「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
1月17日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
1月17日の歴史・出来事

1773年:人類初の南極圏到達

イギリスの探検家ジェームズ・クックの一行が、ヨーロッパ人として初めて南極圏に到達しました。当時は「南方に巨大な大陸があるはず」と信じられており、その探索が目的でした。極寒と氷に阻まれて南極大陸そのものには到達できませんでしたが、未知の海域へ踏み込んだ偉業として知られています。クックといえば太平洋の航海が有名ですが、実は南の果てにも足跡を残していたのですね。
1874年:民撰議院設立建白書

板垣退助や後藤象二郎らが、政府に「民撰議院設立建白書」を提出しました。これは国民が選ぶ議会、つまり国会の開設を求めた日本初の本格的な要望書です。征韓論に敗れて政府を去った彼らが、一部の役人による専制政治を批判して立ち上がったもので、ここから自由民権運動が一気に燃え広がっていきました。今の国会につながる第一歩が、この日に踏み出されたわけです。
1881年:明治大学の前身が創立
明治大学の前身である「明治法律学校」が、東京・有楽町の数寄屋橋近くにあった肥前島原藩主松平家の上屋敷跡に開校しました。創立したのは岸本辰雄・宮城浩蔵・矢代操の三人で、開校時はいずれも20代の無名の青年法律家だったと伝わります。時はまさに自由民権運動の最盛期。「権利自由」を掲げた校風は、当時の若者たちの熱気をそのまま映していました。小さな私塾から始まった学校が、今や有数の大学に育ったのは感慨深いですね。
1893年:ハワイ王朝が倒れる

ハワイ王国で、アメリカ人実業家らが王政の廃止を宣言し、臨時政府を樹立しました。女王リリウオカラニは退位を余儀なくされ、カメハメハ大王から続いた王朝が幕を閉じます。この出来事が後のアメリカによるハワイ併合への流れを作りました。常夏のリゾートというイメージの強いハワイですが、その裏にはこうした激動の歴史が隠れているのです。
1900年:凸版印刷が創業
現在のTOPPANホールディングス、凸版印刷合資会社が東京・下谷区二長町で創業しました。創業を主導したのは、内閣印刷局でお札の印刷を手がけていた人たち。イタリア人技師から学んだ最先端の凸版印刷技術を武器に会社を立ち上げました。紙幣印刷で培った技術が母体だったというのは意外ですね。今では電子部品やパッケージまで幅広く手がける大企業へと成長しています。
1929年:ポパイが初登場

新聞漫画『シンブル・シアター』に、あの船乗りポパイが初めて登場しました。実はこの漫画、1919年からずっと連載されていた作品で、ポパイは10年も経ってから脇役として加わったキャラクターだったのです。ところが登場するや人気が爆発し、いつの間にか主役に。ほうれん草を食べてムキムキになる設定はあまりに有名ですね。脇役の大逆転劇は、漫画史でも屈指のシンデレラストーリーです。
1945年:ワルシャワ解放

第二次世界大戦末期、ソ連の赤軍がドイツ占領下にあったポーランドの首都ワルシャワを解放しました。前年にはワルシャワ蜂起が起き、町は壊滅的な被害を受けていました。瓦礫の山と化した首都に解放軍が入った日として記憶されています。ヨーロッパ戦線の終わりが近づいていることを告げる、大きな転換点のひとつでした。
1955年:原潜ノーチラス初航行
アメリカ海軍の原子力潜水艦ノーチラスが、史上初めて原子力を動力とした航行を行いました。「Underway on nuclear power(原子力で航行中)」という通信文は今も語り草です。燃料補給なしで長期間潜り続けられる原潜の登場は、海の戦いのルールを根本から変えました。SF小説に登場した同名の潜水艦から名づけられた点も、ロマンを感じさせますね。
1961年:軍産複合体への警告

アメリカのアイゼンハワー大統領が、退任演説のなかで「軍産複合体」が国家に及ぼす影響力に警告を発しました。軍隊と軍需産業が結びついて巨大な力を持つことへの危機感を、軍人出身の大統領自らが語った点が重みを持ちます。この言葉は今も政治を語るうえでたびたび引用される名フレーズとなりました。半世紀以上前の警鐘が、現代にも響いているのは興味深いですね。
1966年:パロマレス事件
スペイン上空でアメリカ軍のB-52爆撃機が空中給油機と衝突し、搭載していた水素爆弾4発が地上や海に落下する事故が起きました。パロマレス村周辺に落ちた爆弾は核爆発こそ起こさなかったものの、一部が破損して放射性物質が飛散。海に落ちた1発の捜索は難航しました。冷戦下の核兵器がいかに危うい綱渡りの上にあったかを物語る、ゾッとする事件です。
1991年:湾岸戦争が開戦

多国籍軍によるイラク攻撃「砂漠の嵐作戦」が開始され、湾岸戦争が始まりました。夜空を切り裂くミサイルや、ステルス機F-117の本格投入が世界中に中継されました。テレビでリアルタイムに戦争の映像が流れたことから「テレビ・ゲーム戦争」とも呼ばれ、報道のあり方そのものを変えたとされます。日本でも連日トップニュースで報じられ、記憶に残っている方も多いでしょう。
1995年:阪神・淡路大震災

午前5時46分、兵庫県南部を震源とするマグニチュード7.3の大地震が発生しました。神戸を中心に最大震度7を記録し、6千人を超える尊い命が失われた、戦後初の大都市直下型地震です。横倒しになった高速道路の映像は、多くの人の脳裏に焼きついています。この経験はボランティア活動や防災意識の高まりにつながり、毎年この日には各地で追悼の祈りが捧げられています。
1月17日の歴史まとめ

1月17日は、阪神・淡路大震災やパロマレス事件など、自然と人為の両面で「災い」を強く意識させる日であると同時に、ポパイ誕生のような微笑ましい話題も並ぶ、振れ幅の大きな一日でした。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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