甘酸っぱくてジューシーな味わいが人気のキウイフルーツは、毎日の食卓やデザートに欠かせない身近な果物ですよね。でも実は、名前の由来となったニュージーランドの国鳥「キーウィ」との意外な関係や、知られざる歴史・驚きの栄養パワーなど、思わず誰かに話したくなる面白い秘密がたくさん隠されているんです。
今回は、そんなキウイに関する雑学・豆知識をたっぷり30個厳選してご紹介します!美味しい見分け方や保存のコツといった実用的な知識から、飛べない鳥「キーウィ」の不思議な生態まで幅広くまとめましたので、ぜひ最後まで楽しく読んでみてくださいね。
1.原産地は実は中国

キウイフルーツと聞くとニュージーランドのイメージがとても強いですが、実は植物としての原産地は中国の中南部です。中国では古くから「獼猴桃(ビコウトウ)」と呼ばれ、野生の果実として親しまれてきました。20世紀初頭に中国を訪れた旅行者がニュージーランドへ種子を持ち帰ったことをきっかけに本格的な品種改良が始まり、現在私たちが食べている甘くて大きなキウイフルーツが誕生したのです。
2.名前の由来は国鳥

キウイフルーツという可愛らしい名前は、ニュージーランドのシンボルである飛べない国鳥「キーウィ(Kiwi)」に由来しています。茶色くて細かい産毛に覆われた丸っこい果実の見た目が、鳥のキーウィの丸々とした体型や茶色い羽毛にそっくりだったことから名付けられました。1950年代にアメリカへ輸出される際、ニュージーランド産であることをアピールするためにこの名前が採用されたのが始まりです。
3.昔の名称はメロン風

「キウイフルーツ」という名前が定着する前、実はアメリカへの輸出向けに「メロネッテ(小さなメロン)」という名前が付けられた時期がありました。もともと「チャイニーズ・グースベリー」と呼ばれていたものの、冷戦時代のアメリカでは「チャイニーズ」という名称が敬遠されたためです。しかし、今度は「メロン」と付くことで高額な関税がかけられそうになり、最終的にキウイフルーツへと改名されました。
4.マタタビの仲間

キウイフルーツは植物学上の分類で見ると、猫が大好きな植物として知られる「マタタビ科マタタビ属」の仲間にあたります。日本に古くから自生している「サルナシ(コクワ)」という小さな果実も、同じマタタビ属の近縁種です。そのため、キウイの木や根にはマタタビと同じような成分がわずかに含まれており、農園では剪定した枝や根っこに近所の猫たちが集まってきてスリスリしてしまうこともあるそうです。
5.皮ごと食べられる

キウイの茶色い皮はむいて捨てるのが一般的ですが、実は栄養が豊富で皮ごと食べることが可能です。果肉と皮の間には食物繊維やポリフェノールがたっぷり詰まっており、皮ごと食べることで栄養を余さず摂取できます。グリーンキウイの産毛が気になる場合は、丸めたアルミホイルや清潔なスポンジで表面を優しくこすり洗いすると産毛がきれいに取れ、驚くほど食べやすくなります。
6.黄色のキウイは無毛

鮮やかな黄色い果肉と強い甘みが特徴の「ゴールドキウイ」は、緑色のグリーンキウイと違って表面にチクチクした産毛がほとんどないのが特徴です。皮が薄くてツルツルしているため、水でサッと洗うだけでそのまま皮ごとにかじりつくことができます。酸味が少なくトロピカルな甘さがあるので、酸っぱい果物が苦手な方や、皮むきの手間を省いて手軽に食べたい方にぴったりの品種です。
7.ビタミンCの宝庫

キウイフルーツは「栄養の王様」とも呼ばれるほど栄養密度が高く、特に1個で1日分のビタミンCをほぼ補えるほどの含有量を誇ります。特にゴールドキウイは100グラムあたり約140ミリグラムものビタミンCを含んでおり、これはレモン果汁をはるかに凌ぐ数値です。熱に弱いビタミンCを生のまま効率よく摂れるため、毎日の紫外線対策や肌荒れ予防にとても頼もしい味方になってくれます。
8.お肉を柔らかくする

グリーンキウイには、たんぱく質を分解する働きを持つ「アクチニジン」という特有の酵素が豊富に含まれています。この酵素の力を活用して、すりおろしたキウイにお肉を漬け込んでから焼くと、硬いお肉でも驚くほどしっとりと柔らかく仕上がります。また、食後のデザートとしてキウイを食べることで、胃の中で肉や魚などの消化を助けて胃もたれを防いでくれる嬉しい効果も期待できます。
9.ゼリーが固まらない

生のキウイを使ってゼリーを作ろうとした際、冷蔵庫に入れても固まらずに失敗してしまった経験はありませんか。これはキウイに含まれる酵素アクチニジンが、ゼラチンの主成分であるたんぱく質を分解してしまうためです。生のキウイでゼリーを作りたい場合は、一度キウイを加熱して酵素の働きを失わせるか、たんぱく質ではなく海藻由来の成分で固まる「寒天」や「アガー」を使うと綺麗に固まります。
10.舌がピリピリする訳

キウイを食べたときに、舌や口の中がチクチク・ピリピリとした刺激を感じることがあります。これは「シュウ酸カルシウム」という成分の目に見えないほど小さな針状の結晶と、たんぱく質分解酵素が舌の表面の粘膜を刺激しているためです。特に未熟で酸っぱいグリーンキウイほどこの刺激を感じやすくなりますが、完熟したものや酵素の少ないゴールドキウイを選ぶとピリピリ感を抑えられます。
11.乳製品と混ぜる注意点

キウイとヨーグルトや牛乳を混ぜてスムージーなどを作る場合、作り置きをして時間が経つと強い苦味が出て分離してしまうことがあります。これもキウイの酵素アクチニジンが、乳製品に含まれる「カゼイン」というたんぱく質を分解して苦味成分を作り出すのが原因です。ヨーグルトや牛乳と合わせる際は、食べる直前に混ぜ合わせるか、キウイをあらかじめレンジで軽く加熱しておくと美味しく楽しめます。
12.2種類の食物繊維

緑色のグリーンキウイはお腹の調子を整えるのに最適で、水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」という2種類の食物繊維がバランスよく含まれているのが大きな魅力です。1個あたりの食物繊維量はバナナ約2〜3本分にも相当すると言われています。腸内の善玉菌のエサになりつつ便のカサを増やしてくれるため、スッキリとした毎日を目指す方の強い味方です。
13.りんごと一緒で追熟

買ってきたキウイを触ってみてまだ硬い場合は、そのまま冷蔵庫に入れず「追熟(ついじゅく)」させる必要があります。早く甘く柔らかくしたいときは、りんごやバナナと一緒にポリ袋へ入れて室温に置いておくのがおすすめです。りんごやバナナが放出する「エチレンガス」という植物ホルモンがキウイの熟成を促してくれるため、数日置くだけで驚くほど甘くてジューシーな食べごろになります。
14.食べごろは縦に押す

キウイが完熟して食べごろになっているかを確認する際は、果実の横側ではなくヘタとお尻を縦方向に挟んで優しく押すのが正解です。キウイは中心の白い芯(軸)の部分から熟していく性質があるため、縦に軽く押してほんのり弾力を感じれば中までしっかり熟しているサインになります。横から強く押してしまうと果肉が潰れて傷む原因になるので、必ず縦方向にチェックしましょう。
15.実はお尻側が一番甘い

キウイフルーツは実全体が均一な甘さではなく、木の枝についていた「ヘタ側」よりも、反対側の「お尻側(花落ち側)」の方が糖度が高いという特徴があります。そのため、横に輪切りにして食べると、切る場所によって甘さにバラつきが出てしまいます。全員が同じ甘さを楽しめるように切り分けたいときは、ヘタからお尻に向かって縦にくし形切りにすると、甘みが均等に行き渡って美味しく食べられます。
16.平べったい形が美味しい

スーパーの売り場で美味しいキウイを選ぶときは、真ん丸な形のものよりも、少し横広で平べったい「扁平(へんぺい)型」の実を探すのが通の選び方です。平たい形のキウイは、木の幹に近い太い枝に実ったものが多く、葉で作られた栄養や水分をたっぷりと受け取って育っています。そのため、丸いものに比べて糖度が高く、味にコクがあって美味しい傾向があると言われています。
17.丸ごと冷凍でアイス風

熟したキウイが食べきれないときは、皮をむいてラップに包むか、輪切りにして保存袋に入れ、そのまま冷凍庫で凍らせてしまう保存法がとても便利です。キウイは水分と糖分が多いため、冷凍してもカチカチに硬くなりすぎず、少し室温に置くだけでサクッとしたシャーベットのような食感を楽しめます。また、凍らせることで細胞壁が壊れ、栄養素が体内に吸収されやすくなるメリットもあります。
18.国産の一位は愛媛県

私たちが普段目にするキウイはニュージーランド産が多いですが、実は日本国内でも温暖な地域を中心に盛んに栽培されています。都道府県別の収穫量ランキングでは、みかんの産地として有名な愛媛県が長年にわたり全国第1位を誇っています。次いで福岡県や和歌山県などが続き、国産キウイは秋から春先にかけて旬を迎えるため、ニュージーランド産とリレーする形で一年中美味しいキウイが楽しめます。
19.香川県の最小キウイ

キウイには緑や黄色だけでなく、果肉が赤い品種や驚くほど小さな品種など多様なバリエーションが存在します。中でも香川県で開発された「さぬきキウイっこ」は、重さがわずか20〜30グラムほどの極小サイズで、日本一小さなキウイとして知られています。一口サイズで皮が薄く、ブドウのように皮をむかずにパクッと食べられるうえ、糖度が16度以上になるほど強い甘みを持っています。
20.9月1日はキウイの日

毎年9月1日は、キウイフルーツの輸入・販売で有名なゼスプリインターナショナルジャパン株式会社によって制定された「キウイの日」という公式な記念日です。日付の由来は「9(キウ)1(イ)」という分かりやすい語呂合わせから来ています。夏の厳しい暑さで溜まった疲れを、栄養満点のキウイを食べて元気に乗り切ってほしいという願いが込められており、毎年楽しいキャンペーンも行われています。
21.日本上陸は万博の年

キウイフルーツが初めてニュージーランドから日本へ輸入されたのは、大阪万博が開催されて日本中が沸き立っていた1970年(昭和45年)のことでした。当時はまだ誰も見たことがない珍しい高級フルーツでしたが、その後日本の温州みかんの価格が暴落した際、みかんに代わる新しい果樹として全国の農家がこぞってキウイの栽培を始めたことで、一気に日本の食卓へ定着していきました。
22.睡眠の質を高める効果

「夜になかなか寝付けない」「眠りが浅い」と悩んでいる方には、夕食後や寝る1時間ほど前にキウイを食べる習慣が注目されています。キウイには、心を落ち着かせる神経伝達物質であり睡眠ホルモン「メラトニン」の材料にもなる「セロトニン」や葉酸・抗酸化成分が豊富に含まれているからです。海外の研究でも、就寝前にキウイを食べることで寝つきが良くなり睡眠の質が向上したという報告があります。
23.鳥のキーウィは飛べない

ここからは、果物の名前の由来になったニュージーランドの国鳥「キーウィ」の面白い雑学をご紹介します。キーウィは翼が退化してほとんど残っておらず、空を飛ぶことができない夜行性の鳥です。なぜ飛べなくなったのかというと、昔のニュージーランドにはキツネやヘビなどの肉食の天敵(哺乳類)が一切生息しておらず、わざわざエネルギーを使って空へ逃げる必要がなかったためだと考えられています。
24.鳥なのにほぼ翼がない

飛べない鳥として知られるペンギンやダチョウには立派な翼がありますが、キーウィの翼は極限まで退化しており、羽毛の下にわずか2〜3センチほどの痕跡があるだけで外からは全く見えません。さらに、一般的な鳥には体のバランスを取るための「尾羽(しっぽ)」がありますが、キーウィには尾羽すら存在しないのです。その丸っこい後ろ姿が、まさにキウイフルーツそのものと言われる理由です。
25.くちばしの先に鼻の穴

通常の鳥の鼻の穴(鼻孔)はくちばしの付け根あたりにありますが、キーウィは鳥類の中で唯一、長いくちばしの一番先端に鼻の穴がついている珍しい構造をしています。また、鳥類は視覚が発達して嗅覚が鈍い種類が多い中、キーウィは視力が弱い代わりに犬並みに優れた嗅覚を持っています。夜になると長いくちばしを地面に差し込み、先端の鼻で土の中のミミズや昆虫の匂いを嗅ぎ分けて捕食します。
26.哺乳類のような特徴

キーウィはれっきとした鳥類ですが、生態や体の構造を調べると哺乳類にそっくりな特徴をいくつも持っているため、「名誉哺乳類」と呼ばれることさえあります。例えば、羽毛がまるで動物の体毛のように柔らかく、くちばしの根元には猫のヒゲのように感覚を察知する長い毛が生えています。さらに、通常の鳥の骨は空洞で軽いのに対し、キーウィの骨には哺乳類と同じように骨髄が詰まっていてずっしりと重いのです。
27.体重の4分の1の巨大卵

小柄なニワトリほどの大きさしかないキーウィですが、メスの産む卵は驚くほど巨大で、なんと親鳥の体重の約20〜25%もの重さがあります。これを人間の女性に例えると、いきなり体重10キログラム以上の赤ちゃんを出産するような計算になり、鳥類の中で体のサイズに対する卵の比率が世界最大級です。お腹の中がほぼ卵で埋め尽くされるため、産卵直前のメスは苦しくてエサを食べられなくなるほどです。
28.卵を温めるのはオス

巨大な卵を産み終えてヘトヘトになったメスに代わり、巣の中で約80日間も卵を温め続けるのはオスの役割です。キーウィの卵には栄養たっぷりの黄身が通常の鳥の倍近く詰まっているため、孵化したばかりのヒナはすでに羽毛が生え揃っており、親鳥から口移しでエサをもらう必要がありません。生まれて数日もすれば、自分でトコトコと外へ歩いて出ていき、自力でエサを探し始めるたくましさを持っています。
29.ニュージーランド人の愛称

英語圏で「Kiwi(キーウィ)」という言葉を使うとき、果物や鳥だけでなく、「ニュージーランド人」そのものを指す愛称として使われることがよくあります。これは第一次世界大戦の頃、ニュージーランド軍の兵士たちが部隊のエンブレムに国鳥キーウィのマークを付けていたことから広まりました。差別的な意味は一切なく、ニュージーランドの人々自身も誇りと親しみを込めて自らを「キーウィ」と呼んでいます。
30.靴墨ブランドが広めた

「キーウィ」という名前が世界中に知られるきっかけを作ったのは、実は果物よりも早く1906年にオーストラリアで誕生した世界的な靴墨ブランド「KIWI」の存在でした。創業者のウィリアム・ラムゼイ氏が、ニュージーランド出身だった愛妻への敬意を込めて、彼女の故郷の国鳥キーウィを商品名とロゴにしたのです。この靴墨が欧米の兵士たちの間で大ヒットしたことで、キーウィの名が一躍有名になりました。
まとめ
キウイフルーツの知られざる歴史や栄養、美味しい食べ方のコツから、名前の由来となった国鳥「キーウィ」のユニークな生態まで30個の雑学をご紹介しました。普段何気なく食べているキウイも、「マタタビの仲間」「縦に押して食べごろを確かめる」といった豆知識を知ってから味わうと、より一層美味しく楽しく感じられそうですよね。
スーパーの果物売り場でキウイを見かけたときや、食後のデザートにキウイが並んだときには、ぜひ今回の面白い雑学を家族や友人にシェアしてみてください。甘酸っぱくて栄養満点のキウイを毎日の暮らしに上手に取り入れて、心も体も元気に過ごしていきましょう!
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