「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
1月13日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
1月13日の歴史・出来事

532年:ニカの乱が勃発

東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルで、市民の暴動「ニカの乱」が起きました。きっかけは戦車競走の応援党派どうしの対立でしたが、捕らえられた者の恩赦を皇帝ユスティニアヌス1世が拒んだことで敵対していた青党と緑党が結束し、街は炎に包まれます。皇帝は逃亡寸前まで追い込まれましたが、皇妃テオドラの「皇位は最高の死装束」という言葉に踏みとどまり、鎮圧したと伝わります。最終的に数万人が犠牲になった大事件でした。
1860年:咸臨丸が品川を出航

江戸幕府の軍艦「咸臨丸」が、日米修好通商条約批准のための使節団に随伴し、太平洋へと出航しました(旧暦の1月13日)。勝海舟や福沢諭吉、ジョン万次郎らが乗り込み、日本人が主体となって初めて太平洋横断に成功した記念すべき航海です。荒波に苦しみながらも無事サンフランシスコへ到達し、近代日本の「挑戦」の象徴として語り継がれています。この日は「咸臨丸出航記念日」とされています。
1876年:東京で最低気温を記録
東京でマイナス9.2℃という気温が記録されました。これは観測史上、東京がもっとも冷え込んだ日として今なお破られていない記録です。現在の東京の真冬でも氷点下になる日は珍しいことを考えると、明治初期の寒さがいかに厳しかったかがうかがえます。地球温暖化が語られる現代から見ると、にわかには信じられない数字かもしれませんね。
1888年:ナショジオ協会設立

アメリカの首都ワシントンで、ナショナルジオグラフィック協会が設立されました。33人の学者や探検家がコスモスクラブに集まり、「地理学の知識を広める」ことを目的に立ち上げたものです。後に発行される黄色い枠の雑誌『ナショナルジオグラフィック』は、美しい写真と探検レポートで世界中の人々を魅了し続けています。知的好奇心から生まれた組織が、1世紀以上も愛されているのは見事ですね。
1898年:ゾラ「私は弾劾する」

フランスを揺るがした冤罪事件「ドレフュス事件」で、作家エミール・ゾラが新聞『オーロール』に公開状『私は弾劾する』を発表しました。ユダヤ系の軍人ドレフュス大尉がスパイ容疑で不当に有罪とされたことに、ゾラが真っ向から異議を唱えたのです。文学者が国家権力に立ち向かったこの行動は、知識人が社会問題に発言する「アンガジュマン」の原点として歴史に刻まれています。
1936年:日劇ダンシングチーム初公演

東京の日本劇場を本拠地とする「日劇ダンシングチーム(NDT)」が初公演を行いました。初公演は「ジャズとダンス」という演目で、映画上映の合間を彩るアトラクションとして始まりました。華やかなラインダンスやレビューで一世を風靡し、戦前から戦後にかけて日本のエンターテインメントを代表する存在となります。多くのスターを輩出し、当時の人々にとって日劇のステージは憧れの的でした。きらびやかなショービジネスの歴史が、この日に幕を開けたのです。
1945年:三河地震が発生

愛知県の三河湾を震源とするマグニチュード6.8の「三河地震」が発生し、2,300人を超える尊い命(死者2,306人)が失われました。戦時下だったため報道が厳しく制限され、被害の実態が長く知られなかった「隠された震災」とも呼ばれています。終戦の年に起きたこの災害は、戦争の混乱の中で人々がいかに過酷な状況に置かれていたかを今に伝えています。
1968年:ジョニー・キャッシュ獄中録音

アメリカのカントリー歌手ジョニー・キャッシュが、カリフォルニアのフォルサム刑務所で受刑者を前にライブを行いました。この模様を収めたアルバム『アット・フォルサム・プリズン』は大ヒットし、低迷していた彼のキャリアを劇的に復活させます。塀の中の聴衆と一体となった荒々しくも温かい演奏は、音楽史に残る名盤として評価されています。
1979年:初の共通一次試験

国公立大学の入試で、初めての「共通一次試験」が実施されました。それまで大学ごとにバラバラだった一次試験を全国一斉のマークシート方式に統一した画期的な制度です。受験生にとっては運命の一日で、約34万人が挑みました。この共通一次は後にセンター試験、そして現在の大学入学共通テストへと姿を変えながら、日本の受験生の冬の風物詩であり続けています。
1982年:エア・フロリダ墜落事故

アメリカの首都ワシントンで、離陸直後のエア・フロリダ90便が橋に激突し、凍ったポトマック川に墜落しました。78人が犠牲となる大惨事でしたが、極寒の川で救助に奔走した人々や、自らの命と引き換えに他の乗客を助けようとした男性の姿が報じられ、多くの人の心を打ちました。悪天候時の航空安全を見直す大きな契機ともなった事故です。
2012年:コスタ・コンコルディア座礁

イタリア沖で、大型豪華客船コスタ・コンコルディアが座礁し横転する事故が起きました。船長が海岸に近づきすぎた無謀な操船が原因とされ、死者・行方不明者32人を出しています。さらに船長が乗客を残して先に脱出したことが大きな批判を浴びました。「現代版タイタニック」とも報じられ、巨大客船の安全管理のあり方を世界に問いかけた出来事でした。
1月13日の歴史まとめ

1月13日は、咸臨丸の出航や共通一次試験のように「新しい時代への挑戦」が始まった日であると同時に、地震や事故といった厳しい記憶も刻まれた、硬軟入り混じる一日でした。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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