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5月16日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

5月16日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

5月16日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

5月16日の歴史・出来事

歴史上の出来事

675年:肉食禁止の詔

天武天皇を描いた肖像画
天武天皇の肖像 / Wikimedia Commons

飛鳥時代のこの日、天武天皇が日本で初めて肉食を禁じる詔を出したとされます。といっても全面禁止ではなく、牛・馬・犬・猿・鶏を、農繁期にあたる4月から9月の間だけ食べてはいけないという内容でした。この詔が以後1200年もの長きにわたる日本人の「肉食タブー」の出発点になったといわれ、仏教の不殺生の教えと、農耕に欠かせない牛馬を守る目的があったとされています。

1770年:マリーの結婚式

ルイ・オーギュストとマリー・アントワネットの結婚式を描いた版画
ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式 / Wikimedia Commons

オーストリアの皇女マリー・アントワネットが、フランス王太子ルイ・オーギュスト(のちのルイ16世)と結婚したのがこの日です。ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂で華やかに挙行されましたが、このとき花嫁はわずか14歳、花婿は15歳でした。両国の同盟強化のための政略結婚で、のちにこの二人はフランス革命の渦に飲み込まれ、ともに断頭台へと送られることになります。

1918年:扇動防止法成立

オハイオ州カントンで演説するユージン・デブス
扇動防止法違反で逮捕されることになったユージン・デブスの反戦演説 / Wikimedia Commons

第一次世界大戦のさなか、アメリカでセディション法(扇動防止法)が成立しました。前年の防諜法を拡大し、政府や軍、国旗などを批判する言論まで広く処罰の対象とした法律です。戦争反対を口にしただけで逮捕される人も出て、表現の自由を大きく制限したとして、のちに「言論弾圧の典型例」として歴史に名を残すことになりました。

1929年:第1回アカデミー賞

1929年に開かれた第1回アカデミー賞授賞式
第1回アカデミー賞授賞式 / Wikimedia Commons

映画界最高の栄誉、アカデミー賞の第1回授賞式がこの日、ハリウッドのホテルで開かれました。といっても今のような大々的な生中継のセレモニーではなく、約270人が集まった夕食会の一幕で、授賞そのものは5分ほどで終わったといわれています。作品賞に輝いたのは航空戦争映画『つばさ』。華やかな映画の祭典も、その原点はとても慎ましいものでした。

1960年:世界初のレーザー

セオドア・メイマンが製作した初期のルビーレーザーの構造図
メイマンが製作したルビーレーザーの構造を示す模式図 / Wikimedia Commons

アメリカの物理学者セオドア・メイマンが、世界で初めてレーザーの発振に成功した日です。ルビーの結晶を使い、真っ赤な光を一点に集めることに成功しました。当時は「使い道のない解決策」とも揶揄されましたが、今やバーコード読み取りからレーザー手術、光通信まで、私たちの生活はレーザーだらけ。この日を記念して5月16日は「光の国際デー」にも定められています。

1966年:文化大革命の号砲

文化大革命期の毛沢東、林彪、紅衛兵
紅衛兵を接見する毛沢東と林彪(1966年) / Wikimedia Commons

中国共産党が「五・一六通知」を出し、約10年にわたって中国を大混乱に陥れた文化大革命が事実上スタートした日です。毛沢東が主導したこの政治運動は、「ブルジョワ思想の打倒」を掲げて若者たちを紅衛兵として動員。多くの知識人や文化財が犠牲となり、中国社会に深い傷を残しました。隣国で起きた、現代史に残る激動の幕開けでした。

1975年:女性初のエベレスト

登山装備を身につけた田部井淳子
登山家の田部井淳子(1985年) / Jaan Künnap / CC BY-SA 4.0 / via Wikimedia Commons

福島県出身の登山家・田部井淳子さんが、女性として世界で初めてエベレスト登頂に成功した日です。日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、標高8848メートルの頂に立ちました。途中、雪崩に巻き込まれて命の危機にさらされながらも、苦難を乗り越えての快挙でした。「主婦が世界最高峰に立った」と世界中で大きな話題になり、日本人の冒険心を象徴する出来事となりました。

1975年:シッキム王国消滅

シッキム王国最後の国王パルデン・トンドゥプ・ナムゲル
シッキム王国最後の国王パルデン・トンドゥプ・ナムゲル / Wikimedia Commons

奇しくも田部井さんがエベレストに立ったのと同じ日、ヒマラヤの小国シッキム王国が国民投票の結果を受けてインドに併合され、22代続いた王朝が幕を閉じました。チベット系の民族が治めていた「稲の谷」を意味する美しい国は、こうしてインドの一州となりました。雄大なヒマラヤを舞台に、希望と消滅という対照的な出来事が重なった日でもあります。

1991年:女王が米議会演説

アメリカ連邦議会の両院合同会議で演説するエリザベス2世
アメリカ連邦議会で演説するエリザベス2世(1991年5月16日) / Wikimedia Commons

イギリスのエリザベス2世が、英国君主として史上初めてアメリカ連邦議会で演説した日です。前年に訪米した際は演台が高すぎて女王の帽子しか見えず「踊る帽子」と報じられた失敗もありましたが、このときは堂々と両院合同会議で英米の絆を語りました。なお、この記録は2026年にチャールズ国王が演説するまで、約35年にわたり唯一のものでした。

1995年:都庁小包爆弾事件

当時の東京都知事・青島幸男氏あてに送られた小包が東京都庁で爆発し、開封した男性職員が指を失う重傷を負うという事件が起きた日です。これはオウム真理教による一連の事件の一つで、地下鉄サリン事件からわずか2か月後の出来事でした。社会全体が不安に包まれていた時期に、行政の中枢が狙われたこの事件は、人々に大きな衝撃を与えました。

5月16日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

5月16日は、女性初のエベレスト登頂という希望に満ちた快挙と、同じ日に一つの王国が消えた対照が印象的な日。古代の食のタブーから現代のレーザーまで、文化と科学の転換点が詰まった一日でした。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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