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かぼちゃの雑学30選~面白い豆知識や栄養・ハロウィンの秘密~

かぼちゃ雑学

ホクホクとした甘みがあって、煮物からスイーツまで幅広く愛されている「かぼちゃ」。食卓の定番野菜であり、ハロウィンの主役としてもおなじみですが、実は国名がそのまま名前になった歴史や驚くべき生態など、普段はあまり意識しない不思議な一面がたくさん隠されています。

今回は、そんなかぼちゃに関する面白い豆知識や栄養の秘密、クイズにしたくなるトリビアを30個厳選してご紹介します。知れば今夜のおかずや季節のイベントがもっと楽しくなること間違いなしですので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

 

1.語源はカンボジア

語源はカンボジア

私たちが普段何気なく呼んでいる「かぼちゃ」という名前は、実は東南アジアの国「カンボジア」が語源になっています。16世紀の戦国時代、日本の大分県に漂着したポルトガル船がカンボジア産のウリとして伝えたことから、その国名が訛って定着したと言われています。日本語の野菜の名前の中で、外国の国名がそのまま使われるようになったケースは非常に珍しく、歴史のロマンを感じさせてくれますね。

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2.原産地はカンボジア外

原産地はカンボジア外

カンボジアから伝わったためにその名がついたかぼちゃですが、実は植物としての原産地はカンボジアではありません。もともと大昔から栽培されていた本当の故郷は南北アメリカ大陸であり、大航海時代にヨーロッパ人によってアジアへと持ち込まれたものが日本へやってきました。経由地であったカンボジアの名前がそのまま定着してしまったというのは、当時の人々にとってもちょっとした勘違いだったのかもしれません。

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3.漢字の南瓜も経由地

漢字の南瓜も経由地

かぼちゃは漢字で「南瓜(なんきん)」と書きますが、これも原産地ではなく、中国から日本へ伝わったルートに由来しています。江戸時代ごろに中国の南京(ナンキン)を経由して入ってきた外来のウリという意味で、この漢字が当てられるようになりました。現在でも関西地方などを中心に、年配の方や料理人の間ではかぼちゃのことを親しみを込めて「なんきん」と呼ぶ文化がしっかりと残っています。

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4.実は夏が旬の野菜

実は夏が旬の野菜

ハロウィンや冬至に食べるイメージが強いため、秋や冬の野菜だと思われがちですが、実はかぼちゃ本来の旬は「夏」です。春に種をまいて初夏から真夏にかけて収穫の最盛期を迎えるのが一般的な栽培スケジュールとなっています。丸ごとの状態であれば風通しの良い場所で数ヶ月間も長期保存ができるため、昔は夏に収穫したものを野菜が不足する冬まで大切に保管して食べていたというわけです。

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5.採れたてより熟成が甘

採れたてより熟成が甘

多くの野菜は「収穫したての新鮮なもの」が一番美味しいとされますが、かぼちゃの場合は少し事情が異なります。収穫したばかりのかぼちゃはまだ水分が多く甘みも控えめですが、1〜2ヶ月ほど寝かせることでデンプンが糖に変わり、驚くほど甘くホクホクとした食感に変化するのです。スーパーに並んでいる美味しいかぼちゃは、農家さんや出荷場でちょうど良い熟成期間を経てから届けられています。

 

6.日本で主流は西洋種

日本で主流は西洋種

現在、日本のスーパーで売られている一般的な緑色の皮のかぼちゃは、「日本かぼちゃ」ではなく「西洋かぼちゃ」という種類です。戦国時代に伝わった日本かぼちゃはねっとりとして甘みが少ないのに対し、明治時代に導入された西洋かぼちゃは甘みが強くてホクホクとした食感で高カロリーだったため、戦後に一気に主役の座を奪いました。今では国内で流通するかぼちゃの大部分をこの西洋種が占めています。

 

7.大きく分けて全3種類

大きく分けて全3種類

世界中で栽培されているかぼちゃは、植物学的に大きく分けると「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポかぼちゃ」の3種類に分類されます。それぞれ原産地の中南米の気候に合わせて進化したもので、異なる種類同士では交配しにくいという特徴を持っています。ゴツゴツとした和食向けの日本かぼちゃ、甘くて濃厚な西洋かぼちゃ、そして色や形がユニークなペポかぼちゃと、それぞれに違った魅力があります。

 

8.ズッキーニも仲間

ズッキーニも仲間

見た目はきゅうりやナスにそっくりなイタリア野菜の「ズッキーニ」ですが、実は植物の分類上はかぼちゃの仲間です。3大グループのうちの「ペポかぼちゃ」に属しており、ツルを長く伸ばさずに完熟前の若い実を収穫するため、あのような細長い姿をしています。切ってみると種子の並び方や加熱したときのトロッとした食感などに、かぼちゃの仲間らしい共通点を見つけることができます。

 

9.パンプキンの英語事情

パンプキンの英語事情

日本ではどのかぼちゃも英語で「パンプキン」と呼びたくなりますが、実は英語圏では明確な使い分けがされています。英語でパンプキンと呼ぶのはハロウィンの飾りに使うような果皮がオレンジ色のものだけで、日本で主流の緑色のかぼちゃは「スクワッシュ(Squash)」と呼ばれます。海外のレストランや市場で日本のようなかぼちゃを探したいときは、ウィンター・スクワッシュと伝えるとスムーズに通じますよ。

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10.ランタンの元祖はカブ

ランタンの元祖はカブ

ハロウィンの象徴である「ジャック・オー・ランタン」といえばオレンジ色のかぼちゃですが、発祥の地であるアイルランドやスコットランドでは、もともと「カブ」をくり抜いて作っていました。この風習がアメリカ大陸へ伝わった際、現地ではカブよりもかぼちゃのほうが圧倒的に多く収穫できて加工も簡単だったため、次第にかぼちゃへと置き換わっていきました。現在でもスコットランドの一部では伝統的なカブのランタンが作られています。

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11.冬至に食べる運気説

冬至に食べる運気説

1年で最も昼が短くなる「冬至」にかぼちゃを食べるのは、栄養をつけて寒い冬を乗り切るという実用的な理由のほかに、縁起担ぎの意味も込められています。日本では古くから冬至に「ん」のつく食べ物を食べると「運(うん)が呼び込める」と言われており、別名である「なんきん」には「ん」が2つも入っていることから、運気アップの最強食材として重宝されてきました。うどんやれんこんと並んで、冬の幸運を願う素敵な風習ですね。

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12.ワタが一番栄養豊富

ワタが一番栄養豊富

調理するときにスプーンでかき出して捨ててしまいがちな「種まわりのワタ」ですが、実は果肉以上に栄養がギュッと詰まっている場所です。このフワフワした部分には、体内でビタミンAに変わるβ-カロテンが果肉部分の約2倍から5倍近くも含まれているほか、食物繊維も豊富に含まれています。煮物を作るときに少し残したまま煮込んだり、細かく刻んでポタージュやパンケーキに混ぜたりすると、無駄なく栄養を摂ることができますよ。

 

13.種は高栄養のおつまみ

種は高栄養のおつまみ

ワタと一緒に取り除かれる「かぼちゃの種」も、実は世界中で「パンプキンシード」として愛されているスーパーフードです。天日干しや電子レンジで乾燥させてから硬い殻を割ると、中には鉄分や亜鉛、良質な脂質がたっぷり詰まった緑色の仁(じん)が入っています。フライパンで軽く煎って塩を振るだけで、香ばしいナッツのような絶品おつまみになりますので、ぜひ捨てずに試してみてください。

 

14.皮の緑にも栄養が凝縮

皮の緑にも栄養が凝縮

口当たりを良くするために皮をむいて料理することもありますが、栄養面から見ると皮ごと食べるのが断然おすすめです。太陽の光をたっぷり浴びた濃い緑色の皮には、抗酸化作用の高い成分やお腹の調子を整える不溶性食物繊維が果肉よりも多く含まれています。硬さが気になるときは、全部むき取ってしまうのではなく、包丁でところどころ縞模様にむく「鹿の子むき」などにすると、味も染み込みやすくなって美味しくいただけます。

 

15.ビタミンACEが揃う

ビタミンACEが揃う

数ある緑黄色野菜の中でも、かぼちゃがトップクラスの健康野菜と呼ばれる理由は、3大抗酸化ビタミンがすべて1つの実に揃っているからです。免疫力を高めるビタミンA(β-カロテン)、美肌を保つビタミンC、そして血行を良くするビタミンEが豊富で、これらはまとめて「ビタミンACE(エース)」と呼ばれる最強の組み合わせになっています。3つを同時に摂ることで相乗効果が生まれ、体のサビつきを防ぐ働きがグッと高まります。

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16.油と調理で吸収率UP

油と調理で吸収率UP

かぼちゃの代表的な栄養素であるβ-カロテンやビタミンEには、「脂溶性(油に溶けやすい)」という化学的な性質があります。そのため、水だけで茹でたり煮たりするよりも、バターや植物油と一緒に調理することで体への吸収率が劇的にアップします。天ぷらやソテー、生クリームを使ったポタージュ、あるいはマヨネーズで和えるサラダなどは、美味しさだけでなく栄養学の面から見ても理にかなった食べ方なのです。

 

17.国内生産1位は北海道

国内生産1位は北海道

日本国内で流通している国産かぼちゃのうち、なんと全体の約半分近くを1つの道だけで生産しています。そのダントツのトップが「北海道」であり、昼と夜の寒暖差が大きい気候がデンプンの蓄積を促すため、非常に甘くてホクホクとした高品質なかぼちゃが育ちます。春から初夏にかけては沖縄や鹿児島、九州・関東産が出回り、夏から秋にかけて北海道産へとバトンタッチするリレー出荷によって、1年中お店にかぼちゃが並んでいます。

 

18.世界最大は1トン超え

世界最大は1トン超え

観賞用やコンテスト用に育てられる「アトランティック・ジャイアント」という品種は、私たちの想像をはるかに超えるサイズまで成長します。世界記録としてギネスに認定された巨大かぼちゃは、なんと1個で重さが1,200キログラム(1.2トン)を突破しており、軽自動車1台分以上の重量があります。日本国内でも各地でどでかカボチャ大会が開かれており、数百キログラムの大迫力のかぼちゃが毎年競い合われています。

 

19.切ると出る涙の正体

切ると出る涙の正体

新鮮なかぼちゃに包丁を入れたとき、切り口から透明やオレンジ色の水滴がじわっと染み出してくることがあります。まるでかぼちゃが涙を流しているように見えますが、これは内部に蓄えられた糖分や栄養素が溶け出した導管液であり、鮮度が良く身が詰まっている証拠です。傷んでいるわけではなく、むしろ甘みが乗っている美味しいサインですので、拭き取らずにそのまま調理して問題ありません。

 

20.皮の白い粉は完熟の証

皮の白い粉は完熟の証

まれに皮の表面がうっすらと白っぽく粉を吹いたようになっているかぼちゃを見かけることがありますが、カビではないかと心配する必要はありません。これは「ブルーム」と呼ばれる植物自身の天然のワックス成分で、雨や乾燥から実を守るために完熟したかぼちゃが自ら分泌したものです。きゅうりやブドウなどにも見られる現象で、しっかりと畑で熟してから収穫された美味しいかぼちゃの目印と言えます。

 

21.オレンジの斑点も甘い

オレンジの斑点も甘い

緑色の皮の一部が丸く黄色やオレンジ色に変色していると、「日焼けして傷んでいるのでは?」と避けてしまう方も多いのではないでしょうか。実はこの部分は畑で地面に接していた箇所であり、太陽の光が当たらなかったために葉緑素(クロロフィル)が作られず果肉本来の色が透けている状態です。畑でじっくりと大きく育つまで置かれていた完熟の証拠でもあるため、むしろ甘みが強くて当たりのかぼちゃなのです。

 

22.ヘタのコルク化を見る

ヘタのコルク化を見る

丸ごとのかぼちゃを選ぶときに一番チェックしたいポイントが、頭についている「ヘタ(軸)」の状態です。美味しい完熟かぼちゃは、ヘタが緑色でみずみずしいものではなく、木のように茶色く乾燥してコルク状になり周囲がくぼんでいるものがベストです。ヘタが枯れてひび割れているのは、親ツルから栄養を限界まで吸収し終えて、さらに収穫後の追熟もしっかり進んで糖度が高まっているサインになります。

 

23.カット品は種の膨らみ

カット品は種の膨らみ

1/4サイズなどにカットされて売られているかぼちゃを選ぶときは、断面の果肉の色と「種の状態」に注目してみてください。果肉が鮮やかな濃いオレンジ色をしていて、さらに中央に並んでいる種がプックリと太って厚みがあるものほど、畑でしっかり完熟してから収穫された甘い個体です。逆に種が平べったく白っぽいものは、まだ若いうちに収穫された可能性が高く、水っぽい食感になりがちです。

 

24.保存時は種とワタ除き

保存時は種とワタ除き

丸ごとのかぼちゃは常温で長持ちしますが、一度包丁を入れてカットした後は一気に傷みやすくなります。特に水分が多く含まれている中央の種とワタの部分からカビや腐敗が始まるため、買ってきたらすぐにスプーンで種とワタをきれいに取り除くのが長持ちさせる鉄則です。キッチンペーパーで切り口の水分を拭き取ってからラップでぴったり包み、冷蔵庫の野菜室に入れておけば1週間ほど美味しさをキープできます。

 

25.硬い時は丸ごとレンジ

硬い時は丸ごとレンジ

「かぼちゃが硬すぎて包丁が立たない、抜けない!」と料理中に苦労した経験がある方は多いはずです。そんなときは無理に力を入れて切ろうとせず、切る前に電子レンジで1〜2分ほど軽く加熱するだけで、驚くほどスッと包丁が入るようになります。丸ごとの場合でもラップに包んで数分温めれば、果肉の繊維が適度に緩んで安全にカットできるようになるため、怪我の防止にも役立つ裏ワザです。

 

26.雄花と雌花がある植物

雄花と雌花がある植物

かぼちゃのツルには、黄色くて大きなラッパのような美しい花が咲きますが、実は1つの株の中に「雄花(おばな)」と「雌花(めばな)」の2種類が存在します。見分け方はとても簡単で、花のすぐ根元に小さな丸いかぼちゃの赤ちゃんがついているのが雌花、細い茎がそのまま伸びているのが雄花です。早朝に咲いた雄花の花粉がミツバチなどの虫によって雌花へ運ばれることで受粉が成功し、大きな実へと育っていきます。

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27.そうめん状になる品種

そうめん状になる品種

世の中には、茹でると果肉が勝手にパラパラと糸状にほぐれる「そうめんかぼちゃ(金糸瓜)」という非常にユニークな品種があります。これもペポかぼちゃの一種で、輪切りにして熱湯で茹でてから水にさらしてほぐすと、繊維がシャキシャキとした黄色いそうめんのような束になって現れるのです。クセのないさっぱりとした味わいなので、酢の物やめんつゆで食べると夏場にぴったりの涼しげな一品になります。

 

28.生食できるコリンキー

生食できるコリンキー

普通のかぼちゃは硬くて生では食べられませんが、近年サラダ用の野菜として人気を集めているのが「コリンキー」という品種です。鮮やかなレモン色をしたかぼちゃで、完熟する前の若い状態で収穫するため皮まで生のまま食べられるのが最大の特徴です。クセや青臭さがまったくなく、コリコリとした歯ごたえが心地よいため、薄くスライスしてピクルスや浅漬け、カルパッチョにすると食卓がパッと華やかになります。

 

29.シンデレラの馬車の謎

シンデレラの馬車の謎

童話『シンデレラ』といえば、魔法使いが畑のかぼちゃを豪華な馬車に変えるシーンが世界中で有名ですよね。実はこのエピソード、古くから伝わる民話のすべてにあったわけではなく、17世紀フランスの作家シャルル・ペローが物語を書き記した際に取り入れた演出だと言われています。素朴な農村の象徴である丸いかぼちゃが、ロココ調の丸みを帯びた美しい馬車に変わるという、フランスの宮廷人も喜ぶ粋なアイデアだったのです。

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30.草間彌生の象徴の理由

草間彌生の象徴の理由

世界的な現代アーティストである草間彌生さんの代表作といえば、水玉模様の「かぼちゃ」の彫刻や絵画を思い浮かべる方が多いでしょう。彼女がかぼちゃを特別なモチーフとして愛し続けているのは、実家が種苗業を営んでおり幼い頃から畑で親しんでいたことに加え、「太っ腹で飾らないユーモラスな形に精神的な救いを感じたから」だそうです。見る人をどこかホッとさせる温かみのあるフォルムが、芸術の世界でも人々の心を惹きつけ続けています。

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まとめ

今回は、身近な緑黄色野菜である「かぼちゃ」にまつわる面白い雑学や豆知識を30選ご紹介しました。名前の由来がカンボジアという国名だったり、捨ててしまいがちなワタや種にこそ栄養が詰まっていたりと、知れば知るほど奥深い魅力と先人の知恵が詰まった野菜であることがわかりますね。

スーパーの野菜売り場で美味しい完熟かぼちゃを選ぶときや、ハロウィンや冬至の食卓を囲むときに、ぜひ今回ご紹介したトリビアをご家族や友人に披露してみてください。ちょっとした知識をプラスするだけで、いつものかぼちゃ料理がきっと何倍も美味しく感じられるはずですよ。

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