「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。
8月28日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。
教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。
8月28日の歴史・出来事

1789年:土星の衛星を発見

天文学者ウィリアム・ハーシェルが、自作の巨大望遠鏡で土星の衛星エンケラドゥスを発見した日です。当時はただの小さな氷の星と思われていましたが、近年の探査で地下に海が広がり、間欠泉のように水を噴き出していることが判明。生命が存在する可能性まで議論される、太陽系イチ注目の天体になりました。230年以上前の発見が今ホットな話題なのは面白いですね。
1833年:英国が奴隷廃止法制定

イギリス議会が、大英帝国全域での奴隷制を廃止する「奴隷廃止法」を制定した日です。砂糖や綿花で巨万の富を築いた裏で続いていた奴隷貿易に、ついに法でメスが入りました。実はこの130年後、同じ8月28日にアメリカでキング牧師が人種差別撤廃を訴えています。奇しくも自由を求める歴史が同じ日付に重なっているのです。
1845年:科学雑誌が世界初創刊

世界で最も歴史ある一般向け科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』が創刊された日です。発明や新技術を分かりやすく紹介し、エジソンやアインシュタインも寄稿しました。創刊から180年近く経った今も発行が続いており、最も長く刊行されているアメリカの雑誌として知られています。「科学を楽しむ」という文化の出発点と言えるかもしれません。
1850年:歌劇ローエングリン初演

作曲家ワーグナーの名作オペラ『ローエングリン』が、ヴァイマルの宮廷劇場で初演された日です。白鳥の騎士が登場するこの作品の前奏曲は荘厳で有名ですが、結婚式の定番「ワーグナーの結婚行進曲」もこの歌劇の中の一曲。実はワーグナー本人は政治亡命中で、初演を指揮したのは親友のリストでした。作者不在の華やかな初日だったのです。
1859年:史上最大の磁気嵐発生

太陽で巨大な爆発が起き、史上最大級の磁気嵐が地球を襲った日です。数日後にはオーロラが日本やキューバ、ハワイといった低緯度地域でも観測され、夜中なのに新聞が読めるほど空が明るかったとか。当時の電信機は火花を散らして故障しました。もし同じ規模の嵐が現代に起きたら、電力網や通信が壊滅すると科学者が警鐘を鳴らしています。
1880年:国産初バイオリン完成
東京・深川の三味線職人だった松永定次郎が、国産初のバイオリンを完成させた日です。西洋楽器の構造を独学で研究し、和楽器の技術を応用して作り上げました。三味線づくりで培った木工と弦の知識が活きたわけで、職人の柔軟な発想には驚かされます。この日は「バイオリンの日」として、今も記念日になっています。
1937年:トヨタ自動車が設立

豊田自動織機製作所の自動車部門が独立し、トヨタ自動車工業が設立された日です。もともとは織機メーカーで、創業者・豊田喜一郎が「これからは自動車だ」と決断して挑んだ新事業でした。社名は創業家の「豊田(とよだ)」ではなく、字画が良く清音で響きが良い「トヨタ」を採用。今や世界トップクラスの自動車メーカーの第一歩が、この日に踏み出されました。
1939年:複雑怪奇で内閣総辞職

平沼騏一郎首相が「欧州の天地は複雑怪奇」という有名な言葉を残して内閣総辞職した日です。日本が同盟を組もうとしていたドイツが、突然ソ連と不可侵条約を結んでしまい、外交方針が根底から崩れたためでした。想定外の事態に頭を抱えた首相の本音がにじむこの一言は、今も「複雑怪奇」という言葉とともに語り継がれています。
1953年:民放テレビ放送開始

日本初の民放テレビ局・日本テレビが本放送を開始した日です。同時に日本初のテレビCMも流れましたが、これがまさかのトラブル続き。精工舎(現セイコー)の時報CMがフィルム裏返しで音も不明瞭、なんと約3秒で強制停止される失敗デビューでした。夜の再放送で無事に流れ直したそうです。記念すべき第一歩がハプニングだったのも味がありますね。
1963年:I Have a Dream演説

キング牧師が「ワシントン大行進」で、あの「I Have a Dream(私には夢がある)」の演説を行った日です。リンカーン記念堂前に約20万人以上が集まり、人種差別の撤廃を訴えました。テレビもネットもない時代、ラジオと口コミだけでこれだけの人が集結したのは驚異的。演説後は地響きのような熱狂に包まれたといい、20世紀を代表する名演説となりました。
1985年:一太郎が発売

日本語ワープロソフトの代名詞「一太郎」が、ジャストシステムから発売された日です。パソコンで日本語をスムーズに打てるソフトとして爆発的に普及し、官公庁や学校でも長く標準ソフトとして使われました。日本語入力システム「ATOK」とセットで一時代を築いた国産ソフトの金字塔。今でも一太郎を愛用している方は少なくないのではないでしょうか。
1994年:気象予報士試験を実施
日本で初めて気象予報士の国家試験が実施された日です。第1回は約2,800〜3,100人が受験し、合格者は500人、合格率は18%ほどでした。テレビでおなじみのお天気キャスターが「気象予報士」を名乗るようになったのもこの制度から。年々難化していて、近年の合格率はわずか5%前後という超難関。雨を当てる仕事の裏には、これだけの狭き門があるのですね。
8月28日の歴史まとめ

8月28日は、自由を求める歴史的な行進から、テレビや科学雑誌といった文化のはじまりまで、人々の暮らしを変えた出来事が数多く重なる一日でした。
こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。
ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。
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