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1月10日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

1月10日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

1月10日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

1月10日の歴史・出来事

歴史上の出来事


9年:王莽が新を建国

新を建国した王莽の肖像
王莽の肖像(後世に描かれた想像図) / Wikimedia Commons

西暦9年のこの日、前漢の外戚であった王莽(おうもう)が皇帝の座を奪い、新たな王朝「新(しん)」を建国しました。前漢は事実上ここで滅亡します。王莽は理想主義的な改革を次々と打ち出しますが、現実離れした政策が混乱を招き、わずか15年ほどで新は崩壊。中国史上まれにみる「平和的な簒奪(さんだつ)」として知られ、その評価は今も賛否が分かれる人物です。

1723年:小石川養生所が開設

小石川養生所跡に残る古井戸
小石川植物園に残る養生所の井戸 / ZCU / CC BY-SA 3.0 / via Wikimedia Commons

1723年のこの日(享保7年12月13日)、江戸に貧しい人々を無料で診る医療施設「小石川養生所」が開設されました。きっかけは町医者・小川笙船(しょうせん)が将軍吉宗の目安箱に投じた一通の投書。庶民の声が幕府を動かした珍しい例です。後に山本周五郎の小説『赤ひげ診療譚』のモデルとなり、「赤ひげ先生」として広く親しまれることになりました。

1776年:『コモン・センス』発行

『コモン・センス』初版の表紙
トマス・ペイン『コモン・センス』の表紙 / Wikimedia Commons

1776年のこの日、トマス・ペインが政治評論『コモン・センス(常識)』を匿名で発行しました。難しい言葉を避け、一般市民にもわかる文章でイギリスからの独立を訴えたこの冊子は爆発的に売れ、数か月で数十万部に達したといわれます。半年後のアメリカ独立宣言へと世論を一気に動かした、まさに「ペンが歴史を変えた」一冊でした。

1863年:世界初の地下鉄が開業

1862年のメトロポリタン鉄道キングス・クロス駅構内を描いた版画
開業直前のメトロポリタン鉄道キングス・クロス駅(1862年の版画) / Wikimedia Commons

1863年のこの日、ロンドンで世界初の地下鉄「メトロポリタン鉄道」が開業しました。区間はパディントン~ファリンドン間の約6km。今では信じられませんが、当時はまだ蒸気機関車が客車を牽いており、トンネル内は煙でもうもう。それでも初日に約3万8千人が殺到する大盛況でした。地下を走る通勤電車の歴史は、ここから始まったのです。

1870年:スタンダード石油設立

1872年のジョン・D・ロックフェラー
スタンダード石油を設立した頃のロックフェラー(1872年) / Wikimedia Commons

1870年のこの日、ジョン・ロックフェラーがスタンダード・オイルを設立しました。徹底した効率化と買収によって米国の石油精製をほぼ独占し、彼は史上屈指の大富豪に。あまりに巨大化したため後に独占禁止法で分割されますが、その流れをくむ企業は今なお石油業界に名を残しています。「世界初の億万長者」を生んだ、現代ビジネスの原点ともいえる一日です。

1901年:スピンドルトップ大噴油

1901年にテキサス州スピンドルトップで噴出した原油
1901年、スピンドルトップのルーカス噴油井 / Wikimedia Commons

1901年のこの日、米テキサス州スピンドルトップで掘削中の油井から原油が勢いよく噴き出しました。その高さはなんと40メートル以上、噴出は9日間も続いたといいます。一気に大量の石油が手に入るようになり、アメリカの石油生産量は急増。燃料が石炭から石油へと移る時代の幕開けとなり、自動車社会の到来を後押しした記念碑的な出来事でした。

1920年:国際連盟が発足

1920年に開かれた国際連盟の総会
1920年の国際連盟第1回総会 / Wikimedia Commons

1920年のこの日、ヴェルサイユ条約が発効し、世界初の本格的な国際平和機構「国際連盟」が発足しました。日本も常任理事国の一つとして名を連ね、新渡戸稲造が事務次長を務めたことでも知られます。理念は壮大でしたが、提唱国アメリカが不参加だったうえ強制力に欠け、第二次世界大戦を防げませんでした。その反省が、後の国際連合へと受け継がれていきます。

1959年:NHK教育テレビ開局

1959年のこの日、NHK教育テレビ(現Eテレ)が放送を開始しました。学校放送や語学講座、子ども向け番組など、娯楽だけでないテレビの可能性を切り開いた専門チャンネルです。数々の教育番組を通じて、何世代もの子どもたちが育ってきました。テレビがまだ「一家に一台」の貴重品だった時代に始まった、息の長いチャンネルです。

1985年:キツネ目の男公開

1985年のこの日、世間を震撼させたグリコ・森永事件で、大阪府警が「キツネ目の男」の似顔絵を公開しました。年齢35~40歳、薄い眉に縁なしメガネ――現金受け渡しの現場などで目撃された不審人物です。テレビや新聞で大々的に報じられ、多くの人の記憶に焼きつきました。しかし犯人は特定されないまま事件は時効を迎え、戦後最大級の未解決事件として今も語り継がれています。

2000年:多摩モノレール全通

多摩都市モノレール1000系の車両
多摩都市モノレールの1000系車両 / MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0 / via Wikimedia Commons

2000年のこの日、多摩都市モノレール線の立川北~多摩センター間が開業し、全線がつながりました。多摩地域を南北に結ぶこの路線は、それまで電車での移動が不便だった街と街を直接結び、通勤・通学の足として定着。東京の郊外を走る軌道に車輪をはさんで進む「跨座式(こざしき)」モノレールは、車窓からの眺めの良さでも親しまれています。

2019年:吉田沙保里が引退

レスリング選手の吉田沙保里
女子レスリングの吉田沙保里 / Ilgar Jafarov / CC BY-SA 4.0 / via Wikimedia Commons

2019年のこの日、「霊長類最強女子」と呼ばれた女子レスリングの吉田沙保里さんが、東京都内で現役引退の会見を開きました。オリンピック3連覇、世界選手権との通算で長期にわたり頂点を守り続け、なんと公式戦119連勝という金字塔を打ち立てた選手です。会見では「レスリングはすべてやり尽くした」と笑顔で語り、33年間の競技人生に区切りをつけました。

1月10日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

地下鉄や石油、国際連盟といった「世界の仕組みを変えた出来事」が並びつつ、日本でもNHK教育テレビから小石川養生所、スポーツの引退劇まで多彩な一日でした。技術と社会の転換点が詰まった、味わい深い日付といえそうです。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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