「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
3月30日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
3月30日の歴史・出来事

1282年:シチリアの晩祷

イタリア・シチリア島で、フランス人支配者シャルル・ダンジューの圧政に対して住民が一斉に蜂起した事件です。夕べの祈り(晩祷)を告げる鐘が合図になったことから、この名で呼ばれています。一説には、フランス兵による住民への侮辱がきっかけだったとも伝わります。後に「マフィア」の語源になったという俗説もあり、3月30日は「マフィアの日」とも言われています。
1796年:ガウス17角形を作図

後に「数学の王」と呼ばれる天才カール・フリードリヒ・ガウスが、正十七角形が定規とコンパスだけで作図できることを発見した日です。当時ガウスはまだ19歳の学生でした。この発見は2000年以上も誰も解けなかった難問で、彼が数学者の道を志す決め手になったと言われます。ガウスはこの図形を自分の墓石に刻んでほしいと望んだほど、生涯誇りにしていました。
1842年:世界初のエーテル麻酔

アメリカの医師クロウフォード・ロングが、世界で初めてジエチルエーテルによる全身麻酔を使い、患者の首の腫瘍を取り除く手術に成功しました。それまで手術は患者が激痛に耐えるしかなく、まさに命がけでした。麻酔の登場は外科手術を一変させた大発明です。ただしロングは発表が遅れたため、別の医師に「麻酔の父」の名誉を奪われてしまいました。
1856年:クリミア戦争が終結

パリ条約が調印され、ロシアとイギリス・フランス・オスマン帝国などが争ったクリミア戦争が終結しました。この戦争では、ナイチンゲールが看護で活躍したことでも知られています。激戦地となった戦場の名は、後に英国でニットの「カーディガン」や「ラグラン袖」の語源にもなりました。戦争が思わぬところでファッション用語を生んだ一例です。
1858年:消しゴム付き鉛筆

アメリカのハイマン・リップマンが、鉛筆の頭に消しゴムをくっつけた「消しゴム付き鉛筆」の特許を取得しました。今では当たり前の文房具ですが、当時は画期的なアイデアでした。書いて、すぐ消せる。この組み合わせの便利さは想像に難くありません。ただし後に「2つの既存品を組み合わせただけ」として特許は無効とされてしまい、彼は大きな利益を得られなかったと伝わります。
1867年:アメリカがアラスカ購入

アメリカが国務長官スワードの主導で、ロシアからアラスカをわずか720万ドルで購入する条約に調印しました。1エーカーあたり約2セントという破格の安さです。当時は「氷だらけの土地を買うとは愚かだ」と批判され「スワードの愚行」と揶揄されました。しかし後に金鉱や石油、豊かな漁場が見つかり、今ではアメリカ史上屈指の大成功した買い物と評価されています。
1900年:線文字Bを発見

考古学者がクレタ島のクノッソス宮殿跡で、謎の文字が刻まれた粘土板を発見しました。後に「線文字B」と名付けられたこの文字は、長らく解読不能の謎でした。それを半世紀後に解いたのが、なんと言語学者ではなく建築家のマイケル・ヴェントリスでした。彼の解読により、この文字が古代ギリシャ語を記したものだと判明し、世界を驚かせました。
1958年:旧国立競技場が完成

東京・明治神宮外苑に、国立霞ヶ丘陸上競技場が落成しました。約5万8000人を収容できる、当時としては国内最大級の競技場です。1964年の東京オリンピックでは開閉会式の舞台となり、日本中が熱狂しました。長年「聖地」として親しまれたこの旧国立競技場は、2014年に役目を終え、新国立競技場へと生まれ変わっています。
1981年:レーガン大統領銃撃

就任わずか69日のロナルド・レーガン米大統領が、ワシントンのホテル前で銃撃され胸を負傷しました。命は取り留めましたが、まさに危機一髪でした。驚かされるのは、手術直前に医師団へ「君たちが全員共和党員だといいんだが」と冗談を飛ばしたという逸話です。この余裕あるユーモアが、彼の人気をさらに高めたとも言われています。
1983年:信長の野望が発売
光栄(現コーエーテクモゲームス)から、歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』の第1作が発売されました。プレイヤーが大名となり、戦国の世を天下統一へと導く本作は、日本にゲームでの「戦国ブーム」を巻き起こしました。シリーズはその後40年以上続く大ヒットに。歴史を題材にしたゲームの金字塔として、3月30日は「信長の野望の日」にも認定されています。
1987年:ひまわりを53億円落札

ロンドンのオークションで、日本の安田火災海上保険(現・損保ジャパン)がゴッホの名画「ひまわり」を約53億円で落札しました。当時の絵画として史上最高額で、バブル期の「ジャパンマネー」を象徴する出来事でした。競売はわずか5分足らず。なお、この日3月30日はゴッホ本人の誕生日でもあり、運命的な巡り合わせとして話題になりました。
2017年:再使用ロケット成功

民間宇宙企業スペースXが、一度打ち上げて回収したロケットを再び飛ばす「再使用」に世界で初めて成功しました。これまでロケットは使い捨てが常識でしたが、再利用によって打ち上げコストを大幅に下げられる道が開けたのです。「宇宙へのバスのような旅」を目指すイーロン・マスクの夢に、大きく近づいた歴史的な一日でした。
3月30日の歴史まとめ

3月30日は、数学や医学の大発見から、名画の落札、宇宙開発まで、人類の知恵と挑戦が詰まった一日でした。ゴッホの誕生日に「ひまわり」が落札されたのも印象的ですね。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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