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スイカの雑学30選~面白い豆知識や種・スイカ割りの秘密~

スイカ雑学

夏の風物詩として誰もが一度は食べたことがあるスイカですが、普段何気なく口にしている実や種には、実は驚くような秘密がたくさん隠されています。植物としての意外な分類から、美味しいスイカを見分けるプロの技まで、知れば知るほどスイカを見る目がガラリと変わる面白い雑学が満載です。

今回は、お子様とのクイズ大会や食卓の会話が盛り上がること間違いなしのスイカにまつわる豆知識30選をわかりやすくご紹介します。種の不思議な性質やスイカ割りの公式ルールなど、誰かに話したくなる楽しいトリビアをぜひチェックしてみてくださいね。

 

1.分類上は果物ではなく野菜

分類上は果物ではなく野菜

甘くてジューシーなスイカは果物売り場に並んでいますが、農林水産省の分類ではれっきとした野菜に区分されています。木に実がなるものを果樹と呼ぶのに対し、スイカは畑の土から生える一年生の草本植物であるため「野菜」として扱われるのです。ただし、果物のようにデザートとして食べられることから、栄養学や青果市場では特別に「果実的野菜」というグループに分類されています。

 

2.漢字で「西瓜」と書く由来

漢字で「西瓜」と書く由来

スイカは漢字で「西瓜」と書きますが、これは中国に伝わった際の方角が深く関係しています。もともとスイカはアフリカが原産で、シルクロードを通って中国の西方(中央アジア方面)から伝来した瓜だったため「西瓜」と名付けられました。日本語の「スイカ」という呼び名も、この「西瓜」の中国語の発音(シーグァ)が時代とともに変化して定着したものだと言われています。

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3.原産地はアフリカの砂漠

原産地はアフリカの砂漠

みずみずしいスイカの故郷は、意外にも雨の少ない南アフリカのカラハリ砂漠周辺です。砂漠という過酷な乾燥地帯で生き延びるため、スイカの祖先は土の中のわずかな水分を実に蓄える進化を遂げました。現地では古くから貴重な水分補給源として重宝されており、約4000年前の古代エジプトの壁画にもスイカを栽培していた様子が描かれています。

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4.果肉の約90%が水分

果肉の約90%が水分

英語で「ウォーターメロン(水の瓜)」と呼ばれる通り、スイカの可食部は約90%以上が水分でできています。しかし単なる水ではなく、糖分やカリウム、マグネシウムなどのミネラルがバランスよく溶け込んでいるため、飲む点滴とも呼ばれるほど熱中症対策に最適です。汗で失われた水分とミネラルを同時に素早く補給できる、夏にぴったりの天然スポーツドリンクと言えます。

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5.7月27日は「スイカの日」

7月27日は「スイカの日」

毎年7月27日は、スイカの生産者グループなどによって制定された「スイカの日」です。なぜこの日付なのかというと、スイカの大きな特徴である縦の縞模様を「綱(つな)」に見立てて「な(7)つのつ(2)な(7)=夏の綱」という語呂合わせから来ています。ちょうど梅雨が明けて暑さが本格化し、スイカが一番美味しくなる時期でもあるため、各地でイベントが開催されています。

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6.日本へは室町時代に伝来

日本へは室町時代に伝来

日本にスイカが伝わった時期には諸説ありますが、室町時代に中国から禅僧によって持ち込まれたという説が有力です。当時の絵巻物にもスイカの姿が描かれていますが、全国的に広く栽培されるようになったのは江戸時代に入ってからでした。当初は切ったときの赤い果肉や黒い種が不気味だと敬遠されたものの、その甘さと美味しさから次第に庶民の間でも大人気となりました。

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7.500年前の果肉は白かった

500年前の果肉は白かった

現代のスイカといえば真っ赤な果肉が当たり前ですが、17世紀頃に描かれたヨーロッパの絵画を見ると、当時のスイカは中身がほとんど白く渦を巻いていました。野生のスイカはもともと白っぽく苦味があり、私たちが食べている甘いスイカは何百年もかけて人間が品種改良を重ねた結晶なのです。赤い色素であるリコピンが増えるにつれて、甘みも一緒に強くなっていきました。

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8.縞模様は鳥に見つけてもらう為

縞模様は鳥に見つけてもらう為

多くの植物は外敵から実を守るために緑色の保護色をしていますが、スイカにはくっきりとした黒と緑の縞模様があります。これは地面を這うツルや葉っぱの茂みの中で、空を飛ぶ鳥や動物にわざと実を目立たせるために進化したデザインです。動物に甘い実を食べてもらい、消化されない硬い種を遠くの場所へ運んでもらうという、植物ならではの賢い生存戦略が隠されています。

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9.一番甘いのは真ん中の部分

一番甘いのは真ん中の部分

スイカは場所によって甘さに差があり、種が集まっている中心部分が最も糖度が高くなります。これに対して皮に近い外側や、ツルがついていたヘタの周辺、お尻の部分は少し甘みが控えめです。全員に甘い部分を平等に分けるには、中心から放射線状に切り分けるカット方法が一番理にかなっており、どこを食べても同じくらいの甘さを楽しむことができます。

 

10.塩をかけると甘くなる理由

塩をかけると甘くなる理由

スイカに少量の塩を振って食べる習慣がありますが、これには科学的な根拠があります。2種類以上の味を同時に感じたとき、一方の味がもう一方の味を強める現象を味覚の「対比効果」と呼び、塩気が甘みを引き立てるのです。さらに、暑い日に塩を振ることで、汗と一緒に流れ出てしまうナトリウムも同時に補給できるため、夏バテ予防としても非常に優れた食べ方です。

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11.冷やしすぎると甘みが減る

冷やしすぎると甘みが減る

キンキンに冷えたスイカは美味しそうに思えますが、実は冷蔵庫で長時間冷やしすぎると甘みを感じにくくなってしまいます。スイカに含まれる果糖は温度によって甘さの感じ方が変わる性質があり、最も甘く美味しく感じる適温は8度〜10度前後とされています。丸ごとの場合は風通しの良い日陰で保存し、食べる1〜2時間前に冷蔵庫の野菜室で冷やすのがベストです。

 

12.お腹の中で種が発芽しない訳

お腹の中で種が発芽しない訳

子どもの頃に「スイカの種を飲み込むと、お腹の中で芽が出るよ」と脅かされた経験がある方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、種を丸飲みしてもお腹の中で発芽することは絶対にありません。スイカの種は硬い殻に覆われていて胃酸でも消化されない仕組みになっており、さらに人間の体内には発芽に必要な光や適切な酸素がないため、そのまま体外へ排出されます。

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13.種はスーパーフードとして人気

種はスーパーフードとして人気

日本では捨ててしまいがちなスイカの種ですが、中国や中東などの海外では栄養満点のおやつとして親しまれています。外側の硬い殻をむいた白い中身には、タンパク質やビタミン、良質な脂質がたっぷり詰まっており、近年では海外で「スーパーフード」として注目を集めています。フライパンで炒って塩味をつけると、香ばしいナッツのような味わいで美味しく食べられます。

 

14.種なしスイカは染色体を利用

種なしスイカは染色体を利用

食べやすくて人気の「種なしスイカ」は、遺伝子組み換えではなく植物の染色体の仕組みを応用して作られています。通常のスイカは染色体を2組持つ「2倍体」ですが、薬品処理で4組にした「4倍体」と交配させることで、染色体を3組持つ「3倍体」の種なしスイカが誕生します。この技術は1939年に日本の木原均博士によって発明された、世界に誇る日本の農学の成果です。

 

15.白い種は未熟な証拠

白い種は未熟な証拠

普通のスイカを切ったとき、黒い種に混じって白くて柔らかい種が入っていることがあります。これは別の品種が混ざっているわけではなく、受粉がうまくいかなかったり成長途中で止まった未熟な種です。種なしスイカの中にもこの白い種が入っていることがありますが、殻が硬くなる前の段階なので、果肉と一緒にそのまま食べても全く問題ありません。

 

16.スイカ割りには公式ルールがある

スイカ割りには公式ルールがある

夏のビーチで盛り上がるスイカ割りですが、実はJAグループなどが設立した「日本すいか割り推進協会」による公式ルールが存在します。競技者とスイカの距離は5メートル以上7メートル以内、使用する棒は直径5センチ以内・長さ1メートル20センチ以内など細かく規定されています。さらに驚くことに、割れたスイカの断面が美しいほど高得点になる審美点まで設けられています。

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17.スイカ割りの起源は武術の鍛錬

スイカ割りの起源は武術の鍛錬

楽しいレクリエーションであるスイカ割りですが、そのルーツを辿ると意外にも物々しい歴史に行き着きます。古代中国の戦国時代や日本の戦国時代において、敵の首に見立てたスイカを刀で斬る試し斬りや武術の鍛錬が行われていたという説があります。また、豊作を願って地面にスイカを埋めた神事が変化したとも言われており、時代とともに平和な夏の遊びへと姿を変えました。

 

18.白い皮にはシトルリンが豊富

白い皮にはシトルリンが豊富

赤い果肉を食べた後に残る白い皮の部分には、実は果肉以上の栄養が隠されています。特に注目されているのがアミノ酸の一種である「シトルリン」という成分で、赤い果肉と比べて白い皮には約2倍ものシトルリンが凝縮されています。血流を良くしてむくみを解消したり、疲労回復を助けたりする働きがあるため、漬物や炒め物にして皮まで食べるのがおすすめです。

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19.リコピンの量はトマト以上

リコピンの量はトマト以上

スイカの赤い色は「リコピン」というカロテノイド色素によるものです。リコピンといえばトマトのイメージが強いですが、実は同じ重さで比較すると、完熟したスイカにはトマトの約1.4倍ものリコピンが含まれていることがわかっています。リコピンには強い抗酸化作用があり、紫外線による肌ダメージを防いだり生活習慣病を予防したりする嬉しい効果が期待できます。

 

20.生産量日本一は熊本県

生産量日本一は熊本県

日本の都道府県の中で、スイカの収穫量が断トツの1位を誇るのは熊本県です。温暖な気候と盆地特有の昼夜の寒暖差を活かし、春先から初夏にかけて非常に甘くて美味しいスイカが全国へ出荷されています。熊本県に次いで千葉県や山形県、鳥取県などが上位にランクインしており、それぞれの地域の気候に合わせて春から秋までリレーのように出荷が続きます。

 

21.四角いスイカは観賞用

四角いスイカは観賞用

百貨店などで見かけるサイコロのような「四角いスイカ」は、香川県善通寺市の特産品として有名です。もともと冷蔵庫に収納しやすいようにと考案されましたが、四角い強化プラスチックの容器に入れて形を整えるため、甘く熟す前に収穫する必要があり食べても甘くないのが特徴です。そのため現在では食用ではなく、ディスプレイ用の観賞用スイカとして高値で取引されています。

 

22.叩いた音で見分けるコツ

叩いた音で見分けるコツ

八百屋さんなどでスイカをポンポンと叩いている人を見かけますが、音で美味しいスイカを見分けるにはコツがあります。まだ熟していない若いスイカは「カンカン」と高い音がし、逆に熟しすぎて中身が割れているものは「ボテボテ」と鈍い音がします。食べ頃の美味しいスイカは、手のひらで軽く叩いたときに「ボンボン」と澄んだ響く音がするのが目印です。

 

23.お尻の穴が大きいほど甘い

お尻の穴が大きいほど甘い

音で判断するのが難しい場合は、スイカのお尻(花落ち部分)にある茶色い丸い跡をチェックしてみてください。このお尻の穴は花が咲いていた跡であり、スイカが十分に熟して大きくなるにつれて広がっていきます。つまり、お尻の茶色い輪っかが少し大きめで周囲がへこんでいるものほど、畑でしっかりと完熟してから収穫された甘いスイカである可能性が高いのです。

 

24.縞模様の凹凸で甘さがわかる

縞模様の凹凸で甘さがわかる

もう一つ、見た目と手触りで簡単に美味しいスイカを見分けるポイントが縞模様です。緑と黒のコントラストがはっきりしていて、黒い縞模様が稲妻のようにくっきりうねっているものを選びましょう。さらに指で表面をなぞったときに、黒い縞模様の部分がわずかに盛り上がってデコボコしているスイカは、栄養が隅々まで行き渡り糖度が高くなっている証拠です。

 

25.追熟しないので早めに食べる

追熟しないので早めに食べる

メロンやバナナは収穫した後も置いておくと甘くなる「追熟(ついじゅく)」をしますが、スイカは収穫した瞬間から追熟することがありません。時間が経つと甘くなるどころか、呼吸によって糖分が消費されてどんどん味が落ちてしまうのです。また、水分が抜けて果肉のシャリシャリとした食感も失われてしまうため、買ってきたらできるだけ新鮮なうちに食べ切るのが鉄則です。

 

26.世界最大のスイカは159キロ

世界最大のスイカは159キロ

ギネス世界記録に認定されている世界最大のスイカは、なんと大相撲の力士にも匹敵するほどのサイズがあります。2013年にアメリカのテネシー州で栽培されたスイカは、重さ約159キログラム(350.5ポンド)という驚異的な記録を打ち立てました。一般的な大玉スイカが1玉5〜6キログラム程度なので、実に約30玉分もの重さがある超巨大スイカです。

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27.皮が黒い「でんすけすいか」

皮が黒い「でんすけすいか」

スイカといえば緑と黒の縞模様が定番ですが、北海道の当麻町で生産されている「でんすけすいか」は、表面が真っ黒で縞模様がほとんどありません。暗緑色のツヤツヤとした見た目から「黒いダイヤ」とも呼ばれ、初競りでは1玉数十万円のご祝儀相場がつくこともある高級品です。名前の由来は、喜劇俳優の「大宮デン助」にちなんで名付けられたと言われています。

 

28.江戸時代は井戸で冷やしていた

江戸時代は井戸で冷やしていた

冷蔵庫や氷が庶民の手に入らなかった江戸時代、人々は知恵を使ってスイカを冷やして食べていました。当時もっとも一般的だったのが、網や桶に入れたスイカを深い井戸の水の中に吊るしておく方法です。地下を流れる井戸水は真夏でも15度前後に保たれているため、スイカの甘みを損なわずに美味しく冷やすことができ、夏の風流な光景として浮世絵にも描かれています。

 

29.受粉はミツバチや人の手で行う

受粉はミツバチや人の手で行う

スイカは同じ株に「雄花(おばな)」と「雌花(めばな)」が別々に咲く植物です。実をつけるためには雄花の花粉を雌花のめしべに運ぶ必要がありますが、雨の日やビニールハウス栽培では昆虫が飛ばないことがあります。そのためスイカ農家では、早朝に一つひとつの花を手作業で受粉させる「人工授粉」を行ったり、ハウス内にミツバチを放ったりして美味しい実を育てています。

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30.レモンをかけると風味が変わる

レモンをかけると風味が変わる

スイカに塩をかけるのは定番ですが、実は海外やグルメな人たちの間では「レモン汁」を絞って食べる方法が人気を集めています。スイカにレモン汁を少しかけると、爽やかな酸味が加わってまるで高級なトロピカルフルーツのような風味に変化するのです。甘みが少し足りないスイカに当たってしまったときにも、驚くほど美味しく変身するのでぜひ試してみてください。

 

まとめ

今回は、夏の定番であるスイカにまつわる面白い雑学を30個ご紹介しました。果物ではなく野菜に分類される理由や、砂漠生まれの生命力、さらには白い皮や種に詰まった栄養価など、普段何気なく食べているスイカの意外な一面をたくさん発見できたのではないでしょうか。

スーパーでスイカを選ぶときには縞模様やお尻の大きさをチェックしたり、みんなで食べるときにはスイカ割りの公式ルールや「種が白い理由」をクイズにしてみたりと、今日知った豆知識をぜひ夏の食卓やレジャーで披露してみてくださいね。

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