「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
5月31日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
5月31日の歴史・出来事

1223年:カルカ河畔の戦い

モンゴル帝国軍が、ロシア諸侯とポロヴェツ(キプチャク)族の連合軍を打ち破った戦いです。チンギス・カンの命を受けた名将スブタイらが率いるわずかな偵察部隊が、はるかに数で勝る連合軍を巧みな偽装退却で誘い出し、壊滅させました。ヨーロッパ世界が初めてモンゴルの恐ろしさを思い知った瞬間で、のちの大遠征の前触れとなった戦いです。
1578年:ポンヌフ起工

「新橋」という名前なのに、実はパリで現存する最古の橋――それがポンヌフです。この日、アンリ3世が最初の石を据えて建設が始まりました。完成までには約30年を要しましたが、欄干に手すり用の歩道を備えた当時としては画期的な橋で、今も多くの観光客やパリ市民に愛されています。名前と実態のギャップが面白い橋です。
1604年:糸割符制を導入

江戸幕府が、京都・堺・長崎の特定の商人に生糸の輸入を独占させる「糸割符(いとわっぷ)制」を導入しました。当時、中国産の高級生糸はポルトガル商人が高値で売りつけており、日本側が不利な取引を強いられていました。そこで特定の商人グループにまとめ買いさせ、価格交渉力を握ったのです。経済の主導権を取り戻すための、賢い貿易政策でした。
1809年:作曲家ハイドン死去

「交響曲の父」と呼ばれるオーストリアの作曲家ハイドンが、この日ウィーンで亡くなりました。100曲を超える交響曲を残し、モーツァルトの親友でありベートーヴェンの師でもあった大作曲家です。彼の弦楽四重奏曲「皇帝」の旋律は、のちにドイツ国歌として採用されました。亡くなった時、ウィーンはナポレオン軍に占領されており、敵将も葬儀に敬意を表したと伝わります。
1832年:天才ガロア死す

わずか20歳で決闘に倒れたフランスの数学者ガロア。現代数学に欠かせない「群論」の基礎を築いた天才ですが、その業績が認められたのは死後のことでした。決闘の前夜、彼は自分の数学的アイデアを友人への手紙に書き殴ったと伝わります。恋愛がらみの決闘で命を落としたとされ、その劇的すぎる短い生涯は今も多くの人を惹きつけてやみません。
1859年:ビッグ・ベン始動

ロンドンの名所、国会議事堂の大時計「ビッグ・ベン」がこの日から時を刻み始めました。正確にはビッグ・ベンは内部の巨大な鐘の愛称で、それが塔全体の呼び名として定着しました。重さ13トンを超える鐘が響かせる鐘の音は、ロンドンの象徴として世界中に知られています。160年以上たった今も、ほぼ正確に時を告げ続けている働き者です。
1909年:初代国技館が完成

東京・両国に、初代の両国国技館がこの日完成しました。それまで相撲は屋外の仮設小屋で行われ、雨が降れば中止という不安定さでした。立派な常設の館ができたことで、天候に左右されない興行が可能になったのです。「国技館」という名称がきっかけで、相撲が「国技」と呼ばれるようになったともいわれています。日本の相撲史における大きな節目でした。
1911年:タイタニック進水

のちに悲劇の沈没事故で知られることになる豪華客船タイタニック号が、この日、北アイルランドのベルファストで進水式を迎えました。当時世界最大級の客船で、「沈まない船」とまで称された自信作でした。しかしその約1年後、処女航海中に氷山と衝突して沈没。華々しいスタートの裏に待ち受けていた運命を思うと、複雑な気持ちになる一日です。
1916年:ユトランド沖海戦

第一次世界大戦で最大の海戦、ユトランド沖海戦がこの日始まりました。イギリス海軍とドイツ海軍の主力艦隊が北海で激突し、巨大な戦艦同士が砲火を交えた壮絶な戦いです。両軍合わせて多数の艦艇が沈み、犠牲者も甚大でした。決定的な勝敗はつきませんでしたが、その後ドイツ艦隊は港に引きこもり、結果的にイギリスが制海権を保ちました。
1956年:川上哲治2000本安打

「打撃の神様」と呼ばれた巨人の川上哲治選手が、日本プロ野球史上初となる通算2000本安打を達成しました。小雨の中日球場での快挙でした。「ボールが止まって見えた」という伝説的な言葉でも知られる名選手で、引退後は監督として巨人のV9(9年連続日本一)を率いたことでも有名です。日本野球の金字塔を打ち立てた記念すべき一日です。
2002年:日韓W杯が開幕

サッカーのFIFAワールドカップ日韓大会が、この日、韓国・ソウルで開幕しました。アジア初、そして史上初の2カ国共同開催という記念すべき大会です。日本代表は初の決勝トーナメント進出を果たし、国中が熱狂しました。街中が青いユニフォームで埋め尽くされ、サッカー人気が一気に高まった大会として、多くの日本人の記憶に残っています。
2008年:ボルト世界新記録
のちに「人類最速の男」となるウサイン・ボルトが、ニューヨークの大会(リーボック・グランプリ)で100m走の世界新記録9秒72を打ち立てました。実はこれがボルトにとって初めての100m世界記録でした。長身で歩幅が大きく、本来は短距離に不向きとされた体格を武器に変えた走りは衝撃的でした。この記録達成を皮切りに、彼は陸上界の絶対王者へと駆け上がっていきます。
5月31日の歴史まとめ

今日は、スポーツの偉業(国技館・川上哲治・日韓W杯・ボルト)から戦争や文化の転換点まで、硬軟入り混じった多彩な一日でした。特に「華々しい船出」と「悲劇」が同居するタイタニックの話には考えさせられます。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
5月31日関連ページ
- 今日は何の日 5月31日【総合版】
(記念日、出来事、誕生日のダイジェスト・誕生花・誕生石・誕生日占い・今日の一言) - 5月31日有名人の誕生日一覧
- 5月31日の食べ物記念日