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12月16日|歴史上の出来事を年代順にまとめ【今日は何の日?】

12月16日 歴史上の出来事

「今日は何の日?」と気になって、歴史上の出来事を知りたい方へ。

12月16日に起きた歴史的な出来事を、年代順にピックアップして紹介します。

教科書に載るような大きな事件から、身近に起きた出来事まで、幅広く雑学としてまとめました。

12月16日の歴史・出来事

歴史上の出来事

755年:安史の乱が勃発

安史の乱を逃れて蜀へ向かう唐の玄宗皇帝一行を描いた絵画
安史の乱を逃れて蜀へ向かう玄宗皇帝一行を描いた絵画 / Wikimedia Commons

唐の絶頂期に起きた大反乱が、この日始まりました。節度使だった安禄山が、楊貴妃の一族で宰相の楊国忠の打倒を掲げて挙兵したのです。一時は都・長安が陥落し、玄宗皇帝は逃亡。乱の中で楊貴妃が命を落としたことは、白居易の「長恨歌」でも知られます。8年に及ぶ動乱で唐は大きく衰退し、繁栄を誇った王朝の転換点となった事件でした。

1707年:富士山が宝永大噴火

宇宙から見た富士山と南東斜面の宝永火口
国際宇宙ステーションから見た富士山と宝永火口 / Wikimedia Commons

記録に残る富士山最後の噴火が、この日午前10時頃に始まりました。南東斜面から噴煙を上げる爆発的な噴火で、16日間も断続的に続きます。火山灰は遠く江戸の町まで降り積もり、昼でも暗くなったと伝わります。このとき新たにできた火口の脇の出っ張りが「宝永山」です。日本史上最大級の噴火でしたが、それ以来富士山は300年以上も静かなままです。

1773年:ボストン茶会事件

ボストン港へ茶箱を投げ捨てる植民地の人々を描いた版画
ボストン茶会事件を描いた1846年のリトグラフ / Wikimedia Commons

アメリカ独立への導火線となった事件です。イギリス本国の課税に反発した植民地の人々が、先住民に変装してボストン港のイギリス船を襲撃。積まれていた紅茶342箱を次々と海に投げ捨てました。「代表なくして課税なし」を訴えるこの抗議は本国を激怒させ、対立は決定的に。やがてアメリカ独立戦争へとつながっていく、歴史の大きな分岐点でした。

1881年:東福寺の大仏が焼失

京都の名刹・東福寺にあった巨大な大仏が、この日の失火で焼け落ちました。鎌倉時代に九条道家の発願で造られたもので、身の丈は五丈(約15メートル)にもおよぶ大きさだったと伝わります。奈良の大仏に匹敵する規模を誇った仏像も、一夜の火災で姿を消しました。現在の東福寺にこの大仏が残っていないのは、こうした歴史があったからなのです。

1890年:日本初の電話交換開始

明治時代の八重洲町電話交換局で働く電話交換手
八重洲町電話交換局の交換手(1902年) / Wikimedia Commons

東京と横浜の間で、日本初の電話交換業務がこの日スタートしました。とはいえ当初の加入者はわずか200人ほど。電話は富裕層や企業のための高嶺の花でした。交換手が手作業でケーブルをつなぐ方式で、相手と話すには「交換してください」とお願いするのが当たり前。今や一人一台のスマホが当たり前ですが、その出発点はこの日にあったのです。

1893年:「新世界より」初演

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の自筆譜表紙
交響曲第9番「新世界より」の自筆譜表紙 / Wikimedia Commons

運動会や下校の音楽でおなじみのあの旋律。ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」が、この日ニューヨークのカーネギーホールで初演されました。チェコ出身の彼がアメリカ滞在中に作曲した最後の交響曲で、初演は大成功。何度もアンコールに応えたと伝わります。第2楽章の「家路」は日本でも親しまれ、夕方の帰宅を促すメロディーとして耳にした人も多いはずです。

1909年:山手線で電車運転開始

山手線の命名100周年を記念した茶色の電車
山手線命名100周年を記念して運行された特別車両 / hekke / CC BY-SA 2.0 / via Wikimedia Commons

今や東京の大動脈である山手線。その電車運転が始まったのがこの日でした。ただし当時はまだ環状運転ではなく、品川と上野などを結ぶ路線の一部でしかありませんでした。ぐるりと一周する今の形になるのは1925年のこと。毎日数百万人が利用する路線も、最初は限られた区間を走る小さな電車から始まったのだと思うと、感慨深いものがあります。

1932年:白木屋デパート大火

1932年の白木屋百貨店火災の様子
白木屋百貨店で発生した火災(1932年) / Wikimedia Commons

東京・日本橋の百貨店「白木屋」で、日本初の高層ビル火災が発生しました。4階のおもちゃ売り場から出た火が一気に上層階へ燃え広がり、14人が死亡。この火災をきっかけに「和装の女性が裾を気にして逃げ遅れたため、洋装やズロースが普及した」という有名な俗説が生まれました。実際には作り話とされていますが、防災や服飾の歴史を語る逸話として今も語り継がれています。

1936年:柴犬が天然記念物に

立ち姿の柴犬
国の天然記念物に指定されている日本犬の柴犬 / Michishiba / CC BY-SA 3.0 / via Wikimedia Commons

日本を代表する犬種・柴犬が、この日に国の天然記念物として指定されました。当時、洋犬との交配が進んで純粋な柴犬が減りつつあり、貴重な日本犬を守ろうという動きが背景にありました。クルッと巻いた尾と愛嬌のある顔立ちで、今や世界中で「Shiba」として人気者に。何気なく見かける身近な犬が、実は国の宝として守られている存在だというのは意外と知られていません。

1941年:戦艦大和が竣工

宿毛湾で全力公試運転を行う戦艦大和
宿毛湾で公試運転を行う戦艦大和(1941年10月) / Wikimedia Commons

史上最大の戦艦として知られる「大和」が、この日完成しました。基準排水量6万5千トン、口径46センチの巨大な主砲は戦艦史上最大級。太平洋戦争が始まった直後の竣工でした。しかし戦いの主役はすでに航空機へと移っており、活躍の場は限られたまま。1945年に沖縄へ向かう途中で撃沈され、悲劇の象徴として今なお多くの人の心に刻まれています。

1944年:バルジの戦い始まる

雪中で行動するバルジの戦いのアメリカ軍兵士
雪中で戦うアメリカ陸軍第290歩兵連隊の兵士 / Wikimedia Commons

第二次世界大戦の西部戦線で、ドイツ軍最後の大反攻がこの日始まりました。ベルギーからルクセンブルクにまたがるアルデンヌの森で、装甲師団を主力にアメリカ軍へ奇襲をかけたのです。深い雪と霧の中での激戦は、米軍にとって最大級の犠牲を出す戦いとなりました。最終的にドイツの攻勢は失敗に終わり、ナチス・ドイツの敗北を決定づける一戦となりました。

12月16日の歴史まとめ

歴史上の出来事のまとめ

富士山の大噴火やバルジの戦いといった激動の出来事と、柴犬や「新世界より」のような心和むネタが混ざり合った、緩急のある一日です。

こうして振り返ると、今日は何の日とも思っていなかった毎日が、特別な出来事の連続だったことがわかります。

ぜひ、今日の雑学をきっかけに歴史の教養を深めてみてください。

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