「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
5月17日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
5月17日の歴史・出来事

1792年:NY証券取引所の原点

この日、ニューヨークの株式仲買人24人が一本のスズカケノキ(プラタナス)の木の下に集まり、取引のルールを定めた「すずかけ協定」に署名しました。たった一枚の紙から始まったこの約束が、のちに世界最大の市場・ニューヨーク証券取引所へと発展します。今や世界経済を動かす巨大市場が、街路樹の木陰でスタートしたというのは、何ともロマンのある話ですね。
1814年:ノルウェー憲法を採択

この日、ノルウェーで独自の憲法が採択され、独立した国家であることが宣言されました。当時のヨーロッパで最も民主的とされた進歩的な憲法で、現在も使われ続けている世界でも最古級の成文憲法です。ノルウェーではこの5月17日が「憲法記念日(ナショナルデー)」として国を挙げて祝われ、子どもたちのパレードで街中があふれる、一年で最も華やかな日となっています。
1865年:世界最古の国際機関

この日、フランス・パリで「万国電信連合」が発足しました。これは現在の国際電気通信連合(ITU)の前身で、世界最古の国際機関とされています。当時は電信(モールス信号)が最先端の通信手段。国をまたいで電報を送るためのルール作りが目的でした。この日にちなみ5月17日は「世界電気通信および情報社会の日」に定められています。
1868年:ハワイへ渡った元年者

明治元年のこの日、約150人の日本人がハワイへの移民として横浜港を出港しました。明治に改元された年に渡ったことから、彼らは「元年者(がんねんもの)」と呼ばれています。サトウキビ畑での過酷な労働が待つ船出でしたが、これが日本人の海外移民の先駆けとなりました。現在のハワイの日系社会のルーツが、この日の旅立ちにあったのですね。
1875年:初のケンタッキーダービー

この日、アメリカ・ケンタッキー州で第1回ケンタッキーダービーが開催され、アリスティデスという馬が栄えある初代王者に輝きました。今では世界三大競馬の一つに数えられ、女性が大きな帽子をかぶって観戦する華やかな伝統でも知られています。150年も前から続く由緒あるレースが、この日に産声を上げていたのです。
1954年:人種分離は不平等

この日、アメリカ最高裁が「ブラウン対教育委員会裁判」で歴史的な判決を下しました。「公立学校での人種分離は、たとえ設備が同等でも不平等である」という全員一致の判断です。それまで黒人と白人は別々の学校に通うのが当たり前でした。この判決が後の公民権運動を大きく後押しし、アメリカ社会を変える原動力となっていきます。
1956年:太陽の季節を公開
この日、石原慎太郎原作の映画『太陽の季節』が公開されました。注目すべきは、原作者の弟・石原裕次郎がこの作品で映画デビューを果たしたこと。実は撮影所に若者言葉を教えるために出入りしていたところ、その存在感が目に留まり端役で出演したのだとか。この偶然が、のちの大スター誕生のきっかけになったというから人生は分かりません。
1969年:プッシュホン発売
この日、電電公社(現NTT)が押しボタン式の電話機を発売しました。それまでは指でジーコロと回す黒い「ダイヤル式」が主流。ボタンを押すだけでかけられる手軽さは画期的でした。翌年には公募で「プッシュホン」という愛称が決定。当初の色はグレー一色だったそうです。今やスマホ全盛ですが、その原点がこの日にあったと思うと感慨深いですね。
1985年:男女雇用機会均等法
この日、職場での男女平等をめざす「男女雇用機会均等法」が成立しました。採用や昇進での性別による差別をなくすことを定めた、日本社会の大きな転換点です。ただし当初は「努力義務」が中心で、すぐに状況が変わったわけではありませんでした。それでも女性が社会で働き続ける道を切り開いた一歩として、大きな意味を持つ法律です。
5月17日の歴史まとめ

5月17日は、証券取引所や国際機関の「始まり」、そして電話や法律といった暮らしを変えた出来事が並ぶ、社会の仕組みが動いた一日でした。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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