「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
12月13日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
12月13日の歴史・出来事

1294年:教皇が自ら退位

ローマ教皇ケレスティヌス5世が、就任からわずか5か月で自ら退位しました。彼は元々隠者として静かに暮らしていた老修道士で、半ば強引に教皇の座へ担ぎ出された人物です。権力闘争に疲れ、「もとの祈りの生活に戻りたい」と退位を選びました。教皇が自分の意志で退位する例はきわめて珍しく、後の2013年ベネディクト16世の退位でも引き合いに出されました。
1577年:ドレーク世界周航へ

イギリスの航海者フランシス・ドレークが、艦隊を率いてプリマス港から世界一周の航海に出発しました。彼はマゼランに次いで世界周航を成し遂げた人物として知られますが、その正体は女王公認の「海賊」。スペイン船を襲って莫大な財宝を持ち帰り、エリザベス1世から騎士に叙されました。冒険家と略奪者の二つの顔を持つ、なんとも痛快な英雄だったのです。
1642年:NZを初めて視認

オランダの探検家アベル・タスマンが、ヨーロッパ人として初めてニュージーランドを目にしました。タスマンの名は南の島「タスマニア」にも残っています。なお「ニュージーランド」という地名は、オランダのゼーラント州にちなんで名付けられたもの。地球の裏側の島に、はるばるオランダの故郷の名がついているというのは、大航海時代ならではのロマンを感じさせます。
1862年:南北戦争の激戦

アメリカ南北戦争の天王山のひとつ、フレデリックスバーグの戦いがこの日に行われました。約20万もの兵が激突し、南軍の名将ロバート・E・リー将軍が北軍を相手に圧勝した戦いとして知られます。丘の上に陣取った南軍に対し、北軍は無謀な突撃を繰り返して大損害を被りました。南軍にとっては最も鮮やかな勝利のひとつとして、今も語り継がれています。
1874年:双子の兄姉が決定
「双子の場合は、先に産まれた方を兄・姉とする」という太政官指令が出されました。実はそれ以前の日本では、後から産まれた方を兄姉とする慣習の地域もあったのです。「お腹の奥にいた子の方が先に宿った兄姉だ」という考え方でした。この日にちなんで12月13日は「双子の日」に。長年の慣習は根強く、有名なきんさん・ぎんさんは旧来の数え方だったそうです。
1545年:トリエント公会議

イタリアのトリエントで、カトリック教会の重要な会議「トリエント公会議」が開会しました。これは宗教改革で勢いづくプロテスタントに対抗するための、カトリック側の立て直し会議です。教義や典礼の見直しが行われ、その後のカトリック教会のあり方を決定づけました。世界史の教科書では「対抗宗教改革(反宗教改革)」の象徴的な出来事として登場します。
1939年:ラプラタ沖海戦

第二次世界大戦で最初の本格的な海戦となった「ラプラタ沖海戦」が、南米ウルグアイ沖で繰り広げられました。ドイツの装甲艦「アドミラル・グラーフ・シュペー」が、イギリス海軍の巡洋艦3隻と激突。追い詰められたシュペーは中立国の港に逃げ込みますが、最後は乗組員自らの手で自沈するという劇的な結末を迎え、世界中の注目を集めました。
1948年:国会キス事件

泉山三六(いずみやま さんろく)蔵相が、国会の会期中に食堂で泥酔し、女性議員に絡んで悪態をついたうえキスを迫るという前代未聞の騒動を起こしました。これがいわゆる「国会キス事件」です。一国の財務を預かる大臣の醜態に世論は大炎上し、翌日には議員辞職に追い込まれました。戦後混乱期の政界を象徴する、なんともお騒がせなスキャンダルでした。
1959年:世界の旅が放送開始
長寿テレビ番組『兼高かおる世界の旅』の放送がこの日にスタートしました。まだ海外旅行が夢のまた夢だった時代、リポーターの兼高かおるさんが世界各地を巡り、お茶の間に異国の風景を届けました。番組はなんと約30年10か月も続く大ヒットに。多くの日本人にとって「世界への窓」となった、テレビ史に残る名番組です。
1972年:人類最後の月面歩行

アポロ17号の宇宙飛行士ユージン・サーナンとハリソン・シュミットが、3度目で最後の月面活動を行いました。実はこのとき以来、半世紀以上にわたって人類は誰も月面に降り立っていません。つまりサーナンは「最後に月を歩いた人間」となったのです。月を後にする際、彼が残した「平和と希望を胸に、人類はいつか必ず戻ってくる」という言葉が、今も語り継がれています。
2003年:フセイン拘束

イラク戦争で逃亡を続けていたサダム・フセイン元大統領が、故郷ティクリート近郊のアッ=ダウルで米軍に拘束されました。かつてイラクを長年支配した独裁者は、地面に掘られた狭い穴の中に潜んでいたところを発見されました。髪もひげも伸び放題のやつれた姿は世界中に衝撃を与え、一時代の終わりを強く印象づける出来事となりました。
12月13日の歴史まとめ

大航海時代の冒険から人類最後の月面歩行まで、12月13日は「未知へ挑む人々」と「時代の終わり」が交錯した一日でした。退位した教皇、拘束された独裁者など、栄枯盛衰を感じさせる出来事が並びます。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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