1989年から2019年まで続いた31年間、みなさんはどんな思い出がありますか?ポケベルからスマホへと通信手段が劇的に進化し、数々の大ヒット商品やユニークな流行語が生まれた変化と活気あふれる時代でしたね。
今回は、当時を生きた世代には懐かしく、若い世代には新鮮に映るような当時の生活や出来事、話題の人物にまつわる豆知識をたっぷり集めました。あの頃の記憶をクイズ感覚で振り返りながら、ぜひ最後まで楽しく読んでみてくださいね。
1.元年は358日だけ

元号が変わった1989年、実は「平成」だった日数は1年間すべてではありません。1月7日までは昭和64年だったため、元号が改められたのは1月8日からでした。そのため、最初の年は通常よりも1週間ほど短い358日間しかなかったのです。たった7日間だけの昭和64年と、少し短い最初の年が同じ1年の中に存在していたというのは、改元の年ならではの不思議な感覚になりますよね。
2.元号の最終候補

新しい元号を決める際、政府の懇談会では3つの最終候補が提示されていました。採用された案のほかに残っていたのは、「修文(しゅうぶん)」と「正化(せいか)」という2つの言葉です。しかし、ローマ字の頭文字にするとどちらも「S」になり昭和と重なるため、事務手続き上の混乱を避ける理由もあって「H」で始まる案が選ばれたという実用的な背景があったそうです。
3.消費税は3%から

私たちが毎日のお買い物で支払っている消費税は、1989年4月1日に日本で初めて導入されました。スタートした当時の税率は、今では信じられないほど低いわずか3%だったのです。当時は1円玉を大量に使うようになったため、お財布が小銭でパンパンになる人が続出し、銀行やお店で1円玉が不足するといった思わぬ社会現象まで巻き起こりました。
4.公衆電話に長蛇の列

1990年代半ば、女子高生を中心にポケットベルが爆発的なブームとなりました。当時はまだ携帯電話が高価だったため、メッセージを送るには街角の電話ボックスを使う必要があったのです。放課後になると駅の周りには順番待ちの長い行列ができ、プッシュボタンを猛スピードで連打する「ベル打ち」と呼ばれる職人技のような光景が日本中で見られました。
5.数字の暗号文化

初期のポケベルは画面に数字しか表示できなかったため、若者たちは語呂合わせで気持ちを伝える工夫をしていました。たとえば「0840」は「おはよう」、「14106」は「愛してる」、「49」は「至急」といった具合に、数字の羅列を言葉に変換して会話していたのです。限られた機能の中で生まれたこのユニークな連絡方法は、今のLINEスタンプにも通じる遊び心を感じさせますね。
6.使い捨てカメラ大流行

スマホで何枚でも写真が撮れる現代とは違い、当時はフィルム入りのレンズ付き製品が大活躍していました。修学旅行やイベントの定番アイテムで、現像するまでどんな風に写っているか分からないドキドキ感がありましたね。最後の1枚を撮り終えたあと、本体ごと写真屋さんに預けるシステムは画期的で、子どもから大人まで手軽に撮影を楽しめる文化を広げました。
7.たまごっちの社会現象

1996年に発売されたキーホルダー型の電子ゲームは、日本中を巻き込む大ブームとなりました。画面の中の生き物にエサをあげたり掃除をしたりするシステムが人気を呼び、入荷のたびに徹夜組の行列ができるほどの品薄状態が続いたのです。学校や職場に持っていけない本人に代わって、昼間にお母さんが世話をするという微笑ましい光景もあちこちの家庭で見られました。
8.プリクラの意外な誕生

ゲームセンターの定番となったプリント倶楽部は、1995年に第1号機が登場しました。当初はフレームと顔写真が一緒に印刷されるだけのシンプルな仕組みでしたが、のちに画面にペンで落書きできる機能や目を大きく見せる加工が加わり、独自の進化を遂げました。友達と交換したシールを手帳の裏にびっしり貼り付けるのが、当時の学生たちのステータスだったのです。
9.ルーズソックスの秘密

1990年代後半、女子高生の足元を飾ったのは登山用靴下をヒントに生まれたと言われるダボダボの白いソックスでした。長さが1メートルを超えるものまで登場し、歩いている途中でずり落ちてこないよう、専用の液体糊でふくらはぎに固定するのが必須のテクニックでした。あの独特のボリューム感をきれいに作るため、毎朝鏡の前で奮闘していた人も多いのではないでしょうか。
10.二千円札の現在の行方

西暦2000年のミレニアムと沖縄サミットの開催を記念して、珍しい2という数字がつく紙幣が発行されました。表面に首里城の守礼門が描かれた美しいデザインでしたが、自動販売機や券売機で対応していない場所が多かったため、全国的にはあまり定着しませんでした。しかし沖縄県内では今でも日常的に流通しており、現地でお釣りとしてもらうと少し嬉しい気持ちになります。
11.2000年問題の大騒動

1999年から2000年へ切り替わる瞬間、世界中のコンピュータが誤作動を起こすのではないかと大きく騒がれました。昔のプログラムは西暦の下2桁だけで年数を管理していたため、「00」を1900年と勘違いする恐れがあったのです。大晦日には鉄道や銀行で多くの技術者が待機し、家庭でも水や食料を備蓄する人が続出しましたが、事前の対策のおかげで大きな混乱なく年を越せました。
12.折り畳み携帯の着メロ

2000年代に入ると、パカッと開くタイプの携帯電話が主流になりました。当時の楽しみといえば着信音の設定で、自分の好きな曲を鳴らすために楽譜が載った専門の本を買って1音ずつ手入力していた人も少なくありません。また、画面を閉じた状態でアンテナを伸ばして電波を探す仕草や、じゃらじゃらと大量のストラップをつけるスタイルもこの時代ならではの光景でした。
13.センター問い合わせ

当時の携帯電話では、電波の届かない場所にいるとメールがすぐには届かず、サーバーに一時保管される仕組みになっていました。そのため、好きな人からの返信が待ちきれない若者たちは、サーバーに溜まったデータを手動で受信する操作を何度も繰り返していたのです。くるくると回る受信マークを見つめながら「新着メールなし」の表示にため息をつくのは、甘酸っぱい青春の記憶ですね。
14.赤外線通信で連絡先

新しい友達ができたとき、連絡先を交換する方法といえば端末同士を近づけるデータ通信でした。本体の裏側にある赤い小さな窓をピタリと合わせ、「せーの」でボタンを押してアドレス帳を送るのが定番のやり取りでしたね。少しでも手が動くとエラーになってしまうため、数秒間じっと息を止めて待つ時間が、初対面の2人の距離を縮めるいいきっかけになっていました。
15.細眉ブームの立役者

1990年代後半、歌手の安室奈美恵さんに憧れる「アムラー」と呼ばれる女性たちが街にあふれました。茶髪にミニスカート、厚底ブーツというファッションとともに大流行したのが、糸のように細く整えられたアーチ型の眉毛です。多くの人が毛抜きで一生懸命お手入れをしていましたが、抜きすぎて後から生えてこなくなったという微笑ましい失敗談もよく聞かれます。
16.CDが最も売れた時代

1998年は、日本の音楽業界において音楽ディスクの生産枚数がピークに達した年として知られています。ミリオンセラー(100万枚突破)が次々と誕生し、街のレコードショップには発売日の前夜からファンが詰めかけました。特に当時のシングル盤は縦長の8センチサイズという独特の形状をしており、プラスチック部分を半分に折ってコンパクトに収納する人もたくさんいました。
17.懐かしのMDメディア

カセットテープに代わる録音メディアとして、四角い透明ケースに入ったミニディスクが大活躍しました。レンタルショップで借りてきたアルバムから好きな曲だけを選んでダビングし、オリジナルのマイベスト盤を作るのが音楽好きの定番スタイルでした。小さなラベルシールに細かい文字で曲名を手書きして、友達や恋人にプレゼントした思い出がある人も多いのではないでしょうか。
18.ゲーム機のカセット息

家庭用ゲーム機が飛躍的に進化した時代ですが、初期の頃はソフトの接触が悪くて画面が映らないことがよくありました。そんなとき、ほぼ全員が試していたのが接続部分にフーッと息を吹きかける裏技です。実はこれ、唾液の水分によって端子がサビる原因になるためメーカーが禁止していた行為なのですが、なぜか一時的に直ることが多く、子どもたちの間で全国共通の習慣になっていました。
19.ナタデココの社会現象

1993年頃、フィリピン発祥の伝統食品が日本で空前の大ブームを巻き起こしました。ココナッツの果汁を発酵させて作られるこの食べ物は、イカや軟骨にも似た独特のコリコリ食感がウケて、ファミレスのデザートからコンビニまであらゆる場所で引っ張りだこになったのです。あまりの人気ぶりに現地の生産工場がフル稼働しても追いつかないほどの熱狂ぶりでした。
20.ティラミスでイタリア語

バブル期の余韻が残る1990年、雑誌の特集をきっかけにイタリアのデザートが一躍脚光を浴びました。ほろ苦いエスプレッソと濃厚なチーズクリームの組み合わせは大人の女性たちを虜にし、「私を元気づけて」というロマンチックな語源も話題になりましたね。この大ヒットをきっかけに、マスカルポーネというチーズの名前が日本中に広く知られるようになりました。
21.タピオカは3回流行

令和でもおなじみのモチモチした粒入りドリンクですが、実はこの31年間のうちに3度も大きなブームの波が訪れています。最初は1992年頃の白い小粒とココナッツミルクの組み合わせ、2回目は2008年頃の黒い大粒を使った台湾スタイル、そして最後は2018年からのSNS映えを意識した専門店ラッシュです。時代ごとに姿を変えながら愛され続けたすごいスイーツなのですね。
22.ローラーシューズの罠

2000年代初頭、小学生たちの間でかかと部分に小さな車輪が埋め込まれた靴が大流行しました。普通に歩いている状態から、つま先を少し上げるだけでスーッと滑ることができる魔法のような仕組みに、子どもたちは夢中になりました。しかし、スーパーのツルツルした床で滑り回る子が続出したため、「店内での滑走禁止」という貼り紙があちこちのお店に掲出される事態となりました。
23.プロフィール帳の交換

新学期やクラス替えの時期になると、小中学生の間でバインダーから外したカラフルな質問用紙を配り合う文化がありました。誕生日や血液型だけでなく、「好きな異性のタイプ」や「今のマイブーム」など、ちょっと踏み込んだ質問項目がびっしり並んでいたのが特徴です。返ってきた用紙を専用ファイルに閉じて、友達の意外な一面をこっそり読むのが最高の楽しみでした。
24.朝シャンという新習慣

1980年代後半から90年代にかけて、夜ではなく出かける前の朝に髪を洗うスタイルが若者の間でトレンドになりました。この流行に合わせて、洗面台で立ったまま快適に頭が洗えるシャワー付きの洗面化粧台が多くの住宅に普及したのです。清潔感を大切にする若者文化が、日本の住宅設備のスタンダードまで変えてしまったというのはとても興味深いエピソードですね。
25.ノーパンしゃぶしゃぶ

バブル崩壊後のニュースなどでたびたび耳にしたこの不思議な言葉は、実際に存在した過激な接待向けの飲食店を指しています。ミニスカートで下着をつけていない従業員が接客するというお店で、1998年には大蔵省などの官僚が過剰な接待を受けていたことが発覚し、大スキャンダルとなりました。真面目な報道番組でアナウンサーがこの単語を連呼する光景は、今思えばかなりシュールでした。
26.郵便番号が7桁に進化

手紙やハガキを出すときに書く番号は、1998年2月まで3桁または5桁しかなかったことを覚えていますか?郵便物の増加に伴い、機械が自動で配達先の町名まで仕分けできるようにするため、現在の7桁スタイルへと大幅に改定されました。変更されたばかりの頃は、年賀状の宛名書きで新しい番号を分厚い一覧表から調べるのに一苦労した家庭も多かったようです。
27.祝日が増えた時代

私たちが嬉しく感じるカレンダーの赤い日は、この時代に大きく増えました。スタートした1989年時点では年間13日でしたが、「海の日」や「山の日」が新設されたことで、終了時には年間16日まで増加したのです。さらに2000年からは一部の休みを月曜日に移動させるハッピーマンデー制度が導入され、3連休で旅行やレジャーに出かけやすい環境が整えられました。
28.大ヒット映画の記録

2001年に公開されたスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』は、日本中の映画館が満員になるほどの社会現象を起こしました。当時の興行収入は約308億円という前人未到の数字を打ち立て、令和になって更新されるまで約19年間も歴代トップの座を守り続けたのです。当時の映画館はまだ全席指定ではなく立ち見ができたため、通路に座り込んで鑑賞したという人もたくさんいました。
29.地上波がデジタル化

2011年7月24日、長年親しまれてきたアナログ放送が終了し、テレビがハイビジョンの美しい映像へと完全移行しました。分厚いブラウン管から薄型液晶への買い替えが進み、画面の右上に出ていた「アナログ」という文字が消えた瞬間を覚えている方も多いでしょう。これに伴い、番組中にリモコンのdボタンを押して天気予報やクイズに参加するという新しい楽しみ方も定着しました。
30.スマホ普及で激変

2008年に日本で最初のiPhoneが発売されて以降、私たちの生活スタイルは劇的に変わりました。それまでガラケーでボタンを押していた風景は一変し、画面を指で直接なぞって操作する端末が急速に広まったのです。地図アプリやSNSが手のひらでいつでも使えるようになり、31年間の最初と最後で最も大きく進化した分野といっても過言ではありません。
まとめ
いかがでしたか?アナログな温かみが残る初期から、デジタル技術が一気に花開いた終盤まで、本当に変化に富んだワクワクする31年間でしたね。「これ持ってた!」「そんなことあったね!」と、当時の空気感を思い出して少しでも楽しい気持ちになっていただけたら嬉しいです。
今回ご紹介した豆知識は、同世代との会話はもちろん、世代を超えたコミュニケーションのきっかけにもぴったりです。ぜひ今日知ったエピソードをネタにして、ご家族やご友人と懐かしい思い出話に花を咲かせてみてくださいね。
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