秋から冬にかけて食べたくなる、甘くてホクホクの「さつまいも」。焼き芋や天ぷら、スイーツなど、世代を問わず愛されている身近な食材ですが、実はあまり知られていない驚きの秘密がたくさん隠されています。
今回は、数あるさつまいもの雑学の中から、特に面白いネタを厳選してクイズ形式で30問ご紹介します!テストのような堅苦しいものではなく、知っていると普段の買い物が楽しくなったり、明日誰かに話したくなったりする楽しいトリビアばかりです。ぜひ全問正解を目指して挑戦してみてくださいね!
【初級】面白い雑学10選
1. 植物の分類は?
- ナス科(じゃがいもの仲間)
- ヒルガオ科(アサガオの仲間)
- バラ科(イチゴの仲間)
+ 答えをみる
答え: 2. ヒルガオ科(アサガオの仲間)
野菜売り場ではじゃがいもや里芋と並んでいますが、実は「ヒルガオ科サツマイモ属」の植物でアサガオの仲間です。じゃがいもはナス科、里芋はサトイモ科なので親戚ですらありません。ツルが伸びて葉が広がる様子を見比べると、アサガオによく似ていることがわかります。
2. 食べている部位は?
- 太くなった茎
- 太くなった根っこ
- 地面の中のつぼみ
+ 答えをみる
答え: 2. 太くなった根っこ
じゃがいもは地下に伸びた「茎」が膨らんだものですが、さつまいもは養分をたっぷり蓄えて太くなった「根っこ(塊根)」を食べています。表面から細いひげ根が生えているのが、茎ではなく根っこであるという決定的な証拠です。
3. 名前の由来は?
- 薩摩藩から広まった
- さつま揚げに似ている
- 砂漠で育つ芋だから
+ 答えをみる
答え: 1. 薩摩藩から広まった
中国から沖縄(琉球)へと伝わった芋が、1705年に現在の鹿児島県にあたる「薩摩藩」へ持ち込まれ、そこから全国へ広まったため「薩摩から来た芋=さつまいも」と呼ばれるようになりました。なお、九州や沖縄では今でも「からいも(唐芋)」と呼ぶ地域が多くあります。
4. 生産量日本一の県は?
- 茨城県
- 千葉県
- 鹿児島県
+ 答えをみる
答え: 3. 鹿児島県
日本で一番多くさつまいもを作っているのは、名前の由来でもある鹿児島県で全国シェアの約3割以上を占めています。火山灰が積もった「シラス台地」はお米が育ちにくいものの水はけが良く、さつまいもの栽培に最適だったため古くから盛んに作られてきました。
5. 英語で何と呼ぶ?
- スイートポテト
- ハニーポテト
- レッドポテト
+ 答えをみる
答え: 1. スイートポテト
日本でスイートポテトといえば洋菓子を指しますが、英語圏で「sweet potato」はお菓子ではなく野菜の「さつまいもそのもの」を意味します。実は洋菓子のスイートポテトは明治時代に日本で考案された和製スイーツなので、海外では通じないことが多いのです。
6. 生の芋のNG保存法は?
- 新聞紙に包む
- 冷蔵庫に入れる
- 風通しの良い所に置く
+ 答えをみる
答え: 2. 冷蔵庫に入れる
熱帯アメリカ生まれのさつまいもは寒さに非常に弱く、10度以下の冷蔵庫に入れると「低温障害」を起こして中が黒ずみ、味も落ちてしまいます。自宅で保存する時は新聞紙に包み、直射日光の当たらない13〜15度くらいの涼しい室内に置くのが長持ちの秘訣です。
7. 芽が出たらどうなる?
- 毒がないので食べられる
- 猛毒があるので捨てる
- 辛くなるので食べられない
+ 答えをみる
答え: 1. 毒がないので食べられる
じゃがいもの芽には「ソラニン」などの天然毒素がありますが、植物の種類が違うさつまいもの芽には毒性が一切なく、そのまま食べても安全です。ただし、芽が伸びると芋本体の栄養や水分が吸い取られて味が落ちてしまうため、見つけたら早めに摘み取って調理しましょう。
8. 掘りたての芋の味は?
- 一番甘くて美味しい
- 甘みが少なくあっさり
- 渋みが強くて苦い
+ 答えをみる
答え: 2. 甘みが少なくあっさり
野菜や果物は採れたてが一番美味しいと思われがちですが、収穫したばかりのさつまいもはまだ「でんぷん」が糖分に変わっていないため、甘みが少なくあっさりしています。収穫後に2週間から1ヶ月ほどじっくり寝かせて熟成させることで、でんぷんが糖に変わりグッと甘みが増すのです。
9. 白米と比べた熱量は?
- 白米より高カロリー
- 白米とまったく同じ
- 白米より低カロリー
+ 答えをみる
答え: 3. 白米より低カロリー
甘くてお腹にたまるため太りやすいイメージがありますが、100グラムあたりで比較すると白米が約156キロカロリーなのに対し、さつまいもは約130キロカロリーと実は低めです。血糖値が上がりにくい「低GI食品」で満腹感も長続きするため、ダイエット中の主食代わりにもぴったりです。
10. 美味しい芋の特徴は?
- ひげ根の跡が浅く少ない
- 表面がゴツゴツしている
- 細長くて色が薄い
+ 答えをみる
答え: 1. ひげ根の跡が浅く少ない
スーパーで選ぶ時は、全体がふっくら太っていて皮にツヤがあり、毛穴(ひげ根の跡)が浅くて数が少ないものを選びましょう。これは繊維質が少なくて糖度が高い証拠です。さらに、切り口に蜜が黒く固まった跡があるものも甘くて美味しいサインですよ。
【中級】驚きの雑学10選
11. 切り口の白い液は何?
- ヤラピンという栄養成分
- ソラニンという毒素
- ただの泥汚れ
+ 答えをみる
答え: 1. ヤラピンという栄養成分
生の芋を切ると染み出てくる白いミルクのような液体は、芋類の中でさつまいもだけに含まれる「ヤラピン」という成分です。胃の粘膜を保護したり、腸の働きを活発にしてお通じを良くしたりする働きがあり、食物繊維との相乗効果でお腹の調子を整えてくれます。
12. 花言葉は次のうちどれ?
- 「我慢」「忍耐」
- 「幸運」「乙女の純情」
- 「情熱」「激しい恋」
+ 答えをみる
答え: 2. 「幸運」「乙女の純情」
さつまいもは日照時間が短く気温が高い環境でないと開花しないため、本州ではめったに花が咲きません。その珍しさから「花が咲くと良いことが起こる」と言われ、「幸運」や「乙女の純情」という素敵な花言葉がつけられました。畑で見かけたらとてもラッキーですよ。
13. 元々の原産地はどこ?
- 中央アメリカ
- 東南アジア
- アフリカ大陸
+ 答えをみる
答え: 1. 中央アメリカ
日本の伝統食材というイメージが強いですが、元々の原産地はメキシコを中心とした熱帯アメリカ(中南米)地域です。紀元前から現地で栽培されており、15世紀末にコロンブスがヨーロッパへ持ち帰ったことで、インドや中国を経てはるばる日本まで伝わってきました。
14. ビタミンCの特徴は?
- 水洗いで全て溶ける
- 加熱しても壊れにくい
- 皮にしか含まれない
+ 答えをみる
答え: 2. 加熱しても壊れにくい
本来ビタミンCは熱に弱い栄養素ですが、さつまいもの場合は加熱してもほとんど失われません。加熱すると豊富に含まれる「でんぷん」が糊(のり)状になり、ビタミンCを包み込んで保護してくれるからです。焼き芋にしても、りんごの数倍のビタミンCをしっかり摂取できます。
15. 皮ごと食べる利点は?
- 消化を助けてくれる
- 辛みがマイルドになる
- 保存期間が1年伸びる
+ 答えをみる
答え: 1. 消化を助けてくれる
皮やそのすぐ内側には、でんぷんを分解する消化酵素「アミラーゼ」が多く含まれています。そのため皮ごと食べると消化が良くなり、胸焼けやガス溜まりを防いでくれます。さらに皮の紫色には抗酸化作用のあるアントシアニンも豊富なので、よく洗って皮ごと食べるのがおすすめです。
16. 食後のおならの特徴は?
- とても臭いが強い
- ほとんど臭わない
- 音がまったく出ない
+ 答えをみる
答え: 2. ほとんど臭わない
さつまいもを食べて出るおならは、腸内で善玉菌が食物繊維を分解する時に発生するもので、主成分は二酸化炭素やメタンのため実はほとんど臭いません。お肉などを食べ過ぎた時に悪玉菌が出す悪臭ガスとは違い、腸が元気に働いている健康な証拠なので安心してくださいね。
17. 甘くなる加熱温度は?
- 30度前後
- 70度前後
- 100度以上
+ 答えをみる
答え: 2. 70度前後
芋の内部温度が65〜75度前後の状態を長く保つと、「β-アミラーゼ」という酵素が活発に働き、でんぷんを甘い「麦芽糖」に変えてくれます。電子レンジでチンするとあまり甘くならないのは、一瞬でこの温度帯を通り過ぎてしまい、酵素が十分に働けないことが原因です。
18. 石焼き芋が甘い理由は?
- 石の塩分が染み込む
- 遠赤外線でじっくり加熱
- 煙の香りで甘く感じる
+ 答えをみる
答え: 2. 遠赤外線でじっくり加熱
熱せられた小石から出る「遠赤外線」の効果により、芋の芯まで均一にじっくり熱が伝わり、甘くなる70度前後の温度帯を長時間キープできます。さらに時間をかけて焼くことで適度に水分が抜け、糖分がギュッと濃縮されるため、蜜が溢れるような絶品に仕上がるのです。
19. ねっとり系の品種は?
- 紅あずま・鳴門金時
- 安納芋・紅はるか
- 男爵・メークイン
+ 答えをみる
答え: 2. 安納芋・紅はるか
さつまいもは大きく分けて、昔ながらの「紅あずま」や「鳴門金時」のようなホクホク系と、「安納芋」や「紅はるか」のようなねっとり系の2種類があります。天ぷらにするなら食感が残るホクホク系、スイーツのような焼き芋には糖度が高いねっとり系と使い分けるのがおすすめです。
20. 干し芋にすると栄養は?
- 約2倍以上に凝縮される
- 半分以下に減ってしまう
- 生の時とまったく同じ
+ 答えをみる
答え: 1. 約2倍以上に凝縮される
蒸したさつまいもを天日干しにして「干し芋」に加工すると、水分が抜けることで食物繊維やカリウム、鉄分などの栄養素が生の時と比べて約2倍以上にギュッと凝縮されます。添加物を使わない自然派のおやつとして、子供の栄養補給やエネルギーチャージにもぴったりの伝統食です。
【上級】深すぎる雑学10選
21. 飢饉を救った蘭学者は?
- 青木昆陽
- 杉田玄白
- 平賀源内
+ 答えをみる
答え: 1. 青木昆陽
江戸時代の「享保の大飢饉」の際、やせた土地や干ばつでも力強く育つさつまいもに注目したのが、「甘藷(かんしょ)先生」こと青木昆陽です。8代将軍・徳川吉宗の時代に幕府へ働きかけて関東での試験栽培を成功させ、多くの庶民の命を飢えから救いました。
22. 漢字で書くとどうなる?
- 馬鈴薯
- 甘藷
- 蒟蒻
+ 答えをみる
答え: 2. 甘藷
農業の資料や古い書物では「甘藷(かんしょ)」と表記されます。「藷」には「芋」という意味があり、中国で「甘い芋」として名付けられた言葉が日本にも定着しました。なお「馬鈴薯(ばれいしょ)」はじゃがいものことで、同じ芋でも漢字の由来がまったく異なります。
23. 米国での定番の食べ方は?
- マシュマロをのせて焼く
- 生のままサラダにする
- 醤油をかけて刺身にする
+ 答えをみる
答え: 1. マシュマロをのせて焼く
アメリカで主流のさつまいもは、水分が多く果肉が鮮やかなオレンジ色をしています。現地の感謝祭(サンクスギビングデー)では、潰した芋の上にマシュマロをたっぷりのせて焼く「スイートポテトキャセロール」という甘い料理にして、肉料理の付け合わせにするのが定番です。
24. NASAが注目する理由は?
- 宇宙食の栽培に向くから
- ロケットの燃料になるから
- 宇宙服の繊維になるから
+ 答えをみる
答え: 1. 宇宙食の栽培に向くから
NASAやJAXAでは、さつまいもを未来の「宇宙食」として栽培する研究が進められています。限られた水や肥料でも育ちやすく、芋だけでなく葉や茎まで余すことなく食べられる上、栄養バランスも優れているため、月や火星の基地で自給自足する救世主として期待されています。
25. 江戸時代の粋な別名は?
- 八里半
- 十三里
- 二十里
+ 答えをみる
答え: 2. 十三里
江戸時代に「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」という粋なキャッチコピーが大流行しました。当時、江戸からさつまいもの名産地である川越までの距離が約十三里(約52キロ)あったことにも掛けられており、これに由来して10月13日は「さつまいもの日」に制定されています。
26. 生食で腹痛になる訳は?
- βでんぷんが消化しにくい
- 強い酸性で胃が荒れる
- 水分が多すぎて冷える
+ 答えをみる
答え: 1. βでんぷんが消化しにくい
生のさつまいもに含まれるでんぷんは、人間の消化酵素では分解しにくい「β(ベータ)でんぷん」という構造をしており、生で食べると消化不良を起こしてしまいます。しっかり加熱して「α(アルファ)でんぷん」に変化させることで、初めて美味しく消化吸収できるようになるのです。
27. 茎(ツル)はどうする?
- フキのように食べられる
- 固すぎて絶対に噛めない
- 苦みが強くて食用不可
+ 答えをみる
答え: 1. フキのように食べられる
普段は捨てられがちなさつまいもの茎(ツル)や葉っぱですが、実は昔から栄養豊富な野菜として食べられてきました。特に茎は皮をむいてアク抜きをすると、フキのようなシャキシャキとした食感になり、きんぴらや佃煮にすると絶品です。カルシウムやポリフェノールも豊富ですよ。
28. 熟成させる貯蔵法の名は?
- キュアリング貯蔵
- フリーズドライ貯蔵
- ボイリング貯蔵
+ 答えをみる
答え: 1. キュアリング貯蔵
収穫したさつまいもを甘くし、長期保存できるようにする処理を「キュアリング貯蔵」と呼びます。温度や湿度を管理した環境でじっくり寝かせることで、収穫時についた傷口が自然に塞がって腐りにくくなり、同時にでんぷんが糖に変わって冬に向けてどんどん甘みが増していきます。
29. 鹿児島で栽培が盛んな地は?
- シラス台地
- カルスト台地
- 関東ローム層
+ 答えをみる
答え: 1. シラス台地
鹿児島県には火山灰が厚く積もった「シラス台地」が広がっています。水はけが良すぎるため稲作には不向きな土地でしたが、乾燥に強いさつまいもには絶好の環境でした。そのため古くから食用だけでなく、名産の芋焼酎やでんぷんの原料としても盛んに栽培されてきました。
30. 薩摩へ芋を持ち込んだ人は?
- 前田利右衛門
- 伊能忠敬
- 種子島時尭
+ 答えをみる
答え: 1. 前田利右衛門
1705年、薩摩藩の漁師であった前田利右衛門という人物が、琉球(沖縄)からさつまいもの苗を持ち帰り栽培を広めました。この功績により薩摩藩は飢饉を乗り越えることができ、彼は現在でも鹿児島県指宿市にある「徳光神社(からいも神社)」で神様として祀られています。
まとめ
さつまいもの雑学クイズ30問、あなたはいくつ正解できましたか?
普段何気なく食べているさつまいもですが、「アサガオの仲間」「冷蔵庫に入れると傷む」「70度前後でじっくり焼くと甘くなる」など、知っていると普段の料理や買い物がグッと楽しくなる豆知識ばかりでしたね。ぜひ今日知った面白い雑学を、家族や友人との会話でクイズとして出題して盛り上がってみてください!
▼クイズの答え・元ネタをじっくり読みたい方はこちら
さつまいも雑学の詳細
-
-
さつまいもの雑学30選~焼き芋の秘密や子供にウケる面白い豆知識~
秋になると食べたくなるホクホクの「さつまいも」。焼き芋やスイートポテト、天ぷらなど、世代を問わず愛されている身近な食材で ...
続きを見る