「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
12月28日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
12月28日の歴史・出来事

1065年:英王室の聖地が誕生

イギリスを代表する観光名所、ロンドンのウェストミンスター寺院。その聖堂が初めて聖別(しょうべつ)されたのが、この日のことでした。建立を命じたのは「懺悔王」と呼ばれた国王エドワード。しかし完成を見届けるように病に伏し、わずか一週間ほど後に亡くなってしまいます。以来この寺院は、歴代国王の戴冠式や結婚式、葬儀の舞台となり、約1000年にわたって英王室の歴史を見守り続けています。
1612年:ガリレオ、海王星を目撃

木星を観測していた天文学者ガリレオ・ガリレイが、この日、ある星を記録しました。実はそれ、後に1846年まで発見されなかった「海王星」だったのです。ガリレオはそれを単なる背景の恒星だと思い込み、惑星とは気づきませんでした。もし彼が「これは動いている」と見抜いていたら、海王星の発見は234年も早まっていたかもしれません。歴史に残る「惜しい見落とし」として語り継がれています。
1832年:副大統領、史上初の辞任

アメリカ第7代副大統領ジョン・カルホーンが、この日に職を辞しました。アメリカ史上、任期途中で辞任した初の副大統領です。当時のジャクソン大統領と関税政策などをめぐって激しく対立し、副大統領のまま地元サウスカロライナ州選出の上院議員へ「転職」する道を選んだのです。トップの座を捨てて議会に戻るという異例の決断は、彼の信念の強さを物語っています。
1879年:テイ橋、列車ごと崩落

スコットランドに架かる当時世界最長級の鉄道橋「テイ橋」が、この夜の猛烈な嵐で崩れ落ちました。折しも橋を渡っていた旅客列車もろとも、中央部分が川へ転落。乗客乗員約75人全員が命を落とす大惨事となりました。完成からわずか1年半。設計や施工の不備が原因とされ、技術者の過信が招いた失敗の教訓として、今も工学の世界で語り継がれています。
1895年:映画が初めて上映

フランス・パリのグラン・カフェ地下で、リュミエール兄弟が発明した「シネマトグラフ」による世界初の有料上映が行われました。これが「映画の誕生日」とされる記念すべき日です。スクリーンに映る走る列車や働く人々の映像に、観客は度肝を抜かれたといいます。日本にこの技術が伝わったのは翌年のこと。日本では12月28日が「シネマトグラフの日」として記念されています。
1908年:メッシーナ地震の悲劇

イタリア南部、シチリア島とカラブリアを結ぶメッシーナ海峡付近で、マグニチュード7.1の大地震が発生しました。早朝の地震に加え、この地域では珍しい津波も街を襲い、犠牲者はおよそ8万〜12万人にのぼったとされ、20世紀ヨーロッパ史上最悪級の自然災害です。たまたま近くにいたロシア海軍の水兵たちが多くの住民を救助したエピソードも、美談として残されています。
1925年:相撲協会が誕生

現在の日本相撲協会の前身、「大日本相撲協会」が財団法人として設立されました。それまで東京と大阪で別々に行われていた相撲興行が一本化へと向かう、大きな節目です。後に「日本相撲協会」と改称され、現在は公益財団法人となっています。私たちが当たり前のように楽しんでいる大相撲の組織的な土台は、ちょうど100年前のこの日に築かれたのです。
1958年:史上最高の試合

アメフトNFLの王者決定戦、ボルチモア・コルツ対ニューヨーク・ジャイアンツの一戦が、史上初の延長(サドンデス)にもつれ込みました。コルツが23対17で劇的な勝利を収めたこの試合は、後に「The Greatest Game Ever Played(史上最も偉大な試合)」と呼ばれます。全米にテレビ中継されたことで人気が爆発し、NFLが国民的スポーツへ駆け上がるきっかけになりました。
1964年:京都タワー開業

京都駅前のシンボル、白い灯台のような姿でおなじみの「京都タワー」がこの日に開業しました。古都の景観を損なうとして建設には賛否が渦巻きましたが、今ではすっかり京都の顔。新幹線で京都に着いてこのタワーを見ると「京都に来たな」と実感する人も多いのではないでしょうか。海のない京都に立つ灯台というユニークな発想も、半世紀を超えて愛され続けています。
1974年:雇用保険法が公布
失業した人の生活を支える「雇用保険法」が、この日に公布されました。終戦直後にできた失業保険法に代わるもので、失業者の救済だけでなく、職業訓練や雇用の継続支援まで幅広くカバーする内容に進化しました。会社を辞めたときに受け取る「失業給付」の仕組みは、この法律がもと。普段は意識しなくても、私たちの働く暮らしを静かに守ってくれている制度です。
1976年:猪木対アリの一戦
プロレスラーのアントニオ猪木と、ボクシング世界ヘビー級王者モハメド・アリが激突した「世紀の一戦」が日本武道館で行われました。異種格闘技戦という前代未聞の対決です。寝転んで蹴り続ける猪木と、手を出せないアリ。当時は「世紀の凡戦」とも酷評されましたが、近年は総合格闘技(MMA)の先駆けとして再評価が進んでいます。時代を先取りしすぎた一戦でした。
12月28日の歴史まとめ

映画の誕生、大地震の悲劇、そしてスポーツや暮らしの転換点まで、12月28日は文化と災害、制度づくりが入り混じった一日でした。年末らしく「節目」を感じさせる出来事が多いのも印象的です。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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