(くじかたおさだめがき)」が完成した日です。八代将軍・徳川吉宗が享保の改革の一環として編纂させたもので、老中や町奉行の大岡忠相らが中心となって作り上げました。それまで担当者の判断に頼っていた裁判の基準を明文化した画期的な法典で、上下2巻に分かれ、有名な罪と罰の量刑表まで含まれていました。当時としてはかなり先進的な試みだったのです。

1876年:上野公園が開園

明治時代の上野公園で写生する人々を描いた作品
1880年代の上野公園を描いた小林清親の作品 / Wikimedia Commons

明治天皇を迎えて、東京・上野公園の開園式が行われた日です。もとは徳川家の菩提寺・寛永寺の領地で、当初は陸軍病院や墓地を建てる予定でした。ところが視察したオランダ人軍医ボードワン博士が「これほどの自然を潰すのはもったいない」と公園化を政府に進言。その一言が今の上野公園を生んだのです。桜の名所として親しまれる公園には、博物館や美術館が集まる文化の中心地になりました。

1883年:富山など3県が再置

1883年に刊行された日本の府県地図
富山・佐賀・宮崎の再置と同じ1883年に刊行された日本地図 / Wikimedia Commons

富山県・佐賀県・宮崎県の3つの県が「再び」設置された日です。実はこれらの県は明治のはじめに一度、隣の県に統合されて姿を消していました。富山は石川県、宮崎は鹿児島県などに組み込まれていたのです。住民の分県運動などを経て独立を回復した経緯があり、今の都道府県の形が試行錯誤の末にできあがったことがうかがえる出来事です。

1926年:北極点へ初の飛行

リチャード・バードらが北極飛行に使用したフォッカー機
バードとベネットが1926年の北極飛行に使用した「ジョセフィン・フォード」 / Wikimedia Commons

アメリカの探検家リチャード・バードが、航空機で初めて北極点上空に到達したと発表した日です。当時は世界中が熱狂し英雄として迎えられました。ところが後年、バードの飛行日誌が見つかると、計算上は北極点に届く前に引き返していた可能性が指摘されるように。本当に到達したのかは今も論争が続く、ちょっとミステリアスな記録なのです。

1945年:ソ連の対独戦勝記念日

1945年5月に署名されたドイツの無条件降伏文書
1945年5月8日にベルリンで署名されたドイツ降伏文書の署名頁 / Wikimedia Commons

第二次世界大戦でナチス・ドイツが無条件降伏した記念日です。降伏文書への署名はモスクワ時間では日付をまたいで5月9日になっていたため、ロシアでは8日の欧米とは1日ずれてこの日が「戦勝記念日」となりました。今もロシアで最も重要な祝日の一つで、赤の広場の大規模な軍事パレードでおなじみです。時差が国の記念日を分けた珍しい例といえます。

1954年:メイストームの語源

「メイストーム(5月の嵐)」という言葉が生まれるきっかけになった日です。日本海西部で急発達した低気圧が北海道方面へ進み、漁船の沈没など海難事故が続発。死者・行方不明者は約361人にのぼり、当時の日本海難史上最大級の惨事となりました。この嵐に「メイストーム」と名付けられたのが始まりで、今も春の急な悪天候を指す気象用語として使われています。

1956年:マナスル世界初登頂

ヒマラヤ山脈の高峰マナスル
日本隊が1956年に世界初登頂を果たしたマナスル / Pratapgrg / CC BY-SA 4.0 / via Wikimedia Commons

日本の登山隊が、ヒマラヤのマナスル(8163メートル)に世界で初めて登頂した日です。今西壽雄隊員らが成し遂げたもので、日本隊が8000メートル級の登頂に成功したのはこれが初めて。終戦からまだ11年、敗戦に沈んでいた日本人に大きな勇気と感動を与えました。この快挙は空前の登山ブームを巻き起こすことにもなりました。

1964年:サッチモがビートルズ阻止

トランペットを手にしたルイ・アームストロング
1953年に撮影されたルイ・アームストロング / Wikimedia Commons

全米ヒットチャートで、ルイ・アームストロングの「ハロー・ドーリー!」が1位になった日です。これはただの1位ではありません。当時14週連続で首位を独占していたビートルズの記録を、この曲が打ち破ったのです。「サッチモ」の愛称で知られるアームストロングは当時62歳。若者を熱狂させたビートルズを、ジャズの大ベテランが王座から引きずり下ろした痛快な瞬間でした。

1983年:ガリレオ裁判の誤り認める

ガリレオ・ガリレイの肖像画
ユストゥス・スステルマンス筆「ガリレオ・ガリレイの肖像」 / Wikimedia Commons

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が、ガリレオ・ガリレイへの宗教裁判は誤りだったと認めたとされる日です。地動説を唱えたガリレオが有罪とされたのは1633年のこと。それから実に350年もの時を経て、教会がようやく非を認め始めたのです。科学と宗教の長い対立を象徴する出来事で、和解への大きな一歩となりました。

1994年:滝本弁護士サリン襲撃

オウム真理教の被害者を支援していた滝本太郎弁護士が、車内にサリンをまかれた事件が起きた日です。裁判のため甲府市を訪れた際に狙われましたが、運転中に目の異常を感じて難を逃れました。翌年の地下鉄サリン事件へとつながる、教団の凶行の予兆ともいえる事件で、後に日本社会を震撼させる一連の出来事の中に位置づけられています。

2003年:探査機はやぶさ打ち上げ

小惑星イトカワで試料を採取する探査機はやぶさの想像図
小惑星イトカワで試料を採取する「はやぶさ」の想像図 / Wikimedia Commons

小惑星探査機「はやぶさ」(MUSES-C)が打ち上げられた日です。小惑星イトカワに着陸して砂のサンプルを持ち帰るという、世界初の壮大なミッションに挑みました。幾多のトラブルに見舞われながらも、満身創痍で地球へ帰還した姿は多くの人の涙を誘い、映画にもなりました。日本の宇宙開発を代表する伝説のプロジェクトの出発点です。

2009年:新型インフル国内初感染

2009年の新型インフルエンザ流行時にマスクを着用する大阪の市民
2009年5月、新型インフルエンザの影響でマスクを着用する大阪の市民 / MASA (talk) / CC BY-SA 3.0 / via Wikimedia Commons

カナダから帰国した大阪府の高校生らが、国内で初めて新型インフルエンザに感染していたと判明した日です。成田空港の検疫で発覚し、マスク不足や学校の休校など社会に大きな影響を与えました。最終的に推計2100万人が感染したとみられますが、日本の死亡率は他国に比べ極めて低く抑えられたことでも知られています。

5月9日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

5月9日は、日本の挑戦と快挙が際立つ一日でした。マナスル初登頂やはやぶさ打ち上げといった夢のある話題から、メイストームやオウム事件のような教訓を残す出来事まで、表情の豊かさが印象的です。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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