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パンダの雑学30選~ジャイアントパンダの面白い豆知識と生態の秘密~

パンダ雑学

白黒の丸いフォルムと、のんびり笹を食べる姿がたまらなく愛らしいジャイアントパンダ。動物園でも圧倒的な人気を誇るアイドルですが、そのかわいらしい見た目の裏には、思わず「えっ、そうだったの!?」と驚いてしまうような不思議な生態や秘密がたくさん隠されています。

今回は、ジャイアントパンダにまつわる面白い雑学や豆知識を30個厳選してご紹介します。体の仕組みから意外な歴史、明日の会話やクイズにもそのまま使えるトリビアまで幅広くまとめましたので、ぜひ最後まで楽しんで読んでみてくださいね。

 

1.しっぽの色は実は白い

しっぽの色は実は白い

パンダのぬいぐるみやイラストを見ると、しっぽが黒く塗られているものをよく見かけますよね。しかし、実際のジャイアントパンダのしっぽは黒ではなく「白色」をしているのです。お尻の白い毛並みに同化しているうえに、長さが10〜15センチほどと短いため、普段はあまり目立ちません。あの有名な「たれぱんだ」などのキャラクターも、実は本物と同じく白いしっぽで描かれています。

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2.元祖はレッサーパンダ

元祖はレッサーパンダ

現在「パンダ」といえば白黒のジャイアントパンダを指すのが一般的ですが、実は先に発見されて「パンダ」と名付けられたのは茶色い毛並みのレッサーパンダの方でした。1820年代にヒマラヤでレッサーパンダが発見され、ネパール語で「竹を食べるもの」を意味する言葉からパンダと呼ばれるようになりました。その後、1869年に白黒の大きな仲間が見つかったため、大きい方をジャイアントパンダ、小さい方をレッサーパンダと呼び分けるようになったのです。

 

3.竹を食べるが肉食動物

竹を食べるが肉食動物

1日の大半をかけて竹や笹ばかりを食べているため草食動物だと思われがちですが、パンダは分類上食肉目クマ科に属するれっきとした「肉食動物」です。その証拠に、草食動物のような複数の胃を持たず、腸の長さも体長の約4倍と肉食動物ならではの短い構造をしています。そのため竹の繊維を消化するのがとても苦手で、食べた竹の約80%はそのままフンとして排出されてしまいます。

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4.肉より竹を選んだ理由

肉より竹を選んだ理由

消化に悪い竹をわざわざ主食にしているのは、氷河期に他の動物とのエサ争いを避けるためだったと言われています。さらに最新の研究で、パンダは進化の過程で肉の旨味を感じる「T1R1」という遺伝子が機能を失っていることが判明しました。つまり、お肉を食べても美味しいと感じなくなったため、1年中枯れずにどこにでも生えている竹を食べる生活へとシフトしたのです。

 

5.実は指が7本もある

実は指が7本もある

パンダが前足で器用に竹を掴んで食べている姿を見たことはありませんか。一般的なクマの指は5本ですが、パンダの前足には5本の指に加えて「第6・第7の指」と呼ばれる突起が存在します。これは厳密には指ではなく、手首の骨(種子骨)が大きく発達して飛び出したものです。この出っ張りが親指と小指のような役割を果たすことで、丸くて滑りやすい竹を落とさずにしっかり握ることができるのです。

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6.なぜ白黒模様なのか

なぜ白黒模様なのか

なぜパンダがあのような派手な白黒模様をしているのか、長年の謎でしたが、カリフォルニア大学などの研究チームがその理由を解明しました。実はあの模様は、「雪景色」と「暗い森」の両方に隠れるためのカモフラージュなのです。冬でも冬眠しないパンダは、白い部分で雪原に溶け込み、黒い手足で暗い森の木の陰に身を隠します。一見目立つようでいて、野生の生息環境では非常に理にかなった保護色になっています。

 

7.目の周りの黒模様の謎

目の周りの黒模様の謎

体の白黒が保護色である一方、目の周りの黒いタレ目模様や黒い耳には別の役割があります。研究によると、目の周りの黒い模様は個体を見分ける名札の役割と、外敵を威嚇する効果があるそうです。また、黒い耳は「近づくと攻撃するぞ」という獰猛さのサインだと言われています。人間から見ると愛嬌たっぷりのタレ目模様ですが、自然界では自分の強さをアピールする大切な武器になっているのですね。

 

8.1日の半分以上が食事

1日の半分以上が食事

竹は栄養価が低く消化も悪いため、パンダは大量の竹を食べ続けなければ生きていけません。そのため、なんと1日のうち12〜16時間もの時間を食事に費やしているのです。1日に食べる竹や笹の量は、大人のパンダで約15〜30キログラムにも達します。食事以外の残りの時間は、エネルギーを節約するためにほとんど寝て過ごすため、「食べては寝る」を繰り返すのんびりした生活スタイルになっています。

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9.フンはお茶のよい香り

フンはお茶のよい香り

肉食動物のフンといえば強烈な悪臭がするイメージがありますが、パンダのフンは驚くほど臭くありません。主食が竹や笹であり、しかも食べたものの大半が未消化のまま出てくるため、フンからは青竹や緑茶のような爽やかな香りがするのです。1日に約20〜30キログラム、回数にして約40回以上もフンをしますが、悪臭がしないので飼育員さんにとってもお掃除がしやすいのだそうです。

 

10.フンから紙が作れる

フンから紙が作れる

パンダが未消化のまま排出したフンは、竹の繊維がたっぷり含まれているため、実は紙の原料として再利用されています。パンダの飼育頭数が多い中国では、フンを洗浄・殺菌して繊維を取り出し、「パンダペーパー」というティッシュやノートなどの紙製品として実際に販売されています。パンダが硬い竹を噛み砕いて繊維をほぐしてくれるおかげで、紙作りの工程が一部省略できるというユニークなエコ商品です。

 

11.赤ちゃんは超ミニサイズ

赤ちゃんは超ミニサイズ

大人のパンダは体重100キログラムを超える巨体ですが、生まれたばかりの赤ちゃんは驚くほど小さな体をしています。出産時の体重はわずか100〜150グラムほどしかなく、母親の体重の約1000分の1というスティックバター並みの軽さです。生まれた直後は白黒の毛も生えておらず、全身がピンク色で目も開いていません。生後1ヶ月ほど経つと、ようやく見慣れた白黒の毛並みが生え揃ってきます。

 

12.双子は1頭しか育てない

双子は1頭しか育てない

パンダは出産の約半数の確率で双子を産みますが、野生のお母さんパンダは基本的に1頭しか育児をしません。生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節ができず常に抱っこし続ける必要があるため、不器用な母パンダは同時に2頭を抱えて育てることができないのです。そのため動物園で双子が生まれた際は、飼育員さんがこまめに赤ちゃんを1頭ずつ入れ替え、母パンダに気づかれないように2頭とも母乳で育てる工夫をしています。

 

13.発情期は年に数日だけ

発情期は年に数日だけ

パンダの繁殖が非常に難しい最大の理由は、メスが妊娠できる期間が極端に短いことにあります。メスの発情期は春先の1年に1度だけで、その中でも受精可能なタイミングはわずか2〜3日間ほどしかありません。しかもパンダはもともと単独行動を好む動物なので、せっかくの期間にオスと引き合わせても、相性が合わずにケンカして終わってしまうことも多く、動物園での繁殖は常に大仕事となっています。

 

14.実は冬眠をまったくしない

実は冬眠をまったくしない

ツキノワグマやヒグマなど、多くのクマ科の仲間は寒い冬になると巣穴にこもって冬眠します。しかし、同じクマ科のジャイアントパンダは寒い冬になっても一切冬眠をしません。これは、主食である竹や笹のカロリーがあまりにも低いため、冬眠前に何ヶ月も眠り続けられるほどの脂肪を体に蓄えることができないためです。その代わり、冬でも枯れない竹を食べながら、雪の中でも元気に歩き回って過ごしています。

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15.木登りも水泳も大得意

木登りも水泳も大得意

ずんぐりむっくりした体型でのんびり座っている印象が強いですが、実はパンダは運動神経が抜群です。天敵から身を守ったり昼寝をしたりするために、鋭い爪を使って高い木にスルスルと登る木登りの名手なのです。さらに、あまり知られていませんが水泳も大得意で、野生のパンダは冷たい急流の川を犬かきのようなフォームでスイスイと泳いで渡ることができます。

 

16.走る速さは時速30キロ

走る速さは時速30キロ

普段はのっそりと歩いているパンダですが、本気を出して走ると驚くほどのスピードが出ます。最高速度はなんと時速約30キロメートルにも達し、原付バイクと同じくらいの速さで駆け抜けることができます。人間の一般的な全力疾走よりも速いため、もし野生のパンダに追いかけられたら逃げ切るのは至難の業です。丸い見た目からは想像もつかないほどの脚力を秘めています。

 

17.噛む力はライオン並み

噛む力はライオン並み

パンダの顔がまん丸でふっくらしているのは、ただ太っているからではありません。硬い竹をバリバリと噛み砕くために、頬から頭頂部にかけて非常に分厚く強靭な「咀嚼筋(そしゃくきん)」が発達しているからなのです。その顎の噛む力はクマ科の中でもトップクラスで、百獣の王ライオンやトラにも匹敵すると言われています。かわいい丸顔は、実は筋肉モリモリの証だったのですね。

 

18.鳴き声はヒツジに似てる

鳴き声はヒツジに似てる

パンダがどんな声で鳴くのか、実際に聞いたことがある人は意外と少ないのではないでしょうか。実はパンダは感情によって11種類以上の鳴き声を使い分けており、普段機嫌がよい時や相手を呼ぶ時には「メェ〜」というヒツジやヤギによく似た高い声で鳴きます。ほかにも、甘える時は小鳥のように「キュンキュン」と鳴き、逆に怒ったり威嚇したりする時は犬のように「ワン!」と吠えることもあります。

 

19.逆立ちしておしっこする

逆立ちしておしっこする

野生のオスのパンダには、自分の縄張りを主張するために木に向かってマーキング(おしっこ)をする習性があります。この時、なんと前足だけで器用に逆立ちをして、木の高い位置におしっこをかけるのです。なぜわざわざ逆立ちをするのかというと、より高い位置に匂いをつけることで、「自分はこんなに体が大きくて強いパンダなんだぞ」とライバルのオスやメスにアピールするためだと言われています。

 

20.中国語では「大熊猫」

中国語では「大熊猫」

パンダの故郷である中国では、ジャイアントパンダのことを漢字で「大熊猫(ダーションマオ)」と書きます。クマ科の動物なのに、なぜ後ろに「猫」という字がついているのか不思議ですよね。これには、パンダが猫のように暗闇で瞳孔が縦長に細くなる特徴を持っていることや、かつて「猫熊(マオション)」と呼ばれていたものが、横書きを左から読んだ際に「熊猫」と逆転して定着したなど、いくつかの面白い説があります。

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21.日本にも昔は生息した

日本にも昔は生息した

現在は中国の限られた山岳地帯にしか生息していないパンダですが、実ははるか昔の日本列島にもパンダの仲間が暮らしていました。山口県の秋吉台にある洞窟などから、更新世(数十万年前)に生息していた小型のパンダの化石が発見されているのです。当時は中国大陸と日本列島が陸続きだった時期があり、マンモスやナウマンゾウなどと一緒にパンダの祖先も日本まで歩いて渡ってきていたと考えられています。

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22.日本書紀にも登場した?

日本書紀にも登場した?

日本人がパンダの存在を知ったのは近代になってからと思われがちですが、実は日本最古の歴史書『日本書紀』にパンダらしき記録が残っています。西暦698年(天武天皇の時代)の記述に、唐の皇帝から「生きた羆(ひぐま)2頭と、羆の毛皮70枚が贈られた」という記録があるのです。当時の中国で「白羆(しろひぐま)」はパンダを指す言葉だったため、飛鳥時代の日本にすでにパンダがやってきていた可能性が高いと言われています。

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23.初来日はカンカン達

初来日はカンカン達

現代の日本に初めてパンダがやってきたのは、1972年(昭和47年)10月28日のことです。日中国交正常化を記念して、中国からオスの「カンカン」とメスの「ランラン」の2頭が上野動物園に寄贈されました。公開初日にはひと目パンダを見ようと約6万人もの人々が押し寄せ、2時間並んでも見られるのはわずか数十秒という凄まじい「パンダフィーバー」が日本中で巻き起こりました。

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24.世界中のパンダは中国籍

世界中のパンダは中国籍

世界中の動物園で飼育されているパンダですが、実は基本的にすべて中国から「繁殖研究」の目的で貸し出されているレンタル品です。そのため、日本の動物園で生まれた赤ちゃんパンダであっても所有権は中国にあるというルールになっています。レンタル料(保護研究費)はペアで年間約1億円とも言われており、日本で生まれた子どもたちも、繁殖年齢である2〜4歳頃になると中国へ返還される契約になっています。

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25.和歌山の驚異的な繁殖数

和歌山の驚異的な繁殖数

パンダの繁殖は世界的に見ても非常に難易度が高いことで知られていますが、和歌山県白浜町にある「アドベンチャーワールド」は世界屈指の繁殖実績を誇ります。ここでは伝説の父親パンダ「永明(エイメイ)」と母親パンダたちの間に、合計17頭もの赤ちゃんパンダが誕生し無事に成長しました。この数字は本場・中国を除けば世界最多の記録であり、日本の高度な飼育技術として世界中から称賛されています。

 

26.毛は硬くてゴワゴワ

毛は硬くてゴワゴワ

ぬいぐるみのようなモフモフした見た目から、パンダの毛は綿あめのように柔らかそうだと思われがちです。しかし実際に触ってみると、タワシや豚毛ブラシのように太くてゴワゴワした硬い毛質をしています。これは、冷たく湿気の多い高山地帯で暮らすパンダが、雨や雪の水分を弾いて体温を奪われないようにするためです。さらに毛の表面は脂分でコーティングされており、氷の上にお尻をついても冷たくないようになっています。

 

27.白い毛の下はピンク色

白い毛の下はピンク色

パンダの毛は白と黒にきれいに分かれていますが、毛をかき分けて地肌(皮膚)の色を見てみるとどうなっているでしょうか。実は、白い毛が生えている部分の皮膚はピンク色で、黒い毛の部分の皮膚は黒っぽい色をしています。生まれたばかりの赤ちゃんパンダも、最初は全身ピンク色ですが、数日経つと将来黒い毛が生えてくる目や耳、肩のあたりの皮膚だけが先に黒く色づいてくるのが観察できます。

 

28.パンダがモデルのマーク

パンダがモデルのマーク

世界最大級の自然保護団体である「WWF(世界自然保護基金)」のロゴマークには、可愛らしいパンダのイラストが描かれています。このマークは1961年の設立当時に、ロンドン動物園で人気を集めていた「チチ」という実在のメスのジャイアントパンダをモデルにデザインされました。白黒のパンダを選んだのには、「白黒コピーで印刷してもデザインが崩れず、インク代の節約になるから」という実用的な理由もあったそうです。

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29.茶色と白のパンダもいる

茶色と白のパンダもいる

パンダといえば白と黒のツートンカラーが当たり前ですが、世界にはなんと「茶色と白」の毛並みを持つ非常に珍しいパンダが存在します。中国の秦嶺(しんれい)山脈という地域にのみ生息する「シンリンパンダ」という亜種の中から、まれに茶色の個体が生まれるのです。これまでに数頭しか確認されておらず、現在飼育されている「チーザイ(七仔)」というオスは、世界で唯一の茶色い飼育パンダとして大人気を集めています。

 

30.絶滅危惧種からランク外へ

絶滅危惧種からランク外へ

かつてジャイアントパンダは絶滅寸前の危機にありましたが、中国政府をはじめとする長年の保護活動や竹林の再生プロジェクトが実を結びました。その結果、野生の個体数が1800頭以上にまで回復し、2016年には国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「絶滅危惧種(EN)」から1段階低い「危急種(VU)」へと引き下げられました。人間の努力によって絶滅の危機から一歩抜け出した、希望のシンボルでもあるのです。

 

まとめ

ジャイアントパンダの雑学30選、いかがでしたか?のんびり竹を食べている草食系のイメージとは裏腹に、実は肉食動物の体の仕組みを持っていたり、ライオン並みの顎の力や抜群の運動神経を秘めていたりと、ギャップだらけの生き物であることがお分かりいただけたかと思います。

こうした生態の秘密を知ってから動物園や動画でパンダを観察してみると、竹を握る手元の動きやしっぽの色など、今まで気づかなかった新しい発見があって何倍も楽しめるはずです。ぜひ気になった豆知識を、家族や友人との会話やクイズのネタとして披露してみてくださいね。

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