「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
8月5日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
8月5日の歴史・出来事

1783年:浅間山が天明大噴火

江戸時代の天明3年、群馬と長野の県境にそびえる浅間山が大噴火を起こしました。流れ出た火砕流や泥流は麓の村をのみ込み、千人以上が犠牲になったと伝えられています。さらに大量の火山灰が日照を遮ったことで冷害が深刻化し、各地で大飢饉を招く一因にもなりました。天明の飢饉と並んで語られる、日本史に残る大災害の一つです。
1858年:大西洋に電信が開通

1858年のこの日、ヨーロッパとアメリカ大陸を結ぶ大西洋横断電信ケーブルがアイルランドのヴァレンティア島に到着し、両大陸がついに一本の線で結ばれました。それまで船で10日以上かかっていたメッセージのやり取りが、わずかな時間で可能に。後に絶縁不良で一度途切れますが、世界を一気に縮めた通信革命の幕開けでした。
1884年:自由の女神台座が着工

ニューヨークの象徴である自由の女神。フランスから贈られたこの巨大な像を支える台座の建設工事が、1884年のこの日に始まりました。実は資金が足りず工事は難航しましたが、新聞王ピューリッツァーが市民に寄付を呼びかけ、子どもの小銭まで集まって完成にこぎ着けたという逸話が残っています。自由の象徴は、人々の善意で立ち上がったのです。
1888年:妻が史上初の長距離運転

自動車の発明者カール・ベンツの妻ベルタが、夫に無断で2人の息子を乗せ、マンハイムから約100キロ離れた実家へドライブを敢行しました。世界初の自動車長距離走行です。途中、燃料を薬局で買い、詰まった燃料管を帽子のピンで掃除するなど、彼女のトラブル対応が車の改良にも貢献しました。世界最初のドライバーは、たくましい母だったのです。
1912年:日本初のタクシー営業
大正元年のこの日、東京・有楽町でタクシー自動車株式会社が日本初のタクシー営業を始めました。当初の車両はわずか6台で、料金メーターを付けて走るスタイルは当時としては最先端。庶民にとっては高嶺の花でしたが、これが現在の「流しのタクシー」文化の原点となりました。8月5日が「タクシーの日」とされる理由はここにあります。
1913年:岩波書店が創業する

同じく大正時代のこの日、岩波茂雄が東京・神田神保町に古書店「岩波書店」を開きました。翌年には出版社へと転身し、夏目漱石の『こゝろ』を手がけたことでも知られています。後に岩波文庫や岩波新書を生み出し、日本人の教養を支える出版社へと成長。手のひらサイズの名著が広く読まれる文化は、この小さな古本屋から始まりました。
1914年:世界初の電気信号機

1914年のこの日、アメリカ・オハイオ州クリーブランドの交差点に、世界初の電気式信号機が設置されました。赤と緑のランプで車の流れを整理する仕組みで、増え始めた自動車の事故防止が目的でした。今では当たり前の信号機ですが、その第一号がともった日でもあります。ちなみに黄色信号が加わるのは、もう少し後のことでした。
1962年:モンロー謎の急逝

銀幕の大スター、マリリン・モンローが自宅で亡くなっているのが発見されたのが1962年のこの日でした。36歳という若さで、死因は睡眠薬の過剰摂取とされましたが、自殺か事故か、あるいは陰謀かと、今なお多くの憶測が飛び交っています。新婚旅行で来日した際には広島の原爆ドームなどを訪れたという一面も。伝説の女優の死は、半世紀を経ても語り継がれています。
1962年:マンデラが逮捕される

奇しくもモンロー死去と同じ1962年のこの日、南アフリカでアパルトヘイト撤廃運動を率いたネルソン・マンデラが逮捕されました。これ以降、彼は実に27年間も獄中生活を送ることになります。しかし不屈の精神で闘い続け、釈放後には同国初の黒人大統領に就任。後年、この逮捕にはアメリカCIAの情報提供があったとも報じられました。
1963年:部分的核実験禁止条約

東西冷戦のさなか、米ソ英の3か国がモスクワで部分的核実験禁止条約に調印しました。大気圏内・宇宙空間・水中での核実験を禁じる内容で、際限なき核開発競争に歯止めをかける第一歩となりました。前年のキューバ危機で核戦争寸前まで行った経験が、各国を交渉のテーブルへと向かわせたとも言われています。
1975年:超法規措置で釈放
前日にマレーシアで起きたクアラルンプール事件を受け、三木武夫内閣は犯人の要求に応じて服役・拘置中の活動家らを「超法規的措置」で釈放しました。人命を優先した苦渋の決断でしたが、テロに屈したとして賛否を呼びました。日本のテロ対策のあり方を問い直す、重い教訓を残した事件です。
2012年:火星に探査車着陸

NASAの火星探査車「キュリオシティ」が、火星のゲール・クレーターへの着陸に成功しました(日本時間では8月6日)。落下傘や逆噴射、空中クレーンを使った前代未聞の着陸方法が見事に決まり、管制室は歓喜に沸きました。その後も長年にわたり走り続け、かつて火星に水が存在した証拠を次々と発見。生命探査の歴史を大きく前進させました。
8月5日の歴史まとめ

火山噴火や核実験禁止条約といった激動の出来事から、タクシーや信号機など暮らしを変えた発明まで、8月5日は「世界をつなぎ、動かした日」と言えそうです。スターの死や火星着陸まで、硬軟入り混じった一日でした。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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