「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
3月18日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
3月18日の歴史・出来事

1314年:騎士団総長の最期

この日、テンプル騎士団の最後の総長ジャック・ド・モレーが、パリのセーヌ川の中州で火あぶりにされました。十字軍で活躍し莫大な富を築いた騎士団でしたが、財産を狙ったフランス王フィリップ4世によって異端の罪を着せられたのです。伝説では、彼は炎の中から「王も法王も1年以内に神の前へ召されるだろう」と呪いの言葉を残したとか。実際にこの2人がその年のうちに相次いで亡くなったことから、「モレーの呪い」として語り継がれています。
1766年:印紙法が撤廃される

この日、イギリス議会はアメリカ植民地に課していた「印紙法」を撤廃しました。新聞や証書などあらゆる文書に印紙を貼らせて課税するこの法律は、「代表なくして課税なし」という激しい反発を生み、わずか1年での撤回に追い込まれたのです。ただしイギリスは同時に「植民地への課税権は議会にある」と宣言する法律も成立させました。この火種はくすぶり続け、やがてアメリカ独立戦争へとつながっていきます。歴史の大きな転換点となった一日でした。
1850年:アメックスが誕生

この日、現在もクレジットカードで知られる「アメリカン・エキスプレス」が設立されました。意外なことに、創業時はカード会社ではなく、お金や貴重品を馬車で運ぶ「運送会社」だったのです。ウェルズとファーゴという創業者の名前は、のちに別の金融大手「ウェルズ・ファーゴ」にも残っています。輸送で培った信用を背景に、やがてトラベラーズチェックやカード事業へと発展。一通の運送業からスタートした会社が、世界的な金融ブランドへ成長した物語です。
1925年:史上最悪の竜巻
この日、アメリカ中西部をミズーリ・イリノイ・インディアナの3州にまたがって巨大竜巻が襲い、約695人もの命を奪いました。「トライステート(三州)竜巻」と呼ばれるこの災害は、アメリカ史上もっとも死者の多い竜巻として今なお記録に残っています。竜巻はおよそ350キロもの距離を約3時間半にわたって走り抜けたとされ、その移動距離も世界最長級。当時はまだ気象警報の仕組みが未発達で、被害が拡大した悲劇でもありました。
1959年:ハワイが州になる道

この日、アメリカでハワイを正式な州とする「ハワイ昇格法」に大統領が署名しました。これにより、太平洋に浮かぶ島々が50番目の州となる道が開かれたのです。星条旗の星が一つ増え、現在おなじみの50個の星のデザインが完成するきっかけにもなりました。かつて独立した王国だったハワイが、観光や軍事の要衝としてアメリカに組み込まれていった歴史の一幕。今や日本人にも人気のリゾート地ですが、その背景には複雑な歩みがありました。
1962年:アルジェリア戦争終結

この日、フランスとアルジェリア民族解放戦線が「エビアン協定」に調印し、7年以上続いたアルジェリア戦争に終止符が打たれました。フランスの植民地支配からの独立を求める激しい戦いは、双方に甚大な犠牲をもたらしました。この協定によってアルジェリアは独立への道を歩み始めます。映画『アルジェの戦い』の題材にもなったこの紛争は、20世紀の植民地解放を象徴する出来事として、世界史に深く刻まれています。
1965年:人類初の宇宙遊泳

この日、ソ連の宇宙飛行士アレクセイ・レオーノフが、人類で初めて宇宙空間に体を投げ出す「宇宙遊泳」に成功しました。宇宙船ボスホート2号を離れ、命綱だけを頼りに約12分間、無重力の世界を漂ったのです。しかし帰還は壮絶でした。宇宙服が膨張して船内に戻れなくなり、空気を抜く危険な対応で九死に一生を得たのです。アメリカとの宇宙開発競争のさなか、人類の活動範囲を一気に広げた歴史的偉業でした。
1990年:史上最大の美術盗難

この日の未明、アメリカ・ボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館で、警官に変装した2人組が侵入。フェルメールやレンブラントの名画など13点を盗み出しました。被害総額はおよそ5億ドルともいわれ、アメリカ史上最大の美術品盗難事件とされています。驚くべきことに、30年以上経った今も作品は一つも見つかっていません。美術館には今も絵が抜けた空の額縁が掛けられ、犯人と作品の行方は最大級の謎として残されています。
1989年:伊藤みどり世界一に

この日、フランス・パリで行われたフィギュアスケート世界選手権で、伊藤みどりが日本選手として初めて優勝を飾りました。当時、世界でただ一人トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を跳べた彼女の演技は観客を熱狂させました。アジア人女性として初の世界女王という快挙は、日本のフィギュア界の歴史を塗り替える出来事でした。荒川静香や浅田真央といった後の名選手たちが続く、日本フィギュア黄金時代の扉を開いた一日だったといえます。
2005年:ドラえもん声優交代
この日の放送を最後に、テレビアニメ『ドラえもん』で26年間ドラえもんの声を演じた大山のぶ代さんをはじめとする旧声優陣が降板しました。「ぼく、ドラえもん」のあの優しい声に親しんできた世代にとっては、まさに時代の節目。翌月からは水田わさびさんが新たなドラえもんとなり、声優陣も一新されました。長く愛された声が交代するという大きな決断に、当時は寂しさの声も多く上がりましたが、国民的アニメは新世代へとバトンを渡したのです。
2007年:PASMO運用開始
この日、首都圏の私鉄やバスで使えるICカード「PASMO(パスモ)」のサービスが始まりました。それまでJR専用だったSuicaと相互利用できるようになり、一枚のカードで電車もバスも自由に乗り継げる便利な時代が到来したのです。改札にタッチするだけのスマートな移動はあっという間に定着し、サービス開始当初は人気が爆発して一時カードが品切れになるほど。今や生活に欠かせない交通系ICカードの、首都圏での大きな転換点となった日でした。
3月18日の歴史まとめ

3月18日は、人類初の宇宙遊泳や伊藤みどりの快挙など「初めて」の挑戦が輝く一方、史上最悪の竜巻や未解決の美術盗難といったドラマも詰まった、硬軟入り混じる一日でした。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
3月18日関連ページ
- 今日は何の日 3月18日【総合版】
(記念日、出来事、誕生日のダイジェスト・誕生花・誕生石・誕生日占い・今日の一言) - 3月18日有名人の誕生日一覧
- 3月18日の食べ物記念日