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12月29日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

12月29日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

12月29日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

12月29日の歴史・出来事

歴史上の出来事

1170年:大司教暗殺事件

カンタベリー大聖堂でのトマス・ベケット暗殺を描いた中世の挿絵
トマス・ベケット暗殺を描いた初期の図像 / Wikimedia Commons

カンタベリー大聖堂で、大司教トマス・ベケットが国王ヘンリー2世の家臣である4人の騎士に斬殺されました。きっかけは王が漏らした「あの厄介者を誰か始末してくれぬか」という嘆きの言葉だったと伝わります。聖職者の権利を巡り王と対立していたベケットは、神聖な祭壇近くで命を落としました。彼はのちに聖人として列せられ、その墓は中世ヨーロッパ屈指の巡礼地となります。一言の重みが歴史を動かした事件でした。

1845年:テキサスが米国28番目の州に

1845年にテキサスが加わった当時のアメリカ合衆国の地図
テキサス併合直後のアメリカ合衆国 / Made by User:Golbez. / CC BY 2.5 / via Wikimedia Commons

独立国家「テキサス共和国」がアメリカ合衆国に併合され、28番目の州となりました。もともとメキシコ領だったテキサスは、入植したアメリカ人らが反乱を起こして独立し、約9年間も一国として存在していました。その併合がきっかけで翌年には米墨戦争へと発展します。今でこそ巨大なアメリカの一州ですが、かつては「独立国」だったという歴史が、テキサス人特有の強い郷土愛の背景にあるとも言われています。

1860年:装甲艦ウォーリア進水

1860年代に撮影されたイギリス海軍の装甲艦ウォーリア
1861年から1867年ごろの装甲艦ウォーリア / Wikimedia Commons

イギリス海軍初の本格的な装甲艦「ウォーリア」が進水しました。鉄の船体に鉄の装甲、さらにスクリュープロペラを備えたこの軍艦は、それまで主流だった木造帆船を一夜にして時代遅れにしてしまうほどの衝撃を与えました。まさに軍艦の歴史を塗り替えた一隻です。現在はイギリスのポーツマスで博物館船として保存され、当時の姿を間近に見学できる貴重な存在となっています。

1891年:エジソンが無線特許取得

トーマス・エジソンが取得した無線通信特許の図面
エジソンの無線通信特許に掲載された図面 / Wikimedia Commons

発明王トーマス・エジソンが、無線(ラジオ)に関する特許を取得しました。電球や蓄音機で知られるエジソンですが、無線通信の分野でも先駆的な研究を行っていたのです。ただしエジソン自身は無線通信を実用化するには至らず、この特許は「逃した発明」とも呼ばれています。生涯で1000件以上の特許を取得したエジソンらしく、あらゆる新技術に手を伸ばしていた多才ぶりがうかがえるエピソードです。

1911年:モンゴルが清から独立

独立後のモンゴルで君主となったボグド・ハーン
モンゴルの君主ボグド・ハーン / Wikimedia Commons

モンゴルが清朝からの独立を宣言し、活仏ボグド・ハーンを君主とする政権が成立しました。長く中国王朝の支配下にあったモンゴルにとって、辛亥革命による清朝の動揺は独立の絶好の機会でした。この独立がのちのモンゴル人民共和国、そして現在のモンゴル国へとつながっていきます。広大な草原の遊牧民国家が、近代国家として歩み始めた節目の日でした。

1929年:清水トンネル貫通

清水トンネルを含む上越線水上・石打間の路線図
鉄道省の工事誌に掲載された上越線水上・石打間の路線図 / Wikimedia Commons

群馬県と新潟県の境を貫く上越線・清水トンネルが、ついに貫通しました。全長約9.7kmは当時の日本最長で、7年の歳月とのべ240万人を動員した難工事。殉職者も多数出た末の貫通でした。1931年の開通後、川端康成の小説『雪国』の冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」のモデルになったことでも有名です。文学の名場面を生んだトンネルが、この日に光を通したのです。

1934年:海軍軍縮条約を破棄

日本によるワシントン海軍軍縮条約の破棄通告書
ワシントン海軍軍縮条約の破棄通告書(1934年12月29日) / World Imaging / CC BY-SA 3.0 / via Wikimedia Commons

日本がワシントン海軍軍縮条約の破棄をアメリカに通告しました。この条約は主要国の戦艦保有量を制限し、軍拡競争に歯止めをかけるものでしたが、日本は不平等だとして離脱を選びます。これにより各国は再び建艦競争へと突き進み、世界は軍縮の時代から軍拡の時代へと逆戻りしていきました。のちの太平洋戦争へとつながる、歴史の大きな転換点の一つだったといえます。

1947年:人名を当用漢字に限定

当用漢字について告示した1946年11月16日付の官報
当用漢字について告示した1946年11月16日付官報 / Wikimedia Commons

日本で、出生届に使える人名漢字を「当用漢字」に限定する戸籍法施行規則が公布されました(施行は翌1948年1月1日)。戦後の国語改革の一環で、難解な漢字を減らして読み書きをやさしくする狙いがありました。これがのちの「人名用漢字」制度のもととなります。子どもにどんな名前を付けられるかという、私たちの暮らしに直結するルールがこの日に定められたのです。今のキラキラネーム論争の遠いご先祖とも言えるかもしれません。

1972年:幽霊伝説生んだ墜落事故

イースタン航空401便の事故機N310EAの側面図
イースタン航空401便として運航された事故機の側面図 / Wikimedia Commons

イースタン航空401便がフロリダのエバーグレーズ湿地に墜落し、多くの犠牲者が出ました。史上初のワイドボディ旅客機の全損事故でしたが、この事故は別の意味でも有名です。墜落機の部品を再利用した他の機体に、亡くなった機長や航空機関士の幽霊が現れたという目撃談が相次ぎ、本まで出版されたのです。航空会社は公式に否定しましたが、今なお語り継がれる航空ミステリーとなっています。

1984年:19歳エトワール誕生

シルヴィ・ギエムと振付家ラッセル・マリファント
シルヴィ・ギエムとラッセル・マリファント(2010年) / Catalina Iordache (catasiantim) / CC BY-SA 2.0 / via Wikimedia Commons

バレエ界の伝説、シルヴィ・ギエムがパリ・オペラ座バレエ団の最高位「エトワール」に昇進しました。当時わずか19歳、史上最年少の快挙でした。初主演した『白鳥の湖』での圧巻の踊りに感激した芸術監督ヌレエフが、終演直後の舞台上で昇進を発表したと伝わります。180度を超える驚異的な脚の上がり方は「ギエム・ポジション」と呼ばれ、世界中のダンサーを魅了しました。天才の伝説が始まった日です。

1989年:日経平均が史上最高値

1985年から1995年までの日経平均株価の推移を示したグラフ
1985年から1995年までの日経平均株価の推移 / HFWMan / CC BY-SA 4.0 / via Wikimedia Commons

日経平均株価が、終値で38915円という史上最高値を記録しました。バブル経済の絶頂を象徴する数字です。誰もが株や土地の値上がりを信じ、日本中が好景気に沸いていました。しかし翌年から株価は急落し、長い「失われた時代」が始まります。この最高値を超えるのに30年以上もかかったことを思うと、いかにこの日が特別な頂点だったかがわかります。日本経済史に刻まれた節目の一日でした。

12月29日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

暗殺事件や軍縮条約の破棄といった重い歴史から、トンネル貫通やバレエの伝説誕生まで、硬軟入り混じった一日でした。特に年末らしく、日経平均の最高値という経済の頂点もこの日に刻まれています。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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