記念日のディナーや家飲みの時間を華やかに彩ってくれる「ワイン」。スーパーやコンビニでも手軽に買える身近なお酒ですが、そのボトルの形や歴史、味わいの表現には、知れば知るほど面白い物語がたくさん隠されています。
今回は、数あるワインの雑学の中から、特に面白いネタを厳選してクイズ形式でご紹介します!初級から上級まで全30問の3択クイズになっていますので、知っているとちょっと自慢できる豆知識ばかりです。ぜひお気に入りの一杯を片手に、明日誰かに話したくなるワインの世界を楽しんでみてくださいね。
【初級】面白い雑学10選
1. 黒ブドウで造れる?
- 赤ワインのみ
- 白ワインも造れる
- ロゼワインのみ
+ 答えをみる
答え: 2. 白ワインも造れる
黒ブドウの赤い色素は果皮に多く含まれており、中の果汁自体はほぼ無色透明です。そのため、黒ブドウを優しく絞って皮を取り除き、透明な果汁だけを発酵させれば、すっきりとした白ワインができあがります。高級なシャンパンなどでもよく使われている製法なんですよ。
2. 瓶の底が凹む理由は?
- オリを溜めるため
- 冷えやすくするため
- 量を少なく見せる
+ 答えをみる
答え: 1. オリを溜めるため
ワインボトルの底にある「パント」と呼ばれる深い凹みは、熟成の過程で発生するオリ(沈殿物)を底の溝に溜まりやすくするためのものです。これによりグラスに注ぐ際に沈殿物が混ざりにくくなり、さらに瓶そのものの強度を高めて割れにくくする実用的な効果もあります。
3. グラスを回す理由は?
- 温度を下げるため
- 香りを開かせるため
- 炭酸を抜くため
+ 答えをみる
答え: 2. 香りを開かせるため
ワイングラスをくるくると回す「スワリング」は、ワインを空気に触れさせて眠っていた香りを一気に開かせるための大切なテクニックです。さらに酸素と触れ合うことで渋みがまろやかになり、味わいもグッと変化します。テーブルの上で回す向きは時計回りでも反時計回りでも構いません。
4. 横に寝かせる理由は?
- コルクの乾燥を防ぐ
- ラベルを守るため
- 熟成を早めるため
+ 答えをみる
答え: 1. コルクの乾燥を防ぐ
天然コルクで栓をされたワインを横に寝かせて保管するのは、コルクを常にワインで湿らせて乾燥による収縮を防ぐためです。立てたまま放置してコルクが乾いてしまうと、わずかな隙間から空気が入り込み、ワインが酸化して味が落ちてしまいます。スクリューキャップなら立てても大丈夫です。
5. ラベルの年号の意味?
- 瓶詰めされた年
- ブドウの収穫年
- ワイナリー創業年
+ 答えをみる
答え: 2. ブドウの収穫年
ワインのラベルに書かれている年号(ヴィンテージ)は、ワインが完成した年ではなく、原料となるブドウが畑で収穫された年を表しています。ワインは完成した年よりも「どんな天候の年に育ったブドウか」の方が味わいに大きく影響するため、収穫年が記録として刻まれています。
6. ボジョレーの解禁日?
- 11月の第1金曜日
- 11月の第3木曜日
- 11月15日固定
+ 答えをみる
答え: 2. 11月の第3木曜日
ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、以前は11月15日固定でしたが、土日と重なるとフランスの運搬業者や税関が休みで配送が滞る問題がありました。そこで1985年から、物流がスムーズに動き、週末にかけて世界中で盛り上がれる「11月の第3木曜日」へと変更されました。
7. ロゼワインの製法は?
- 赤と白を半分混ぜる
- 途中まで皮ごと発酵
- 赤い果汁の品種を使う
+ 答えをみる
答え: 2. 途中まで皮ごと発酵
美しいピンク色のロゼワインは、赤と白を混ぜるのではなく、黒ブドウを発酵させる途中で果皮からほんのり色素が出た段階で皮を取り除いて造られます。ヨーロッパの法律では、普通の赤ワインと白ワインを後から混ぜてロゼとして売ることは、シャンパンなどの例外を除き原則禁止されています。
8. ワインの賞味期限は?
- 製造から1年間
- 製造から5年間
- 賞味期限はない
+ 答えをみる
答え: 3. 賞味期限はない
ワインのボトルには賞味期限が書かれていません。アルコール度数が高く品質が変化しにくいお酒には記載義務がないためです。ただし、家庭の常温などで何年も放置すると劣化してしまうため、日常用の手頃なワインは買ってから1〜2年以内に美味しく飲み切るのがおすすめです。
9. お肉に赤が合う理由?
- タンニンが脂を流す
- 酸味が肉を柔らかく
- 鉄分が旨味を増やす
+ 答えをみる
答え: 1. タンニンが脂を流す
お肉料理に赤ワインが合うのは、渋み成分であるタンニンがお肉の脂っぽさをスッキリ洗い流して旨味を引き立てるからです。逆に赤ワインを魚介類に合わせると、ワインの鉄分が魚の脂質と反応して生臭さを強調してしまうことがあるため、魚料理には爽やかな白ワインがよく合います。
10. 畑にバラを植える訳?
- 香りを移すため
- 病気を早く知るため
- 鳥よけにするため
+ 答えをみる
答え: 2. 病気を早く知るため
ワイナリーのブドウ畑の端にバラが植えられているのは、ブドウよりも病気に弱いバラを植えて異変をいち早く察知する「センサー」の役割を果たしているためです。かかりやすい病気や害虫が似ているため、バラの葉にサインが出たらすぐにブドウの手当てをするという農家の知恵なのです。
【中級】驚きの雑学10選
11. 750mlになった由来は?
- ガラス職人の肺活量
- ぶどう1房の果汁量
- 王様が1日に飲む量
+ 答えをみる
答え: 1. ガラス職人の肺活量
ワインのフルボトルが750mlという中途半端な容量になったのは、大昔のガラス職人の肺活量に由来するという説が有力です。機械がなかった時代、職人が吹き竿を使って一息で作れる瓶の大きさが700〜750ml前後だったことや、1ガロンを6本に分けやすかったことから定着しました。
12. グラスの壁を垂れる筋?
- 天使の羽
- ワインの涙
- 女神の溜息
+ 答えをみる
答え: 2. ワインの涙
グラスを回したあと、内側の壁面をゆっくり流れ落ちてくる液体の筋を「ワインの涙」や「脚(レッグス)」と呼びます。水とアルコールの蒸発スピードと表面張力の違いで起こる現象で、アルコール度数が高くエキス分が濃厚なワインほど、くっきりとゆっくり流れ落ちます。
13. コルクはどう収穫する?
- 木を切り倒して削る
- 木の皮だけ剥ぎ取る
- 木の根っこを乾燥
+ 答えをみる
答え: 2. 木の皮だけ剥ぎ取る
ワインのコルクは「コルクガシ」という木の樹皮から作られます。木を切り倒すのではなく、成長した木の皮だけを丁寧に剥ぎ取ってくり抜くため、木自体は枯れずに生き続けます。約9〜10年経てば再び分厚い皮が再生するため、樹齢200年ほどの間に何度も作れるエコな素材です。
14. ソムリエの元の職業は?
- 荷馬車の管理役
- 教会の修道士
- お城の料理長
+ 答えをみる
答え: 1. 荷馬車の管理役
「ソムリエ」の語源は、中世ヨーロッパで王族や貴族の移動時に食料やワインを運ぶ「荷馬車の管理役」を指す言葉でした。当時は運搬中に毒を入れられる暗殺の危険があったため、管理役が事前に毒味をして安全を確かめていたことが、現在のテイスティングの仕事へとつながりました。
15. 日本の解禁が早い理由?
- 輸入量が世界一多い
- 日付変更線に近い
- 特別契約がある
+ 答えをみる
答え: 2. 日付変更線に近い
ボジョレー・ヌーヴォーは、本場フランスよりも日本の方が早く解禁を迎えます。これは地球の自転と日付変更線の関係によるもので、先進国の中で日本が最も東側に位置していてフランスより時差が8時間早いためです。世界で一番早く新酒を味わえる国として大きなイベントになりました。
16. オレンジワインの原料?
- オレンジの果実
- 白ブドウのみ
- 赤ブドウとみかん
+ 答えをみる
答え: 2. 白ブドウのみ
第4のワインとして注目される「オレンジワイン」の原料は、実は100%「白ブドウ」だけです。通常の白ワインは果汁だけを絞りますが、オレンジワインは赤ワインのように白ブドウの皮や種も一緒に漬け込んで発酵させるため、皮から色素が溶け出して美しい琥珀色とコクが生まれます。
17. 白ワインの意外な褒め言葉
- 猫のおしっこ
- 犬の肉球
- 馬のたてがみ
+ 答えをみる
答え: 1. 猫のおしっこ
白ワイン品種「ソーヴィニヨン・ブラン」の香りを表す際、海外のソムリエの間ではなんと「猫のおしっこ」が伝統的な褒め言葉として使われています。ハーブや柑橘が混ざった独特の青々しい香りを指しており、決して悪口ではなく、高品質な特徴を示す専門的な表現なのです。
18. 飛び出すコルクの速度?
- 時速約10km
- 時速約40〜50km
- 時速約100km
+ 答えをみる
答え: 2. 時速約40〜50km
シャンパンのコルクが飛び出すスピードは時速約40〜50km、グラス内の泡も時速約20kmに達します。ボトル内には車のタイヤ以上の高いガス圧がかかっており危険なため、本来のマナーでは布巾をかぶせて音を立てずに「シューッ」と静かに抜くのがエレガントとされています。
19. 貴腐ワイン誕生の秘密?
- ブドウに生えたカビ
- 樽に落ちた雷
- 蜂が運んだ花粉
+ 答えをみる
答え: 1. ブドウに生えたカビ
極上の甘口として知られる貴腐ワインは、18世紀に収穫の許可が遅れ、畑のブドウがカビだらけになってしまったことから偶然誕生しました。カビがブドウの水分だけを吸い取って糖分を極限まで凝縮させていたため、これまでにない芳醇で甘い奇跡のワインが生まれたのです。
20. アイスワインの製法は?
- 冷凍庫で凍らせる
- 樹で自然凍結させる
- 氷を入れて絞る
+ 答えをみる
答え: 2. 樹で自然凍結させる
贅沢な甘口の「アイスワイン」は、真冬の畑で樹に実ったままマイナス8度以下で自然凍結したブドウを、夜明け前の凍っているうちに手摘みして絞ることで造られます。水分だけが凍りつくため、凍らない濃厚な甘い果汁のしずくだけを抽出できる奇跡のデザートワインです。
【上級】深すぎる雑学10選
21. シャンパン王冠のひだ数
- 24個
- 46個
- 60個
+ 答えをみる
答え: 2. 46個
シャンパンのコルクを固定する針金の下にある金属製カバーのギザギザ(ひだ)の数は、どのメーカーでもきっちり46個に統一されています。少なすぎると均等に押さえられず、多すぎると金属が重なってシワができるため、高いガス圧に耐えて美しく密閉できる黄金比となっています。
22. 古代ローマの飲み方は?
- 海水や水で割った
- 沸騰させて飲んだ
- 牛乳と混ぜて飲んだ
+ 答えをみる
答え: 1. 海水や水で割った
古代ギリシャやローマの人々は、ワインをそのまま飲むのを野蛮だと考えていました。当時のワインは非常に濃厚だったため、水やぬるま湯、さらには海水やハチミツなどで割って飲むのが一般的でした。海水を入れることで程よい塩味が加わり、保存性を高めて腐敗を防ぐ知恵でもありました。
23. 信長が飲んだ赤ワイン名
- 南蛮紅酒
- 珍陀酒
- 天竺葡萄酒
+ 答えをみる
答え: 2. 珍陀酒
戦国武将の織田信長に宣教師から献上された赤ワインは、当時「珍陀酒(ちんたしゅ)」と呼ばれて珍重されていました。これはポルトガル語で赤ワインを意味する「ヴィーニョ・ティント」の「ティント」が訛った名前だと言われ、当時の権力や最先端文化の象徴でもありました。
24. 赤ワインの健康成分は?
- ポリフェノール
- カテキン
- イソフラボン
+ 答えをみる
答え: 1. ポリフェノール
動物性脂肪を多く摂るフランス人に心臓病が少ない「フレンチ・パラドックス」の秘密として注目されたのが、赤ワインに豊富な「ポリフェノール」の抗酸化作用です。毎日の食事と一緒に赤ワインを飲む習慣が健康に良い影響を与えていると分かり、世界的なブームを巻き起こしました。
25. 頭痛を招く主な原因は?
- ヒスタミン等の成分
- コルクの木の成分
- ブドウの農薬成分
+ 答えをみる
答え: 1. ヒスタミン等の成分
ワインによる頭痛は長らく酸化防止剤が原因と誤解されてきましたが、近年の研究では発酵過程で生まれる「ヒスタミン」や「チラミン」「ケルセチン」などの成分が血管の拡張やアルコール分解に影響している可能性が高いと分かってきました。同量の水を一緒に飲むのが効果的な対策です。
26. 巨大ボトルの名前の由来
- 旧約聖書の王様など
- ギリシャ神話の神々
- フランスの歴代国王
+ 答えをみる
答え: 1. 旧約聖書の王様など
パーティーなどで見かける超巨大なワインボトルには、旧約聖書に登場する古代の王様や預言者の名前がつけられています。例えば3Lは「ジェロボアム(イスラエル王)」、標準ボトル20本分にあたる15Lの特大サイズは「ナビュコドノゾール(バビロニア王)」と呼ばれます。
27. 濁りを取る意外な食材?
- 泡立てた卵白
- すりおろしたリンゴ
- 重曹の粉末
+ 答えをみる
答え: 1. 泡立てた卵白
造りたてのワインの細かな濁りや渋みを取り除いて透明にする「清澄」という工程では、伝統的に「泡立てた新鮮な卵白」が投入されます。卵白のタンパク質が余分な渋み成分や濁りを吸着して底へと沈んでいくため、上澄みだけを取り出せば透き通ったまろやかなワインになります。
28. 余った卵黄でできた菓子
- マカロン
- カヌレ
- シュークリーム
+ 答えをみる
答え: 2. カヌレ
フランス・ボルドー地方の伝統菓子「カヌレ」は、実はワイン造りと深い関係があります。ワイナリーでワインの濁りを取るために大量の卵白を使った結果、毎日たくさんの「卵黄」が余ってしまい、それを無駄にせず美味しく活用しようと修道院などで考案されたのが始まりです。
29. 宇宙熟成でどう変わった?
- 熟成が早く進んだ
- 炭酸ガスが発生した
- 色が透明になった
+ 答えをみる
答え: 1. 熟成が早く進んだ
2019年にフランスの最高級赤ワイン「ペトリュス」が国際宇宙ステーションへ打ち上げられ、約14ヶ月間宇宙で熟成されました。地球帰還後に専門家たちが飲み比べたところ、地球で保管していたものより「1〜3年分ほど熟成が早く進み、味わいがまろやかになっていた」と報告されました。
30. 世界最古のワインの国?
- ジョージア
- イタリア
- エジプト
+ 答えをみる
答え: 1. ジョージア
東ヨーロッパと西アジアの境目に位置する「ジョージア(旧グルジア)」の遺跡から、約8000年前の世界最古のワインの痕跡が発見されています。「クヴェヴリ」という素焼きの大きな壺を地面に埋めて発酵させる古代からの伝統製法は、現在も受け継がれユネスコ無形文化遺産に登録されています。
まとめ
ワインに関する30問の雑学クイズ、あなたはいくつ正解できましたか?何気なく手に取っているボトルやコルクの栓、そしてグラスを回す仕草ひとつにも、長い歴史の中で培われた先人たちの知恵と科学的な理由が詰まっていてワクワクしますよね。
こうした面白い裏話を知っておくだけで、いつもの家飲みやレストランでの食事が何倍も楽しくなるはずです。今度ワインを飲む機会があれば、ぜひ周りの人に「実はね…」とクイズを出して、笑顔あふれる乾杯の時間を過ごしてみてくださいね!
▼クイズの答え・元ネタをじっくり読みたい方はこちら
ワイン雑学の詳細
-
-
ワインの雑学30選~面白い豆知識やグラス・ボトルの秘密~
記念日のディナーや家飲みの時間を華やかに彩ってくれる「ワイン」。スーパーやコンビニでも手軽に買える身近なお酒ですが、その ...
続きを見る